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アフロマン

 21




 めざすは誰もいない場所。
 それを捜すかたわら、
ついでにあらゆるアフロにまつわる悪の組織を破壊していった。

 そして見つけたのが、そいつらの組織の経営するホテルの最上階。
いわゆるスイートルームというやつだ。
 悪の支配者はもうこの世には存在しねえ、オー、イエー!!

 ゾロはあわてて、その部屋に侵入した。
アフロマンでいられる時間は短い。
 今回は、すでにかなりの時間を無駄にしてしまった。
サンジに言われて、通りすがりにいくつか人助けをしてしまったし。

 オレのアフロになる楽しみはサンジとヤることなのだ。
本来の目的も達せずに、サンジに言われるまま、
どうでもいい人助けを道すがら推定百件くらいしてし まった
。これが恐れていたアフロの力なのだ。
 
オレはサンジとヤりてえんだ!!
 サンジはゾロの恐ろしいほどの気合いを感じていた。
 ゾロの持つ莫大なエネルギーに驚いてもいた。
すげえ・・・、アフロのパワーは想像を絶するものだ。
 一瞬にして、すべてを焼きつくす聖なる光。
 
その上、軽々と人助けをすることができる。
一瞬にして、横転していた車を戻し、下敷きになりそうだった家族を助けた。
屋根から落ちて地面に叩き付けられ る寸前の赤ちゃんを助けた。
エサがなくて飢えていた飼い犬に、たっぷり餌を入れるのも素早かった。
泣いているレディに素早くハンカチを差し出したし、
ち びっ子にびっしりついていた草の種をとってやるのも瞬速だった。
 
そんなゾロがヤる気まんまんだけど我慢してるのが分かる。
さっきから、オー、イエーしか言わなくなってるし。
 
なんかかわいいよなあ。
ゾロが本気のパワーをぶつけてきたらきっとオレの身体なんて粉々に砕け散る。
だけど、オレはゾロを信じていいよな。

「ご褒美やってもいいぜ」
耳元でそう囁いてやると、ゾロの目がケダモノみたいに光りはじめた。
「だけど、加減してくれよな。
オレだって、てめえとずっとヤりてえんだからよ」
サンジの言葉に、ゾロのアフロは一段と大きくなった。放電するかのように、表面がうっすらと光りはじめた。

 アフロマンは正義、アフロマンは愛。
誰かがそう言ったけれどそれは本当のことかもしれねえ。
 
少なくとも、オレの『アフロマン』はそうだよな。
ゾロはオレだけのものだよな。

「オー、イエー!!!」
力強く断言され、サンジはゆっくりとゾロに口付けた。
 
それがきっかけで、荒々しく抱きしめられ、あっという間に裸にされた。
衣服といっしょに、羞恥心だとか、理性だとかも一緒に引き剥がされた。

 与えるだけじゃだめだ。
奪われるだけでもだめだ。
欲しがるだけでもだめだ。
すべては細い糸でつながれて微妙なバランスを保ちながらつながっている。
切れ てバラバラになるのはたやすい。
 だけど、きれいに均衡を保つこともできる。
その中心にあるものは、『愛』。

 サンジはここにそれが満ちていることを感じていた。
ゾロもそれを感じていた。

 互いに愛しく大切でたまらない。
どうしてなのかなんて、誰にも分からない。
理由なんて分からなくても、恋はできる。
 愛さえあれば、いろいろな障害を乗り越えることができる。
 オレは乗り越えてみせる。
ゾロは心の中で断言した。

 オー、イエーーーーー!!! 
 全ての思考は麻痺し、時は止まってしまったように感じられた。
ゾロは激しく発光しながら、サンジと深く繋がった。
溢れる想いを全てサンジの中 に放出するまで、アフロパワーが尽きることはない。




 その夜、謎の光があらゆるところで輝き、空はオーロラのようであったという。
夜通し続けられる光の饗宴に、人々は恐れ祈った。

 アフロマンにかかわる悪の組織はどういうわけか、一瞬にしてすべて破壊されており、
武器をしまっていた建物はすべて崩壊していた。

 悪党の屍が数多く転がっていたが、隣にいた善人にはかすり傷ひとつついていなかった。

 金髪の若者と金髪の女性を腕に抱いたアフロマンを見たという者、
金髪の女性をお姫さまだっこして空を飛ぶアフロマンを見たという者など、
数限りない目撃 情報が寄せられていた。

 また、アフロマンに助けられたという者も続々と現れていた。
証言の時間帯がほぼ重なっていることもあり、
どこまでが真実でどこまでが虚実なのか、誰にも判断できないほどの膨大な情報だった。

 共通しているのは、すべて「アフロマンは偉大だ」というものばかりだった。
感謝、感激 、感動の嵐がおきていた。 
アフロマンの服装についてはいろいろな目撃情報があった。
しかし、どこまで真実なのかは謎だった。





22
ア フロマン
NOVEL

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