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危険物収納庫
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■2■
月夜
ゾロ
 
 
 

ゾロはいつものように寝こけていた。
どこででも眠れるのが特技だ。
・・・あ。
眩しい。
なんでえ、満月か。
今日は。
外で寝れねえことはねえけど、何でか起きちまったし。
酒でも飲むか。
今日の当番は誰だったか。
ああ・・・あいつだ。
サンジだ。
気にいらねえコック。
何かとオレにつっかかってきて。
嫌ってんじゃねえが、しっくりこねえ。
妙に気になるし。

様子でも見に行ってみるか。
マストの近くには誰もいない。
なんだ、あのヤロー、さぼりか。
そう思った時だ。

「あっっっ」
耳なれぬ声がした。
?
ゾロはその声のする方へ向かう。

そこで見たものは・・・。
ゾロはその光景をずっと忘れることが出来なかった。

ハダカで抱き合うルフィとサンジ。
月明かりの中に浮かび上がる淫らな光景。
飛び散る液体。
光っているのは汗か涙か精液か。
ルフィが勢い良く動くとはっきりと接合部まで見えた。
既にかなりヤっているのだろう。
深く入れると、液が飛び散るのまで見えた。
よがるサンジの顔。
上気したルフィの顔。
妖しく激しいセックスが終わることなく繰り広げられている。

な・・・ん・・・だ。
これは・・・なんだ。
オレは、夢を見ているのか。

ゾロは目が離せなかった。
ルフィの姿より、サンジの姿に。

立ちつくし、憑かれたように二人の姿を見つづけるゾロ。
 
 
 
 

その夜に蒔かれた種子は知らぬ間に育ち、やがて陵辱の花を咲かす。
 
 
 
 

■3■