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アフロマン



7



サンジはおそるおそるウソップのノートを手にとった。
アフロマンにたいする並々ならぬ情熱がそのノートにはつまっていた。

「なあ、アフロマンがヤらせてくれっていったら、てめえどうする?」
「ヤるって?」
怪訝そうに聞くウソップにあわててサンジはぶんぶんと手をふってごまかした。

「なんでもねえ」
「まあいい、アフロマンのことならこのアフロマン研究家のウソップ博士にいつでも聞いてくれていいぞ」
自信満々にウソップは言い切った。

 聞きたいことは山ほどあった。
サンジはウソップに借りたスクラップブックをすみずみまで読んだが、
知りたい事は何一つ分からなかった。

そればかりか、そこには訳のわからないことばかりが書かれていた。
『燃え盛る火事の中から子どもを助け出してくれたのはアフロマンでした』
『事故で死にかけていたとき、アフロマンが私を救ってくれた。 
うすれゆく意識の中で私は確かにアフロヘアーを見た』
などと言うのはヒーローらしくていいのだが、
『私が財布を落として困っていた時にそっと千ベリーを差し出してくれたのは、確かにアフロマンでした』
『苦すぎるコーヒーを注文して困っている時に砂糖を持ってきてくれたあの人はアフロヘアーでした』
などというものまでアフロ伝説として取り上げられていた。

 違うだろ!!!  
サンジはそう思いつつも、そのノートをこっそりとゾロに見せた。

 ゾロはぱらぱらとそのノートをめくった。

 アフロの国のことについての記事に関しては、
真実も含まれていたが大半は出任せで書かれていた。

「気にするな。でたらめばかりだ」
力強く断言するゾロを見ていると、
サンジはなんだか動揺している自分がばからしくなってきた。

 そうだよな。
アフロマンとか何とか言ったって、ゾロは同じゾロなんだ。

「その・・・知られちまったからこの際言っちまうが」 
ゾロは意を決して言った。

こうなりゃ、これはいい機会だ。
「オレはてめえに惚れてる。
アフロマンだと知れたら、悪の組織に狙われるかもしれねえ。
てめえがオレの『恋人』だと知れたら、てめえも狙われる。
だが、オレはてめえを離したくねえ」

サンジはいきなり言われた告白に、耳まで赤くなった。

デッキのすみでこそこそとノートを見ているものの、
二人から少し離れたところではウソップやルフィが騒いで遊んでいるのだ。

 サンジは激しく目を泳がせて、汗を流した。

「サンジ」
名前を呼ばれて、熱い視線でじっと見つめられると、
もうゾロがアフロマンだろうとまりもマンだろうと構わないという気になってきた。

 バカ正直で、なんてクソ恥ずかしいことを言うんだ。
だけど、それがすげえ嬉しかったりする。

「オレは、海賊だぞ。
アフロマンなんてこええもんか」
ゾロはサンジの答えに苦笑した。

 こいつはちっとも分かってねえ。
バラティエでオーナーゼフに大切に育てられた箱入りの子ども。

 アフロの力は偉大だが、それを求める悪の組織が存在する。
ブラックマーケットでは常にアフロにまつわる物品が取り引きされている。
人々はアフロのかけらでも欲しがるからだ。




 



7
アフロマン
NOVEL

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