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アフロマン

 12





 
 
全部終えてキッチンを出ると、いつものように外でゾロが待っていた。

 すばやく倉庫につれこまれ、すぐに口づけが降りてきた。
サンジは条件反射でそれに答えてしまった。
 すっかり臨戦体制ぽいゾロに、半ばあきらめて身体の力を抜いた瞬間、ゾロの手がサンジの身体から離れた。

 ゾロはいつもとは違う妙な空気を感じた。
 ・・・誰だ。誰かいやがるのか?

 あたりを伺うが、なんの気配も感じられない。
どうせ、ナミかロビンだろう。
あいつらに今さら見られたって、たいした問題じゃねえ。
それより、今夜もこいつをヤらねえと。

 すっかりヤる気まんまんのゾロはサンジに覆いかぶさると素早く服を脱がせた。
 あちこち触ると、サンジがいつものエロい声を出し始めた。
「ん・・・んんんっ」
それを聞くと、ゾロは頭がざわざわしてきた。
いけねえ、これはアフロ化の前ぶれだ。
ここでふんばるんだ。
そう思ってはいるのだが、身体は勝手にさらなる快楽を求め、変化しはじめた。

髪の毛がもりもりし、筋肉が増加し、身体がまず変化を始めた。
徐々にアフロ化が進行し、神経が鋭敏にとぎすまされた瞬間、
ゾロは不穏な視線と精神がそこに存在していることに気づいた。

 ーーーアフロマン、お金、お金、お金、ベリー。

 ーーー不思議な歴史、不思議な肉体と不思議な伝説の英雄。
 それが誰のもので、どこから来ているかというものが分かった瞬間、
ゾロはそれらを排除した。

「うそっ、気づかれたの? 
でも確かにアフロ化してたわよね。 
ロビン、どう思う?」

「剣士さんが、アフロの力で私の目を見抜き、一瞬で排除したのよ。
すごい力だわ。
あの力は、剣士さんにはないわ。
もしかして、彼は本当にアフロマンかも」

ロビンの言葉にうなずきながら、
ナミはセットしていた録画装置を再生した。

 絶対気づかれない場所に埋め込んだのに、
アフロの力で見つけたというの?

 微妙にゾロの髪が伸びたのではと思ったとたん
画面はノイズだらけになり、その後の映像も音声もさっぱり分からなくなってしまった。

 分かったことはゾロとサンジが倉庫にこもってエロいことをしているということだけだった。 

ナミはがっかりした。
これじゃ、ホモビデオとしてか販売できないわ。
それもこんなに短くてはお金にならない。
どうみても、魔獣ゾロと元バラティエの副料理長の濡れ場と、
アフロマンとその恋人の濡れ場とは相場が違うわ。

 アフロマンは知性もすばらしいと言う。
けれど、しょせんはゾロよ。
私がアフロマンとしての証拠を暴いてみせる。
最後に金もうけするのは私よ。

 だって、アフロマンはこの船にいるんでしょう。
これって、凄い事だわ。

 ナミは極上の紙をとりだして、一番上に『アフロ日誌』と書いた。
そして、伝説と神秘と謎に満ちたヒーローについて考えた。 
アフロマンはベルメールさんを助けてくれなかった。
アーロンにつかまっても来てくれなかったアフロマン。
私はヒーローなんて信じない。
けれど、信じることによって誰かが救われるのならヒーローは確かに存在するのだ。

 ヒーローは私には現れなかった。
お金がすべて。
そんな私を救ったのは、アフロマンでなくてルフィだ。
私には偶像なんて必要ない。
欠けてしまった私の心を埋めてくれたものはここにある。

 サンジ君にもヒーローなんて必要ないわよね。
 もちろん、ゾロにも必要ない。
いちばんそれを欲しない人間にその力があたえられるって、なんて皮肉なことかしら。 
欲しない者が得て、欲する者が得られない。
それはきっと欲する望みが間違っているからだわ。
間違ったことを願っているからよ。

 目先の欲望に目がくらんで、
人をしいたげるような者には決して与えられることのない力。
それがアフロの力なのよ。

 でも、今ゾロはアフロ化しているっていうの? 
サンジ君をヤるために? 
それって間違ってない?

 ナミの心配をよそに、ゾロは絶好調だった。
 邪魔者はアフロパワーで排除し、
サンジにいろいろな痴態をとらせて脳内記憶に焼きつけた。
完璧なデータが蓄積され、サンジがいない時でもリアルに五感を再現できるのだ。

「あっ・・・ああ・・・」
荒淫にかすれる声も、赤く染まった頬も、涙に潤んだ目も、
ゾロを締め付けてやまないリアルなサンジの内部もすべてが脳内に正確に記録されていく。

 ゾロの感情は楽しいとか気持ちいいとか嬉しいとか、
そういう気持ちが入り交じって最高点に達していた。

 うおおおおおおおおおおおおおおおおお。

 心の中で雄叫びをあげたゾロは瞬間、
感覚が焼き切れるような物凄いスパーク感を感じた。
 アフロな頭が輝き、四方に光が飛び散った。
 



13
ア フロマン
NOVEL

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