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5
■ZORO  SANJI■
 
 
 
 

「さあ、王様ゲームの時間よ」
ナミがカードを切る。
いつやっても王様はナミになった。
「条件はこの前と同じ。2番は3番を好きにしていいわ」

サンジは手の中のカードをじっと見つめた。
3番。

いつも、いつも。
「ナミさん、まさか・・・」
驚いたようなサンジの顔。
ナミは刹那、憎しみを覚えた。

バカよ、あんたは。
私のうわべしか見てないじゃない。
本当は何も見えて無い。
思い知るといい。
あんたより、ルフィやゾロの方がずっと私を分かっている。

知らないことは罪よ。
あなたは気づくといい。
もっと苦しみの世界があることを。

「ずりいぞ、ゾロ」
ルフィの声がした。
椅子を蹴ってゾロが立ち上がり、サンジの腕を掴んだ。

「抵抗したら?」
サンジの言葉にゾロは余裕で答える。
「してみろよ」

なんで、こんなゲームなんかで・・・。
ゾロは・・・ヤる気なのか?
あんな・・・あんなことを。

サンジにも分かる。
このまま行けば、また同じことになる。

「それとも逃げんのか?
てめえはそういうの得意そうだからな」
「あんだと、コラ」
言い返そうとするうちにずるずると体が引きずられていく。

いてえ。
しびれるような腕の痛み。

連れていかれたのは、ルフィが使った場所だった。
幾度も消そうとした陵辱の記憶が蘇る。
サンジはゾロの手をふり離そうとした。

ルフィより頑強な腕はびくともしない。
「放せよ!!!」
ゾロは暴れるサンジを抱き込み、きつく口付けた。
もがく体からだんだん力が抜けていく。
思った通り、キスに弱いらしい。

やり切れなかった。
サンジの瞳にはだれが映っているのか。
あれ程、ナミに振り回されて何も分かってねえ。
ナミを見ているようで、見ていない。
こいつは幻を愛している。

気づけ。
求められるとはどんなことか。
知れ。
オレの欲望を。
お前の本当の姿を。

やさしさなど要らない。
激しい想いを。
オレはルフィとは違う。
お前の体にそれを刻みつけてやる。

サンジは苦痛のため、青ざめた唇を噛みしめていた。
だが苦痛に慣れてくると、ある場所を擦られるとむず痒いような妙なキモチになった。
この前、ルフィに執拗に責められた場所だ。
オカシクナル。
そこをいじられると、もうどうなってもいいキモチになる。
ゾロが中で激しく動くと、キモチいい。

サンジの表情が、苦痛を訴える悲痛なものから、
快楽と羞恥を含んだ淫らなものに変化していく。
「はあっっ」
何よりも彼のモノが快楽を物語っていた。
ゆるゆると握りこんでやると、喘ぎ声が大きくなる。
「あああっっっっ」
前を激しく扱いてやると、サンジはあっさりと精を放った。
中がきつくしまり、ゾロも間をおかずに射精した。

頬を赤らめてぐったりと放心しているサンジの体をなぞる。
「これからじっくり男の味を教えてやる」

まずは体から虜にしてやる。
お前には女より、こっちが似合ってる。
ゾロは再び動き始めた。
先ほど放ったものがこぼれ落ちるほど引き出し、またきつく押し込むと、
サンジは明らかな嬌声を上げた。

ぜってえ女より、オレのほうがいいって言わしてやる。
特に魔女みてえなナミより、オレの方がいいはずだ。

何度もイカして、サンジの中にはいっぱいオレのを入れてやった。
サンジはもうぐったりとして意識も朦朧としているらしい。
でも、まだヤり足らねえ。

「オイ」
サンジの頬を叩くと、うっすらと目を開けた。
前から思ってたけど、コイツ、寝てる時はガキみてえなツラすんだよな。

「オレはヤり足らねえが、
てめえは明日の朝メシつくらねえといけねえ。
続きは今度にするぞ」
もっとヤりてえんだけど、
ルフィみてえなことはいかんだろうと思った。

「・・・わかった」
本当に分かっているのか、
サンジはそう言うと動かなくなった。
もう完全に寝ちまったらしい。

ルフィはまたコイツとヤる気だろう。
サンジもどこか貞操観念のずれた奴だし、
隙だらけだから、どうみてもヤられるわな。
オレも勿論、続いてヤるし・・・。

まいったぜ。
ま、なるようになるだろ。
 
 
 
 

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