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アフロマン

3



いつの間にか悩み相談のコーナーは終わり、
ノースブルーの流行歌が流れていた。

 サンジは鼻唄を歌いながら、ごきげんに料理を続けた。
薬を効果的に使うために、ゾロの好きなつまみも準備してやった。

「うし!!!」
予定通りに準備を終えると、満足げにうなずいた。

 そして、キッチンを飛び出すと、
いつものようにレディ達にまず御案内をした。
「んナミさあーーーん、ロビンちゅわーーーん、
ディナーの準備ができました!!
恋のスパイスは万全です!!」


ナミは書きかけていた航海日誌を横に置くと、
キッチンに向かった。

 サンジ君、なんだかテンション上がってるわ。
今日の昼間は妙にうらぶれててうざかったのに。 

ゾロと何かあったのかしら。
本人はバレてないつもりらしいけど、サンジ君わかりやすすぎ。
だいたいあいつらのケンカって痴話喧嘩だし、
それはそれでおもしろいから退屈しないけど、
ここのところ何だか二人ともヘンなのよね。

 サンジ君も何かうらぶれてる時があるし、
ゾロはサンジ君のことをじっと見てるかと思えば急に修業を始めるし。


「サンジ、メシだな !!!」
ルフィがものすごい勢いでやってきて、
その他のクルーもそのうちに集まり始めた。

「今日は新しい料理を作ってみました」
サンジがうやうやしくナミとロビンに料理を差し出した。
「あら、おいしい」
「本当ね」
ナミとロビンの言葉にサンジの目は一瞬のうちにハートに変わりくるくると回りはじめた。
「幸せーーーー♥」

相変わらずのラブコックぶりに、
無視しようと思いつつも、
ゾロの眉間に深い筋が刻まれていく。

 こいつはアホだ。
アホの国の王子だから、相手にしたらいけねえ。
けど、なんでこんなに女にだらしねえんだ? 
しかも魔女みてえなナミやロビンのどこがいいのか? 
てめえはオレのもんだろが。
夜はオレの腕の中でヒイヒイ言うくせに。
 てめえがそんなだから、ついついヤっちまう。
小生意気なツラがエロく変化するのが楽しくて、
途中で止められなくなって、ヤりすぎちまうんだ。

 最近、特にやべえ。
やべえと分かっているのに止められねえ。
最近、たまに頭がムズムズする。

 ・・・まさか、恐れていたことが起きつつあるのでは。

 ゾロは兇悪な表情でメシをがつがつと食った。

 サンジのふらふらした態度にはもの凄く腹が立つ。
おしおきが必要だ。
ゾロは今宵もおしおきをせねばならないと心に固く誓った。

 夕食が終わり片づけをするサンジをちらちら見ながら、
ゾロはずっとテーブルに座っていた。
「まったく、そんなに酒が欲しいか?」
見なれぬ酒と、ゾロの好きなつまみがすっと置かれた。
「てめえの好きそうな米の酒だ。
この前の島で見つけたんで、買っておいた」

サンジはゾロの目の前に座って、
ゾロの様子をまじまじと見た。
 最初の一杯の中に薬は溶かしこんだ。
無味無臭で、ルフィもひっかかったことのあるよく効く眠り薬だ。


      ゾロはその酒をぐいと飲み干した。
米の酒というだけでもう満足なのに、
つまみもゾロの好きなものだ。

 目の前のサンジがすこし緊張した面持ちでゾロの様子を伺っているのが新鮮だった。
 そんなに酒の味が気になるのか?

「てめえも飲んだらどうだ?」
ゾロの言葉にサンジがにっこりと笑った。
「ああ、そうする」
ゾロが酌をしてやると、サンジはどんどん酒を飲み、
にこにこと嬉しそうに笑った。
 ・・・酒、弱えくせによ。

 ゾロは自分に向けられたサンジの笑顔を見ると、
それまでのムカついた気持ちが消えていくのを感じた。

なぜだか心臓が急に速く動き出し、
血液がどくどくと脈打った。
 猛烈にエロいことがしたくなり、
下半身に血が集まり、
頭がムズムズしはじめた。

 ・・・やべえ。
 ゾロはとっさに腕に巻いていたバンダナを外すと、
頭に巻きつけた。

 サンジはゾロが魔獣モードになっていることに気づき、首をかしげた。
 おかしい。
 確かにあの薬は眠り薬だったはず。
なのに、なんでゾロがこんなにヤる気まんまんになってんだよ。

「ヤるぞ」
力強く宣言され、サンジは顔を赤らめた。

 なんだってこのクソマリモはこんなにデリカシーがねえんだ。
レディに嫌われちまうぞ。
そりゃ、オレはレディじゃねえからいいんだけどよ。

「あァ、オレさまがそんなことでひきさがると思ったら大間違いだぞ。
まりもだからっていい気になるなよ。
サボテンぽいからって勝ったと思うなよ!!」
サンジがべらべらとわめき始めると、
ゾロは顔をしかめた。

