2002年　ファンタ参加作品

他愛の無いオカルト物です。ジュマンジとラストサマーを混ぜたような筋。

1979年モロッコで机を囲んで Ouija をやっていた時に悪魔を呼んでしまった人たちがいます。その結果大勢の死者が出ます。20年後ロンドン。学生が共同生活している家で、若者が同じウイジヤー・ゲームをしてまた悪魔を呼んでしまいます。その後はラストサマー風に１人、また１人と死んで行きます。悪魔に乗じた殺人事件なのか、本当に悪魔なのか、なんてことは深く考えず、あとは人がどんどん死んで行くのをゆっくりポップコーンを食べながら見物するような趣向になっています。

軽い作品ですからあまり長々と書きません。でも、一言。英国人が関わるとこんなにまとまりが良くなるんですかねえ。下手をするともっとひどい出来に終わって、それこそホラー映画になるところですが、そうならず上手にまとまっています。近所にエゾテーリック（秘教）に凝っている人が住んでいますが、そういう人たちにはマジのテーマ。私たちのような凡人には分からない世界です。映画の題材にはもってこい。