February.27,2002 ありがとうございました

        本日明治座千秋楽。今月は村上弘明座長公演『佐々木小次郎』(原作・村上元三)でした。村上弘明様、林与一様、多岐川裕美様、柴田光彦様、原口剛様、近衛れい子様、高倉百合子様他の皆様から出前の注文をいただき、楽屋までお届けしました。ありがとうございました。

        村上弘明様、毎夕のごとく鍋焼きうどんの御注文ありがとうございました。鍋焼き、お好きなんでしょうか?


February.14,2002 スリッパ殺菌ディスペンサー

        ピーナッツを食べていたら、ボロッと歯が欠けてしまった。いやいやながら1年ぶりで歯医者に行った。そう、マサルのところだ。歯医者にして元フィギュア・スケートの選手、今は解説者でもある小川勝先生だ。かつて私はこの人のことを2度ほど書いた。一昨年の3月29日のこのコーナーと去年の2月1日のこのコーナーだ。なぜかこの先生のことをからかってみたくなって、少々のデフォルメを入れて、書いたしまったものだった。けっこうこのときの文章を面白がってくれた人がいたのだが、本人に見つかるとちょっと怖い。いつ見つかってしまうかとハラハラしていたのだが、本人はまだ気がついてないらしい。パソコンも持っていてインターネットもやっているようなのだが、自分の名前を検索にかけたことがないらしい。小川勝で検索を入れれば、恐ろしいことに私の文章も出てくる。

        昼下がりの医院は、患者さんが誰もいなかった。入ってびっくりしたのは、スリッパ消毒機が新しくなっていたこと。以前のは扉を開いて取り出せばいいだけだから、すぐに使い方がわかった。ところが今回のはどうなっているのか咄嗟にはわからない。「あれー? これどうなってるんですかー」と声をかけると、マサル本人が顔を出した。「その中央のボタンを押せばいいんですよ」 なにか新しいものを買ったときに浮かべる、うれしそうな表情をしている。ボタンを押してみたら、下からスリッパが一組出てきた。

        この歯医者に最初に行ったころは、看護婦さんが脱脂綿にアルコールをつけてひとつひとつスリッパを拭いている姿を目撃したものだった。そのうち、スリッパ消毒機とでもいうようなスリッパ入れの箱が登場した。観音開きの戸を開くと上から下まで段があって、そこにスリッパを入れるようになっている。そこに入れておけば自動的に消毒がなされるらしい。ところが、これだと患者さんは上の方に入っているスリッパを使い、帰るときにはまた上の方の段に乗せて帰ってしまう。下の方の段のものは、かがんで取らなければならず、どうしても来る患者さん来る患者さん、みんな上の方のものしか使わないという問題が生じていた。

        そこでマサルが見つけてきたのがこの、ダスキンの[スリッパ殺菌ディスペンサー]なるもの。[機能の詳細]というところをクリックしてもらうとわかりやすいのだが、これならば、使用済みのスリッパを上に置けば自動的に本体の中に落ち、消毒してくれるというわけ。しかも使うときは順番に回転してもっとも前に使用したものが出てくるから、同じスリッパばかりが使われてしまうということがなくなる。

        まんざらでもない表情を浮かべるマサルなのだが、使用後にスリッパを上の返却口に乗せてもうまく落ちて行かないことが多いのと、スリッパの履き心地がイマイチなのが、ちょっと不満そう。

        只今、冬季オリンピック・ソルトレーク大会の真っ最中。テレビ局からまた解説の依頼が来たそうだが、3週間も病院を空けるわけにもいかず断ったそうな。でも3月に行われる長野の大会ではまたテレビで解説をするそうだから、興味のある人は見てあげてください。

        おーい、マサルー! 治療中に診察台につけた液晶テレビでフィギュアの中継に夢中になるなよなー! 間違って悪くない方の歯を抜くなよー! 


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