u f f y |
s a n j i |
o r o |
■10■
発覚
サンジは重い体をひきずって歩いていた。
足下がふらつき、壁に肩をぶつけるようにして歩く。
羽織っただけのシャツとジャケットからは白い肌が覗いている。
肌にはゾロのつけた痕がはっきりと残っていた。
今、誰かに見られたら、言い訳のできない姿。
今まで、シてましたって体。
闇の中。
手探りで風呂場のドアを開ける。
サンジは、のろのろと服を脱ぎ、浴槽に向かう。
突如、あかりがともされるが、サンジは眩しさに何もみえない。
あかりの先に居るのは・・。
黒い髪。
黒い瞳の麦わらの船長。
ルフィ。
サンジは息を飲んだ。
言い訳の言葉も、何も出てこない。
ルフィは、敵を倒すときのような顔つきになっている。
突き刺さる視線。
いきなり、壁に叩き付けられた。
本気だ。
サンジはぐらぐらする頭を振った。
ルフィは、本気だ。
何の感情ももってない能面の鬼のような表情。
こうなったら、オレには止められねえ。
続けざまに何回か殴られ、サンジは床に崩れおちた。
荒々しく髪を掴まれ、たっぷりと水をはったままの浴槽に顔を押し付けられる。
予想もしなかった行為に、サンジは酸素を求めて喘ぐ。
げほっ。
息ができずに水を大量に飲み込み暴れるサンジ。
体重をかけて押さえたルフィはびしょびしょになったサンジの顔をやっと水面に引き上げた。
ゴホゴホ。
うえっ・・・。
サンジは激しく咳こみ、飲み込んでしまった水を吐き出した。
同時に胃の中のものも吐き出す。
ルフィはサンジが苦しみながら吐く様子を冷たい瞳で見ていた。
サンジは最近、夜はあまりものを食べられなくなっていた。
胃の中から出てきたものは・・・。
おそらくゾロのものであろう、白い液体。
それも大量に。
憎しみに満ちたルフィの目からは涙がこぼれおちた。
ドウシテ?
ドウシテ?
ルフィはサンジの体をまた殴った。
大切にしてきた。
大切にしたかった。
だけど、サンジは違うんだ。
ぐっ・・。
背中を蹴られ、サンジは息ができなくなる。
体を丸め、床に倒れこんだところを強く足で押さえつけられた。
腰をひかれ、後ろをルフィの目前に曝される。
さんざんゾロに使われたソコにルフィの指が入ってくる。
受け入れることに慣れた体は無意識にソレを締め付ける。
ルフィの手には、はっきりと他の男の証が感じられた。
許せない。
全部、出すんだ。
頭の中が真っ白になった。
「うあああああ」
サンジが絶叫するのを遠くで聞きながら、ルフィは自分の手をサンジの中につっこんだ。
ゴムだから、狭いところでもなんとか入る。
中を掻き混ぜ、夢中で掻き出す。
サンジは死にものぐるいで手から逃れようとしたが、
どこまででも体の中に入り込み、体の中で暴れる手からは逃れることができない。
ルフィはサンジの中から他の男の精液を懸命に溢れさせる。
「あああああああ」
涙を流し、悲鳴をあげつづけるサンジを冷たい視線で見つめる。
サンジの感じる所を中から擦ると、勃ちあがったモノが激しく反応した。
「サンジ、勃ってんじゃん。こんなにされても感じるんだ・・・」
小刻みに中で突いてやると、サンジは悲鳴の中に濡れた声を混ぜる。
「ホントにイヤラしいよな、お前って・・・」
サンジの股間からはゾロの残滓が失禁でもしたかのようにこぼれおちていた。
ルフィが手を動かすたびに溢れ出るゾロのモノ。
苦痛に身を捩るサンジに課せられた長い謝罪の時間。
朦朧とした頭にルフィの声が響く。
「お仕置きしてやる。サンジ、お前が誰のものかわかるまで」