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アフロマン

 11





 
 「サンジ、お前が信じられないのもわかる。
だが、アフロマンは存在するのだ。
もちろん人々の心の中でも伝説のヒーローとして生き続けている!!」
ウソップはひとしきり喋ると、
「新たなる情報を聞き逃してはならん」
とつぶやくと、あわてて電波放送の聞こえやすい位置に移動していった。

「・・・未確認情報でありますが、
とある放送局に、アフロマンの恋人と称する人物からの投書がありました。
我々は全力をあげて、ことの真偽を判断することを宣言いたします!!」
サンジの耳にもとんでもない放送が聞こえて来る。

 えーと、えーと、えーと。
 あれは、いたずらだと思うだろ、
いや思ってくれていい。
ていうか、そう思ってくれ。

 サンジはわざと大きな音のする料理をつくって、電波放送が聞こえないようにした。
 夕食の時間になると、ウソップが興奮してアフロマンの話題を喋りまくった。
「オレはそのオリジナルの放送を聞いていないんだ。
くそーー。 
アフロマンとその恋人の身の安全を考慮して当局により、その情報は隠匿されたのだ」

ゾロは眉をつりあげただけで、何の反応もなかった。

「アフロマンか・・・強いだろうな。
でも、戦ったら勝つのはオレだ。
ししししし」 
ルフィもまったく動じず、たいして興味を示さなかった。

 チョッパーはウソップから数々のアフロ伝説を聞き、ひたすら感動していた。
「アフロマンはどんな時でも助けてくれるんだな!!」
「そうだ。
派手な立ち回りだけがアフロマンの姿ではない。
そっと老人の肩を揉む影がアフロだったこともあるのだ!!」

ナミは何かを考え込み、ロビンはいつものようにクールにふるまっていた。

 サンジはキッチンのすみでため息をついた。
 あらゆる善行の影にアフロマンが存在するのだ。
世の中ではそうなっているらしいが、どうやらゾロは違う。
ヤってる時しかアフロ化しねえってどういうことだよ。
 ていうか、間違ってるだろ。
そんなんアフロマンじゃねえ!!

ゾロはアフロマンで、アフロマンがゾロで・・・。
これが、知れたら大変なことになりそうだ。

 でもよ、どこの誰が書いたか分からねえ悩み相談なんて、そのうち忘れられるに決まってる。
 サンジはちらりとゾロを見た。
 ゾロは他人事のようにウソップの話を聞き流し、いつものように酒を飲んでいた。
あまりにいつも通りのゾロに、サンジは安心した。

 へへ、あいつはちっとも気づいていやがらねえ。
一晩たてば、こんなつまらねえ話題はしまいになるさ。

 サンジはすっかりそういうことにして、いつものように給仕をし、片付けをすませた。






12
ア フロマン
NOVEL

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