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危険物収納庫
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■4■
陵辱
サンジ
 
 
 
 

しずかな海。
海の中を進んで、かなりたつ。

まあ、まだ食材はあるし、しばらくは大丈夫だろう。
サンジは夕食の下準備を終え、皆の様子を見た。
ルフィとウソップは何か、大騒ぎをしていた。
いつもの事だ。

ルフィは元気いっぱいだ。
あいつ、何であんなに元気なんだか。
信じられない位、食い物を食うルフィ。
抱かれるようになって、性欲も限界のないことを知った。
体、持たねえよ。
いくらでも欲しがるルフィ。
ルフィは好奇心旺盛で色々なことをやりたがる。
昼間は絶対に抱かせねえようにしてる。
料理できなくなるから。
それが分かってるから、ルフィもさすがにヤろうとはしねえ。

オレをまっすぐ見るルフィの視線。
あいつがオレのどこを気に入ったのか、オレには分からねえ。
ただ、凄く一生懸命なのが分かる。
恥ずかしいほどまっすぐな愛情の言葉。
あいつの体の中には眩しい光が輝いている。
あんなガキなのに。
オレはあいつのコックで、あいつはオレの船長。
だから、あいつにオレの体をやるのは惜しくねえ。
ルフィは大切なものをくれた。
夢を。
オレはルフィの向こうに夢を見る。
夢を叶える瞬間。
それはきっと来る。
ルフィの体のどこにそれほどの力があるのか。

最近、オレは気づくとルフィの腕の中で目覚める時が有る。
ぴったり体を触れあわせて。
ルフィはそういうの好きみてえ。
でも、オレは、そういうのはガラじゃねえ。
すげえ恥ずかしいし・・・。
 
 
 

「なー、サンジ、今度、風呂場でやんねえ?」
ルフィはいろんな場所でやりたがる。
ヤるこた一緒なのに・・・。
そんで、それを楽しみにしてる。
あー、頭いてえ・・・。
オレはいつも「嫌だ」って言うけど、ヤられちまうから、もう言うだけ無駄。
流されて結局ヤらせちまうオレもオレだけど。
なんか、今日はちょっと疲れてるから、先に風呂入っておこう。
今なら暇だし、かなり時間もある。

体を洗い、頭を洗う。
身だしなみはいつもきちんとしねえとな。
いつレディにお会いしてもいいように。
シャワーで流そうとした時、人の気配を感じた。

??
何だ、ルフィか?
あいつ、ウソップと騒いでた筈だろ。
?
今、目、開けれねえよ。
シャンプー流さねえと・・・。
昼間は禁止なんだから、来んなよ。
 
 
 

戸が開けられる音が聞こえる。
「オイ、ちょっと待てよ・・・まだ、髪洗ってねえ・・・」
背後に人の気配を感じる。
ルフィの奴・・・、入ってくんじゃねえ。

不意に体を手でなぞられた。
ぞくりと体を駆け抜ける快感に似た悪寒。
「この・・・クソ野郎!!!何・・・しやがる!!」

大きな掌が腹から胸を撫で上げる。

違う・・・。
ルフィ・・・じゃ・・・ねえ。
背筋を駆け抜ける恐怖。
一気に心拍数が上がる。

抵抗の言葉を口にする前に、壁に体を強く打ちつけられた。
一瞬目の前が、真っ暗になる。
目を開けようとしたが、泡だらけで目が開けない。

明らかにルフィと違う固い体。
ごつい指。

身動きとれないくらい壁に押さえ付けられ、両手を一まとめにして括られた。
「や・・・め・・・」
頭の中が真っ白になり、何も考えなくなる。
体を這い回る手。
敏感な部分に執拗に刺激をくわえられ、サンジは体を震わせた。
嘘だ。
こんなこと。
次第に勃ちあがるサンジのもの。
強く握りこまれ、思わず悲鳴をあげる。

目的?
この状況では・・・。
「ひっっ」
訳も分からず、混乱する体に指が入れられ、中を乱暴に掻き回された。
指が引き抜かれ、男のモノが入ってくる。
もの言わぬ陵辱者はサンジの体を穿つと荒々しく動き始めた。

い・・や・・・だ。
何で、こんな・・・。

サンジの体は生理的に反応を示す。
意識とは裏腹に、快楽を貪る体。

嫌だ。
嫌だ。
嫌だ。

流れ落ちる水音が響く。
体にあたり弾ける水しぶき。

うすれていく意識。
非現実な空間。

サンジは意識を手放した。
闇の中にしずんでいく心。
 
 
 
 
 
 
 
 

■5■