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「何ーーーーーいいいいい!!!!!」
サンジの絶叫が厨房に響き渡る。

どうも、
ヨサクとジョニーの様子がおかしい。
だから、問いつめて、
一回ケリを入れた。
そしたら、
ジョニーがとんでもないことを言った。

未確認情報だが、
オレはゾロと寝たらしい。
それもヤられたらしい。

ギャーーー!!!!
確認したくねえ!!!!
確認したくねえ!!!!
カンベンしてくれ!!!!

皆でオレをだまそうとしてるのか?

そういや、次の日、ゾロも妙なことを言っていた。
チョッパーの証言と、
オレの身体の痣とか、
いてえトコとかがピタリ一致。
今までの謎は、
ゾロにヤられたってことが分かったために解決した・・、
んじゃねえ!!!!!!

確かにケツ痛かった・・・。
っていうか、
まだ痛えんだよ!!!!
どう説明するよ、コレを。
あああああ!!!!

あの夢は正夢だったのか!!!
オレがチュウしたのはゾロか!!!!!
リアルな夢だと思ったんだよ!!!!
そこまでしか覚えてねえんだけど・・・。

いや、嘘だ・・・。
みんな嘘ついてるんだ。
ウソップみてえに・・・。
誰か助けてくれ・・・・。

「じ・・・事故ですよ、アニキ・・・」
ジョニーは頭を押さえてしゃがんでいた。
やっぱりサンジのアニキはキレるとこええ・・・。
この容赦なさはなんなんだよ・・・。
普段は陽気で面倒見がいいのに・・・。
でもって、
ぐったりして寝てると、
あんなに可憐なくせに・・・。

「嘘だよな、ジョニー。
てめえは嘘を言った。
そうだな?」
サンジのアニキ、
目がすわってる。
・・・こ、こええ。

「う・・・でも・・オレ、サンジのアニキのシーツ代えさせていただきやした・・・」
サンジは錯乱しかけてきた。
確かに、シーツも代わっていた。
それも疑問の一つだった。
自分のシーツは自分で代えていたのに・・・。

「あがっ!!!!
いてえ!!!!
アニキ、止めてください・・・・。
言いますよ、嘘ですよ、嘘・・・!!!!」
ジョニーはかなりボコボコになっていた。
サンジは真っ赤な顔をして肩で息をしている。

どうみても、アニキ自身に思い当たることがあるだろうに。
図星すぎて収集つかんからって・・・・、
蹴らないで欲しい・・・。

「今度、その嘘を言ったら、殺す!!!!!」

「言いません!!!!」
本当のことは!!!
ジョニーは心の中で付け足した。

その数分後、
ヨサクがサンジのケリをくらい、
嘘だと認めた。

チョッパーはサンジが蹴る前に、
汗を流しながら、
嘘を認めた。
だが嘘なのに、
いろいろとアドバイスをつけたした。
まだ痛むだろうから、
塗り薬までくれるという。
サンジも何でか知らないが痛かったから、
もらった。
嘘と言い張りながらも、
もうどこか遠い国に逃げていきたい気分になった。

サンジはよろよろと厨房に戻った。

ゾロの態度は以前と同じだ。
だから忘れるしかねえ。
思い出そうとすると、
なんか身体がざわざわしてくる。
やべえよ・・・これって。
 
 
 
 
 
 


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