と、音楽以外の話が長くなりましたが、先月のハイライトはジョン・ランディス。こんな災厄の中、前日まで行こうか行くまいか迷っていたのですが、日本国内の報道が落ち着き始め、政府の発表でも良い方に向かい始めたということだったので、ラジオ持参で会場に出向きました。また何かあったらすぐラジオを聞いて・・・と思ってのことでしたが、その週末は、それまでの緊張状態が解けるような報道が続きました。（実はつかの間の静けさだったのですが。）

会場では彼の新作映画が紹介され、その後インタビュー。その後ファンが直接話をする機会があり、私ものこのこ・・・。普通は何かを聞くべきなのでしょうが、私は「音楽の映画を作れ」と言いに行きました。一応礼儀もあるので、「今後音楽の映画を作る予定はあるのか」と質問の形で聞きました。その返事は無し。にこにこしながら、無し。「おまえの作った音楽の映画はおもしろかった、輝いていた」と言ったら、「僕も音楽の映画が作りたいんだ」とのたまう。顔を見ると本気。メッセージは伝わったようです。あとはお金を出す人がいるかが問題。西田敏行のゲロッパ! を見せて、日本が舞台の音楽映画を作る気になってもらえないだろうか・・・などとアホな事を考えていました。

ちなみにランディスはかなり大柄で、最近の写真と見てくれは全く同じ。マイケル・ジャクソンのスリラーは企画が何度も変更になり、結局あの形で落ち着きましたが、もっと長い話になる可能性もあったそうです。今回見た映画はおもしろいですが、今一つスカーっと抜けたところがありませんでした。ただかなりお金はかけてあり、優秀な俳優も集めてあります。音楽ではちょっとだけですが、凝っています。そのアイディアをもう少し伸ばせばおもしろくなったと思います。長いスランプを抜けつつあるのかという感じはします。

では、4月のライブ、行きましょう。