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アフロマン

 18





 

 アフロエキス摂取の後、ロビンの手によってこっそり起こされたサンジは
動転しつつもあわてて朝食の準備をした。

 え、朝か? 
オレたちなんで倉庫に??? 
ゾロに連れてこられたのか? 
覚えてねえ。
途中からさっぱり覚えてねえ。

 サンジはがっくりしながら、あわてて身繕いをした。
身体はふらふらし、顔にはまだ赤みが残っていたので、
誰が見ても情事後だと想像できた。
しかし、サン ジはまったく気づかず、ふらふらと料理をした。

 朝食の時、妙にウソップが赤い顔をしたり、
チョッパーがもじもじしていたのだが、
サンジはさっぱり気づかなかった。
 ゾロは倉庫で寝たままだったが、呼びにいく気力もなく、
クソ恥ずかしかったので行かないことに決めた。

「ねえ、サンジ君、私たちが準備したこの服着てくれる?」
「喜んでーーーー!!!」
サンジはナミから渡された包みをあけて、汗を流した。

フード付きのだぶっとした服は腰のところでぎゅっと結ぶようになっていて、
スカートは踝まで来る長いものだった。

 え、スカート?

「アフロマンの恋人は男で二十歳くらいで金髪で頭が弱くてちょっとおミズ系っていうのが定説なのよ。
それってずばりサンジ君のことでもあるわね。
だか ら、変装すればいいわ」

「あの・・・でも、これ・・・」
「わざわざ修道女っぽいのを作ったのよ。
文句あるかしら?」
そう言いつつ、ナミがサンジの頬に触れた。
サンジの目が一瞬でハートに変わった。

「いいでしょ、サンジ君?」
「もちろんです、ナミさん・・・!!」
激しくハートをとばすサンジのあごに何かがそっと触れた。
 あり?
 サンジが不審に思い手を伸ばすと、サンジの大切なあごヒゲがなくなっていた。

「女の子にあごヒゲなんていらないわよね」
そうこうしているうちに、島に船が着き、
がっくりするサンジは有無を言わさず真っ白の修道女のようなだぶっとした服を着せられた。


 サンジはほとんど追い出されるようにしてルフィと一緒に街に出た。
 その街は迷路のように入り組んでおり、
いろいろな人がせわしなく行き交っていた。

商業が盛んな街のようで、
サンジが気になる食材もいろいろありそうだっ た。
 
街のいたるところで、昨夜の神聖なる光と電磁派のことについて語られていて、
サンジは冷汗を流した。

「オイ、麦わらの小僧、お前の船ではどうだった?」
「さあ、寝てたから知らないぞ」
ルフィは気軽に答えていたが、実は台風の目状態だったのだ。

「本物のアフロマンを見つけた者には、一億ベリーの報奨金が出るらしいぞ」
「アフロ関係のものは今や百倍の値段で売られているらしい」
サンジはルフィをひきずるようにしながら、
汗を流しながら食材を買い続けていた。

「おっ、お前、モンキー・D・ルフィだな。
一億ベリーの賞金首にしてアフロリストに載る男。
ちっ、アフロ探知機がイカれちまったから、測定することが できないが・・・、
そっちの金髪は・・・恋人かい? 
いや、女だったら違うが、男の子っぽいな・・・」
馴れ馴れしくルフィに話し掛けた男はじろじろとサンジの顔を覗きこんだ。

「何だ、お前?」
不思議がるルフィにその男は手を振って釈明した。
「いやあ、あんたはアフロ予想ランキングでは1万番目くらいだけど、
あんたんとこに金髪のコックがいるだろ。
その子は恋人予想ランキングで常にベスト テン入りしてるんでね。
ちなみに魔獣ゾロはアフロ予想ランキングの百位以内に入ってるよ」

「へー、サンジが十位以内に?」
「暴力コックの名はサンジっていうのか? 
黄色いチーズみたいだろ? 
しかもアヒルでキツネだろ?」
その男は懐から手帖を取り出すと、素早く何かを書き つけた。

「賭けも行なわれてるんでね。
あんたの船からアフロマンが出たら、万馬券なみの配当がつくよ。
どうだね一口?」

「んじゃ、ゴーイングメリー号に一万・・・」
言いかけたルフィの背後から、鋭いケリが入れられ、
ルフィはつんのめって倒れた。
 
あっけにとられる男を無視して、
サンジはずるずるとルフィをひきずった。
「アホか、てめえ!!  
何、余計なこと言ってんだよ!!」
「いや、おもしろそうじゃねえか」
言うとルフィはさらにけられた。

ぶつぶつ言うルフィをひきずって、
サンジは猛スピードで買い出しを始めた。

 どの店の主人も、サンジが女だから興味を持っていないように見えた。

「いやあ、惜しいねえ。
お姉ちゃんがお兄ちゃんだったら、アフロマンの恋人に推薦するのに。
真っ白な肌と、目のさめるような金髪、
ちょっとたれ目ぎみ の濡れた大きな目、
こりゃいけると思うがなあ」
心の底から悔しそうに言われ、さすがのルフィも事の重大さに気づきはじめた。

「ゾロだけじゃなく、サンジまで狙われてんのか?」
休憩のために氷水を買って飲んでいると、いきなり聞かれ、
サンジは思わずとり落としそうになった。

「な、何のことだか、オレにはさっぱり・・・」
ごまかそうとしていると、目の前をアフロな集団が通り過ぎた。

背中には『アフロマン命』とプリントされた服を着ている。

「おっ、あそこにもアフロマニアがいるぞ。
人だかりが出来てるが、あれはニセモノだろ? 
だってゾロはアフロマンだろ?
 アフロマンがサンジとエロいことしてるの見たからな!!」
サンジは激しく汗を流し、目を泳がせた。

 いつの間に見られたんだ? 
 サンジは動揺していたが、ルフィはまったくいつも通りで
言うだけ言うと、のん気にあちこちの店を覗いている。

 迂闊だった。見られたとは・・・。
ていうか、ゾロがアフロ化したらオレはただの据え膳状態だもんな。
ひと粒も残さずに貪り食われるって感じだよな。

 思い出すと恥ずかしくなって、サンジの耳はほんのりと赤くなった。
うつむいて氷水をすすっていると、
目の前に誰かが立っていることに気づいた。

 サンジと同じくらいの年頃のレディだった。
男の服を着て金髪に染めた髪をゾロなみに短く刈り込んでいるので男に見える。

「あんた女かい? 男かい? 
頼みがあるんだ」 
サンジはどうしようか迷ったが、
その真剣な目が気になって話を聞く事にした。

「私はリタ。
女っぽいことは嫌いだから、いつもこんな格好なんだ。
実は、私のオヤジがアフロマン詐欺にかかって、金がいるんだ」

サンジは小声でつぶやいた。

「アフロマン詐欺?」




19
ア フロマン
NOVEL

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