40分で着くはずのエリアドゥーが1時間たってもまだ見えてこない。海がしけてボートは揺れるし、4人ともだんだん無口になってくる。満天のごちゃごちゃの星空なんてもうどうでもよくなってきた。いくつか島が見える。「あれがエリアドゥーでありますように!」という願いをあざ笑うかのようにボートは島の横を通過していく。
マーレを出て1時間20分、やっとやっとエリアドゥーに到着。
さっそく「あっ、おさかながたくさん見える!」の声に、まさみちゃんは「えっ、どこ?どこ?」。早くモルディブの魚を見たくてたまらない様子。でもやまちゃんたちが見つけたのは「お酒」。バーに並んでるボトルを見つけての嬌声。それがリゾートに着いて浮き足立っていたから、「おさけ」が「おさかな」に聞こえてしまったみたい。それにしてもホントに長い移動でした。「夜勤よりつらいわ・・・」
と誰か一言。
Non-alcohol drinks welcomed us. This is a Moslem country.


ウェルカムドリンクで一息ついてやっとコテージへ。でも、「部屋を隣どうしにしてほしい」なんてお願いしたらお隣はまだ準備中。結局、ほりちゃん達が明日部屋を移ることになった。
改装したばかりということで部屋はけっこう綺麗。豪華じゃないけど清潔な感じ。お風呂に入って「おやすみなさい」と思ったら、まさみちゃんの部屋は温水が出ない。部屋を動かしてもらうのも面倒くさくて滞在中は水シャワー。でも慣れてみると気持ちいい!こんなに疲れているのにやまちゃんは例の長時間歯磨きを励行。そんなに歯医者さん嫌いなの??
ここで、やっとやっと念願のBED IN。電気を消すと数秒で夢の世界へ・・・
After being up almost all night, we stretched ourselves out in bed.


This resort was renovated recently, but still maintains its old fashioned charm.


私たちの部屋は、150と151。ご近所の155の前からエントリーして沖のブイでコースを左に取ってダイビングサービスの前でエキジットというのが、ハウスリーフのハイライトらしい。潮がアゲンストだと移動距離も長いし体育会ダイビングになってしまうので、私たちは右へコースをとったけどこっちもなかなか。24メートルにある岩にはニシキフウライウオのペアもいるぞ。(ダイビングレポートはトップページでやまちゃんの顔をクリックしてね!)
コテージは二部屋が一つの建物になっている造り。各部屋にはベッドルームとバスルームがある。バスルームへも外から直接入れるので、ダイビングの後はここの露天シャワーで砂を落とすのが定石。私たちは夜もバスについてるシャワーじゃなくて、この露天シャワーを使っていた。でも夜は電気を消しておかないと虫がたくさん入ってくるぞ・・・。それから、シャワーを浴びながら星を見ようというのはちょっと甘い!綺麗な星空を見るにはジェッターの先端かコテージの前のビーチへ行かなくてはならない。深夜にデッキチェアーに横になって潮風にふかれながら満天の星空を見るのは最高の贅沢。なんと、マンタの形をした星座もあるではないか!これで缶ビールとかあったらもっといいんだけど・・・・・

Eriyado is a tiny island. You can walk around within ten minutes.


エリアドゥーは一周10分程度の小さな島。木が多くてちょっと暗っぽい感じもするけど、日中は日陰が多くて美白指向のわたし達には最適。でも、なんか物足りないと思ったら、ヤシの木があんまりはえてない。そのかわり島にはクジャクやネコやモルディブ鳥(勝手にポチと呼んでいた)がいる。アリや蚊もたくさんいるから虫除けスプレーは必携。

たくさんいるといえばドイツの人たち。ゲストのほとんどがドイツからきている。ドイツからはマーレへ直行便がたくさん出てるし、日本人にとってのサイパンとかグアムみたいな感じなのかも。日本人のゲストは私たちの他は村上さんという男性だけ。彼のポリシーはリラックス。1日中何にもしない!2週間も滞在するのにもったいない...なんて思うのは私たちが貧乏だから。
ドイツの人たちはみんな長期滞在。でも年間30日の有給休暇があって、2週間のツアーで15万円なら「そりゃー来れるよなー」って感じ。
左の写真はボートダイビングでいつも一緒のJUDITHさんとWERNERさん。フランクフルトから来てました。
ところで、ドイツってフランクフルトとかハンバーグとかおいしそうな地名がたくさんあるなあ・・・・・

German divers with whom we shared a beautiful underwater world.


People we met on the island. Friends will be friends

若くて美しいわたし達はいつでもみんなの注目のまと。たとえば食堂で「かんぱーい」とやると、近くのテーブルの人たちがゲラゲラ笑う。も、もしかして「カンパーイ」ってドイツ語で何かHな意味あるのかなあ・・・・・?


エリアドゥーの食事は三食ともバイキング方式。好きなものを好きなだけ持ってこれるしお代わりも自由だからわたし達にぴったり。朝食では卵を注文通りに料理してくれる。
いつも山のように料理を取ってきて「全部食べられるの?」みたいに思われていたみたいだけど、食べ物とお金は残さない主義のわたし達はきれいにペロリ。
(右の写真、昼間からビールのような飲み物がおいてありますが、これは最終日の昼食なんですよ。良い子のみなさんは、ダイビング前にお酒なんか飲んじゃ絶対にいけませんよ・・・・・)

This was our modest closing party. Don't drink and dive !


リゾート滞在期間2日半は、やっぱり短かそうで短かい。せっかくダイビングサービスの人たちや他のゲストの人たちと仲良くなりかけたと思ったらもうお別れ・・・  
旅の終わりはいつも悲しい・・・。
そんなわたし達の気持ちを察してだろうか、食事の時によく一緒だったWOHLERTさんたちがジェッターの先端まで見送りに来てくれた。
マーレへ向かうスピードボートが出発すると、さっきまでわたしたちがいた島がたちまち小さくなっていく。船外機のスクリューがまきあげる水しぶきのむこうで最後まで手を振ってくれていた人影も、もう小さな点のようになってしまった・・・

German friends saw us off at the jetty.


   

REST OF THE STORY

いつも元気なはずの私たちも油断したのかマーレに着いた時にはお疲れ気味。市内観光という名目のお土産屋めぐりにも嫌気がさして早々にホテルへ。でも、部屋は取ってないからロビーやレストランで時間をつぶす。夕食は飲み物とデザートがついて700円のバイキング。美味しいけど、とにかく超辛い!涼しい顔で食べていたのはやまちゃんだけ。

シンガポールでのトランジット。帰りはほとんど乗り継ぎ時間が無い。でも最後の最後まで楽しみ尽くす決意のわたし達は早速ショッピング。気がつけばもうファイナルコール。駆け足で機内へ。

成田までの機内ではみんなぐっすり。まさみちゃんは機内食を食べたのも覚えていない。
Good-bye to the island



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