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■9■
双葉
 
 
 
 
 
 
 
 

ルフィは最近、サンジが目も合わせないようにしていることに気づいた。
時々、ゾロとどこかに消えていることも。
その後、かならず消耗した顔をしている。
毎日のように。
青白い顔をして最近いつもだるそうだ。
なのに、ルフィに料理を作るといって自分を遠ざけようとする。

積もりゆく暗い感情。
サンジは自分には毎日はさせてくれなかった。
なのに・・・。

あれだけ言った「好きだ」と言う言葉。
届いてないのか。
ちっとも。

最近は抱きしめさせてもくれない。

サンジが好きなのに。
ずうっと、嫌がることはしたくないと思ってた。

だから。
待って、待って。
やっと体を開いてもらえた。
そして心もちょっとだけ開いてくれた。
なのに。
今は全てを閉じてしまった。

最初に船に乗った時と一緒だ。
でも、オレは嫌だ。
もう、サンジのメシを食うだけじゃ満足できない。
最近、メシより欲しいものがあることに気づいた。
肉よりサンジが欲しい。
 
 
 
 
 
 

夕食後サンジはゾロにデッキに連れてこられた。
満月。
ゾロは煌々と輝く月を見上げた。
ここはルフィとサンジを見た所。
サンジはルフィを避けつづけている。

跡が残らないように抱いても、毎日ヤってりゃ分かる。
ルフィに体をあずける前にヤって置けば、サンジは理由をつけてルフィを断わっているようだった。

かすかにルフィに同情心がわく。
サンジが本当に好きなのはお前なのに。
他の相手と寝たら、嫌われると思って、身を投げ出す。
その内、ルフィが完全に手を離したらオレが貰ってやる。
少なくとも体はもうオレのものだ。
後は心が焼きつくされて灰になるのを待つだけだ。
じりじりと焼かれる体と心。
ルフィはそれを知っているのか。
オレはそれを待っている。

初めて犯した時の罪悪感はもうねえ。
サンジが這い上がれないくらい、闇に落とす。
そこにオレはいる。
サンジの持つ弱さや脆さ。
それを支えてやれば、コイツは腕の中に落ちてくる。
 
 
 

サンジは震えながら服を脱いだ。
ここはルフィとシた所。
ゾロは、ルフィより沢山するんだといって自分を抱く。
ルフィの時より、いっぱい出せといって、前をいじられる。
ゾロは自分を食いつくすつもりなのか。
まるで獲物だ。
でも逃れられない。
最初は強姦。そして脅迫。
では、今は・・・?
何も言われなくても服を脱ぎ、ゾロの言う通りの事をするオレ。
触れられただけで喜ぶ体。
ゾロの言う通りだ。
オレは誰でもいいのかもしれねえ。
ゾロに抱きしめられたら安心する。
ルフィの時とはちょっと違う。
ゾロとヤると体が、ざわざわする。
ルフィとヤると心が、ざわざわした。

サンジはゾロのモノを口に含むと舌を使って舐め上げた。
もう、慣れた。
「・・・ん・・・う・・・」
昂りが弾け、サンジの喉の奥に大量の精液が注ぎ込まれた。
「上手くなったもんだな」
最初は飲めなくて粗相をしたが、もう全部飲み込むことが出来た。
毎日シているのに、ゾロはいつも元気だ。
上の口にも、下の口にもたっぷりと液をくれる。
恐れから必死に受け入れるサンジは零さないように体をゾロのものに押し付けた。
「ほんっとに淫乱だな、お前」
勝ち誇ったようなゾロの声と笑み。

それを見るとサンジは涙が出た。
笑えねえよ、オレは。
お前のようには。

だけど・・・。
こうするしかねえんだ。

ゾロが体位を変え、サンジは床に転がされた。
大きく脚を開かれ、ゾロが中に入ってくる。
サンジの雄は勃ちあがり喜びの涙を流しつづける。
ゾロが中で弾け、満足するまでこの体は使われ続ける。
はやく・・・満足してくれ。
オレはもうしんどい。
体は無自覚に暴走してるけど・・・。
毎日、毎日、オレの心はすり減っていく。
体は・・・段々ゾロに慣れてきてるみてえで、ゾロは喜んでる。
これってオレの仕事なんかな。
ルフィとシてたのも・・・そうだったのか?
限られた人数の船。
性欲のはけ口が要るのは確かだ。
どうしてそれがオレになったのか。

ルフィは・・・。
今頃、どうしてるんだろう。
ナミさんは女だから駄目だ。女は妊娠するから。
後はウソップしかいねえじゃん。
ルフィはウソップとシてんのかな。
オレの事、「好き」っていっぱい言ってくれた。
ルフィはオレをずっと待ってた。
オレのこと大事に思ってくれたし。
オレは・・・「好き」って言えなかった。
もう・・・言えねえよな。
こんなじゃ・・・。
もう、オレはルフィとはシちゃいけねえよな。
誰が決めたんだろう。
でももう、出来ねえ。
もうオレの体はゾロでいっぱいだから。
 
 
 
 
 
 

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