 意味がわからねえ。
やっぱり、こいつはアホの王子だ。

 世の中にゾロの興味のないことは多い。
興味のないことは理解できなくても何の問題もない。
問題はないはずだが、サンジにはしょっちゅうイライラさせられる。
かと思うと、怒る気もうせるほど脱力させられるのだ。

 とにかくこいつの言葉には重みがねえ。
 聞くだけ時間のムダというものだ。

 思った瞬間、ゾロの身体は動いていた。
チャンスは逃がさず、狙った獲物はモノにするしかねえ。
ガアガアとわめきたてるバカな口を塞いでやると、
サンジは簡単にゾロの手の中に落ちて来る。

 きつく口づけると、
すぐに目は潤み、頬に赤みがさし、
実にエロい顔になった。
すでに据え膳状態である。
 ヤる気まんまんのゾロは、
キッチンの床にサンジを押し倒すといろいろなところを好き放題にさわり始めた。
 サンジはもの凄く快楽に弱い。
ときどき頭のネジがゆるんでいるのではないかと思うことがあるが、
身体の方もいったん触れてしまうとじつにゆるゆるだった。

 いや、ゆるくはねえ。
ぎゅうぎゅう締め付けてきやがるから、こっちはたまらねえくれえだ。
けどよ、守りが甘いっていうか、誰にでもつけこまれそうだ。
 こいつを、ゆるゆるにして好きなだけヤりまくるのはオレだけでいい。
 普段の生意気な態度とは違い、
いったん蕩け出すと、際限なく理性がなくなっていくようで、好き放題できる。
自分がどんなエロい格好をしてるとか、
エロい顔や身体をしているだとか、
このアホはちっとも気づいていねえ。

 いつの間にか、こいつが気になっていた。
女には呆れるほど低姿勢で、男には高飛車でムカつくやつだった。
しかし、しばらくたつと見かけと内面は違うということに気づいた。 
言ってることとしていることが違うし、
どうやらかたくなに意地っぱりのようで、
自分の弱点すら認めようとしねえ。
 気づいたら惚れていた。

 それは料理をする姿だったかもしれねえし、
背を預けて戦える強さだったかもしれねえ。
それとも、ひねくれたものの言い方と違って他人のために身を投げ出すような奴だと知ったからか。
 いまとなっては、どこがどうと言えねえ。
全部、惚れてる気がする。
 オレは外見がどうのこうの気にならねえし、
そういうので誰かに興味を持った事もねえ。
なのにサンジに関してはどうもいけねえ。

 長い前髪に隠された目だとか、
細いうなじだとか腰だとか、
気づくとぼーっと見てしまう。
 見ているだけでもヤバかったのに、
エロいことをするようになって実際にその肌に触れ、
乱れる姿を見てしまうとゾロの理性はあっという間にふっとんでしまうのだ。
 あんなに日々修業して、
邪念に流されない自信があったはずなのに、
サンジに関しては全く効果がないようだった。
 嬉しそうにされたり恥ずかしそうにされたら、
さらにヤる気まんまんになったし、
嫌がられてもさらに劣情を刺激されヤる気が増すだけだったし。 

ゾロは頭がむずむずして、身体中がしびれるような感覚にとらわれた。
 ・・・ヤりてえ。
 幾度となく抱いているのに、
全く飽きることのない身体をもとめて乱暴にサンジの衣服を引き剥がした。

 キッチンの明かりをつけたままなので、
誰か来たら?とちらりと思ったが、
明るいとサンジのエロい姿がよく見えるし、
明かりを消す時間も惜しいので、
ゾロはそのままサンジに覆いかぶさった。

 いつもと違い、妙に身体が重く、
なぜか眠りに引き込まれそうな感じがしたが、
そこは心意気でこらえた。
 寝てたまるか。
 寝るよりヤらねえと。
 サンジの作ったつまみとか飲み残した酒があることが少し気になったが、
それよりかヤることが大事だった。
 抱けば抱くほど、愛しくなり、
離したくなくなる。
サンジは弱くもないし一人でも生きていける男だが、
それでも自分が守らねばと思う。

 強く、誰よりも強くなって、愛する者を守る。
 それはオレに課せられた宿命。

「あっ・・・ゾロォっっっ」
組み強いた身体の下でサンジが嬌声を上げた。

 その瞬間、ゾロの理性はぷっつりと切れた。
 身体の中の更なる野生が呼び醒まされ、体内を熱い奔流が駆け抜けた。

「あああああっ」
激しく穿たれ、サンジは悲鳴を上げた。
 最近のゾロは凄すぎて、
気がヘンになってしまいそうだ。

 サンジとしてはゾロにヤられるのは嫌ではない。
けれど、こんなに激しいと身がもたない。
 抵抗や哀願の言葉すら出せず、
サンジはゾロが満足するまでその身を捧げるしかない。
けれど、サンジ自身も確かに激しい快楽を感じ、
閉じることのできない口からは涎がこぼれおちた。

 はたから見たら、喜んで快楽を追い求めているようにしか見えない。
そんな自分の淫らな状況に思いをめぐらす暇などなく、
快楽と苦痛のはざまでサンジの意識は薄れていった。


 



4
アフロマン
NOVEL

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