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アイス・エイジ /
Ice Age

Carlos Saldanha /
Chris Wedge

2002 USA 81 Min. 劇映画

アメリカ版 声の出演者

Ray Romano
(Manfred - マンモス)

John Leguizamo
(Sid - ナマケモノ)

Denis Leary
(Diego - サーベルタイガー)

Goran Visnjic
(Soto - サーベルタイガー)

Jack Black (Zeke - サーベルタイガー)

Diedrich Bader
(サーベルタイガー)

Alan Tudyk
(サーベルタイガー他)

Stephen Root
(Rhino - 人間)

Tara Strong
(ロシャン - 人間の赤ん坊)

Chris Wedge
(Scrat - リスネズミ他)

見た時期:2002年8月

公開当時にアイス・エイジを見て楽しいと思いましたが、夏の無料映画上映会が始まり、2回目がアイス・エイジだったので再び見に行きました。アイス・エイジの後独立して出された短篇アイス・エイジ 特別編というのもあり、どうやらアイス・エイジ本編の続編もできるようです。

大人が見ても子供が見ても楽しいという宣伝はよくありますが、実際にそうだと納得の行く作品はそれほど多くありません。しかしアイス・エイジは2度見ても楽しかったです。

その上私はちょっと前に、デイ・アフター・トゥモローを見てしまった!順序としてはアイス・エイジを見て、その後デイ・アフター・トゥモローを見て、再びアイス・エイジを見て笑い直すというのが順当。ドイツ人は環境問題を深刻に受け止め、積極的に問題と取り組む姿勢があるので、やっぱり温暖化は危ないと納得しながらこのテーマでも笑えます。デイ・アフター・トゥモローは、「自分の世代はまだ大丈夫だと安心していられないぞ」という警告。

さて、昨日はベルリン植物園開園百周年記念というのに行って来ました。すてきな植物園で、何度か入ったことがありますが、博物館に行く余裕はありませんでした。昨日は午前10時開園、終了が午後8時だというので、たっぷり時間があり、おにぎりを持って出かけました。途中何度か雨に降られ、そういう時は温室へ。見るだけ見てしまい、博物館はまだ開いているというので、では博物館もとそちらへ移動。この植物園は実は、何を隠そう、近代的なのですが、建物はレトロ。そのバランスがジュール・ベルヌを思わせ、とてもロマンチックです。ベルリンにいらして時間に余裕がある方はぜひ見に行って下さい。博物館もドイツで典型的なレンガ作りの古い建物。中はきれいに改装してあり、展示物がてんこ盛りになっていないので、圧迫感を感じずに見ることができます。植物園全体としては展示しきれないほど植物があるようです。この日は特別な催しだったので、倉庫まで見に行きました。サボテン倉庫でしたが、所狭しと鉢が並んでいて、「場所が無いので飾ることができない」と係の若い女の子が言っていました。

さて、博物館紹介は別な機会に回すとして、この博物館にアイス・エイジの説明展示があったのです。スッキリ、あっさりしていますが分かり易い。色々な動物や植物の中から皆が知っていそうなものを厳選して、象徴的に示し、上に時代名が載っています。ジュラシック・パークがなぜジュラシック・パークというタイトルになっているかというと、ユラ(Jura)という時代の話だからだなどということが分かり易く紹介されていて、映画に出て来たような恐竜の絵がついています。なるほど、ふむふむ。私の科学の知識はもっぱら映画から取った物なので、監督が与太話を映画化すると、私はそれを本当だと単純に信じてしまう、という欠点があるのですが、どうやら本当の話を映画化した監督もいたようです。これなら他の人に話しても恥をかかずに済みそうです。近くにはサラマンダーに出て来たような飛ぶ恐竜の絵もありました。本当にあの映画のようなサイズで、火を吹くかというのが問題だけれど・・・。実際は40センチぐらいだなどという噂を聞いたこともあったなあ・・・。

そんな事を考えながら見ていると、マンモスがいるではありませんか。「あ、マンフレッドだ、君、こんな所にいたの」 と思いながらちょっと横を見ると、1つ時代が下がった所にロシャンのお父さんにそっくりな人間が立っているではありませんか。さらにそのちょっと右に隠れるようにしてサーベルタイガーらしきトラが。なるほどディエゴもいる、とクリス・ウェッジの造詣の深さに感動。しかしスクラットの姿は見えませんでした。仕方ないでしょう。ここは動物園ではなく、植物園なのですから。この時代にもうドングリがあったのかは知りたかったですけれど。

原始時代物ではもう1つ人類創世 (La Guerre du feu) という作品がおもしろいですが、たかがアニメのアイス・エイジ、決して負けていません。アイス・エイジが各方面で受けたのは、キャラクターが良くできているからでしょう。立派な動物というのは無く、皆どこかずるかったり、抜けていたり、怠けていたり。人間の本音みたいなものを体現しています。トラウマのあるドラマも混じり、たかがアニメにしては厚みのあるストーリー。それで大人でも退屈しません。その上毛皮がふさふさという感触も良く出ていて、ぬいぐるみが動いているようなイメージも沸きます。何を隠そう、バーガーキングのアイス・エイジ・キャンペーンで貰ったプラスティックの模型を部屋に飾っているわたくし。結構気に入っているのです。

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