calling  you

6
   ZORO*SANJI

act6*暗示
 
 
 
 
 
 

ボスからお許しが出た。
それから仕事の依頼。

「ブランカ」をより「ブランカ」にして「サンジ」を殺すこと。
それはオレの得意分野だ。

オレは医者だ。
もぐりの医者。
今は洗脳とか暗示とか催眠とかそういうことをやっている。
医者というより、労働者とかかが似合ってるツラがまえだし、まあもぐりでやるには良いかもな。

オレはクランケのブランカが好きだ。
ボスがベタ惚れの愛人だ。
普段なら手をだせない。
時々ご褒美をもらうが。

ボスはダンディな男だから下品なセックスには抵抗があるのだろう。
ブランカを抱いたり、きつく責めてもどこか知的だ。
その点オレは痴的なもんだから、そういうのが見たいのだろう。
いつもエロ仲間を助手にしてレイプまがいに犯っちまうもんだからブランカはオレを避けてる。

オレのリサーチした「サンジ」が出てきたら、きっとケリ殺されるだろうけど。
抱きごたえのいい筈だ。
じつにしなやかな身体をしている。
海賊王のコックにして戦闘要員。
これだけでも滅多にないのに、まあ肌は白いし、ツラもエロいし、幾らでも犯られるタイプ。
まあ、「ゾロ」って剣豪に犯らせてたようだけどな。

オレは助手に思いっきり餓えたやつを二人頼んだ。
勿論屈強な男たちだ。
こいつらにも犯られるブランカ。
楽しみだ。

オレ達は指定の場所に行く。
そこはボスの部屋で、いつもブランカはここで抱かれてる。
覗き部屋にもなってる。
ボスは見てるはずだ。
一緒に犯ればいいのに、ボスはやらねえ。
やるこた一緒なのにな。
「ブランカ、診察の時間です」
入っていったのがオレ達なのを見て、ブランカは表情を固くした。
まあ、無理もない。
診察イコール強姦だからな、オレたちは。
別に和姦でもいいんだが、ブランカは抵抗するんだよな。
そこがまたボスは可愛いらしい。

裸でいたブランカを簡単に助手が押さえ付ける。
だれにつっこまれるのも一緒だろ。
ああ、もうボスとやった後か・・・。
ケツに指を入れるとたっぷりボスのがついてくる。

指でブランカの弱い所を突いてやると簡単に勃起した。
既に堕ちた身体。
助手はオレを見る。
二人ともはっきりと欲情を形にしている。
だが、バカなりにオレの指示を待っている。
オレの指示待ちだ。
「やれ」
順番を決めていたのだろう。
浅黒い肌の方がブランカの尻を高く上げさせ後ろから入れた。
もう一人はブランカの頭を掴むとそり返ったモノをくわえさせた。

オレはその光景をじっと見ていた。
恐らくボスもどこかで見ている。

激しく動く男たち。
蹂躙されたブランカは喘ぎ声しか出せない。
あまりに激しい突き上げに足が宙を舞う。
今日の男は特に動きが激しい。
オレはブランカに近づく。
そして耳元で囁き続ける。

暗示。

「お前はボスのものだ」
「お前はコレが好きだ」
「お前はケリなんかやらない」
「お前は料理なんかできない」
「お前はゾロなんか知らない」

返事はない。
今のブランカは返事のできない所にいる。
限界まで身体を開かれて。
他人を流しこまれて。
自分を流し出して。
違う人間になる。
血の代わりに身体の中に流れるのは見知らぬ男の精液。
多ければ、多いほど、いい。
「サンジ」は「サンジ」を手放し、「ブランカ」になる。
そして「ブランカ」は違う「ブランカ」に生まれ変わる。
よりボスの好みに。
よりオレの好みに。

暗示が終わったら、オレはブランカを抱く。
仕事でなく、楽しみのために。
快楽は全ての源だ。
それを利用していけない筈はない。

これはより「サンジ」を壊す手段でもあるのだから。
正視できない程の痴態。

それが正しく必要である。

いくら壊してもいい。
いくら陵辱してもいい。
もうコイツを支える人格は死んでしまった。
心のない相手に遠慮など無用だ。

死。
再生。

狂う前に快楽に燃え尽きる。
望みは同じ。

ひとすじの髪も。
指の先までも。
自己を放棄させるために、塗りつぶす。
淫らな方法で。
逃げられぬように身体の中に楔を打ち込む。
より強く。
より奥へ。

オレたちは体位を変えながら淫行をくり返す。
男の精で彩られた身体。
コイツにはそれすらふさわしい。
 
 
 
 

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7
 

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