サンジは重い目を開けた。
なんだか体が重い。
でもって、
暑い・・・。
重くてだるい感覚がまず戻ってきて、
それから自分の状態に気づいて、
起き上がろうとした。
途端、体に痺れるような快感が走り抜ける。
「あっ・・ああっ・・」
思わずだらしのない声が漏れるが、
その声も掠れていた。
・・・あっ、
なん・・・だよ・・・、
コレ・・・。
ゾロ・・・、
オレに・・・、
入れたまんま・・・。
やっ・・・、
この・・手・・・、
オレ・・・のサオ・・、
握ってる・・・。
でもって・・・、
こっちの・・・手・・・、
オレのチクビ・・・、
触ってる・・・。
・・なんなんだよっ・・・、
これ・・・。
どうすりゃ・・・、
いいんだ・・・よ。
ゾロ・・・、
動かねえ・・・。
・・・まさか・・・、
寝てんのか・・・。
・・・う・・・そ・・・だろ。
どうにか・・・してくれよ。
ゾロのでけえまま・・・。
ケツでじんじんカンジてる。
前も・・・。
オレ、もうカチカチになってる。
オカシクなりそ・・う・・・。
動け・・・ね・・・。
だけど・・・、
この・・・まま・・・じゃ、
・・・あ・・・、
なんか・・・イきそう・・・。
ち・・・くしょ・・・、
冗談じゃ・・・ね・・・。
きゅっとサンジは目を閉じ、
快楽の波に耐えようとした。
だがそれは体に力が入り、
結果的にゾロのモノを締めつけることになった。
・・・んあ、
キモチいいじゃねえか。
・・・ああ、
ゾロはうつらうつらしながら手に力を入れた。
「・・・ひあっっ」
サンジはゾロに強く握られ、
思わず精を放ってしまった。
信じられねえ。
信じられねえ。
寝腐れ男に・・・、
イかされちまった・・・。
キモチいい・・・。
ゾロはやっと自分の状態に気づいた。
サンジにくっつくようにして背中から抱いていたままだった。
あーーー、
あのまま寝ちまったのか。
なんだ、
こいつ・・・、
イってるじゃねえか。
「そんなにオレのが良かったか?」
耳もとで囁いてやると、
サンジはぶるっと体を震わせた。
返事は帰ってこないが、
耳まで真っ赤になっている。
その姿を見たら、
元気な息子はさらにヤる気を見せた。
・・・こいつが何しやがっても、
ヤりたくなるんだよ。
まだ全然足りねえんだよ。
ヤり足りねえんだよ。
もっとこいつの奥に入れてえなあ。
サンジが何か言おうとしたが、
キスをして塞ぐ。
こいつはキスに弱い。
触られるのにも弱い。
突っ込まれるのにも弱い。
すぐにヒイヒイ言うし、
根性もねえ。
だけどそれを知ってるのはオレだけだ。
普段はスカしてるサンジ。
だからもっと乱れさせたい。
恥ずかしくて誰にも言えねえようなことをオレにだけさせてえ。
オレの前では特別だってことを教えてえ。
他の奴とは違うってことを。
てめえがヒイヒイ言いながら、
自慢の脚を絡めてくるのはオレだけだってことを。
セックスの時はオレに支配されてるってことを。
てめえを滅茶苦茶にできるのはオレだけだってことを。
・・・あ・・・、
まだ・・・、
まだヤんの?
キモチいいけど・・・、
ちょい・・・、
キツくねえ・・・。
「あっ・・・あああっ」
サンジは朦朧とする意識をなんとか繋ぎ止めた。
コレ、オレの声・・・?
なんか・・・すげ・・・、
いかにもオトコにヤられてますって声。
男娼みてな・・・声。
・・・でも、いいか。
ゾロの男娼・・・。
・・・ゾクゾクする・・・。
・・・ゾロの・・・。
・・また、イきそ・・・。