困った。
・・・困った。
突然ナミがオレ様のところへやってきて言った。
「ウソップ、あんたの腕をみこんで頼みがあるの」
頼まれたら嫌とは言わぬ心意気のあるこのウソップ。
「絵をかいて欲しいの」
フム、
ウソップ画伯の腕を見込んでのことか。
「いいぞ。何かくんだ?」
「サンジ君が受けてることかいて欲しいの」
ガボーーーーン!!!
ななな、なんてことを。
「あの部屋にのぞき穴を作ったの。貴男のために」
ちがうでしょーーーー、貴女は!!
自分のためでしょうが!!!
最近、空かずの倉庫がある。
夜な夜な聞こえてくるのは・・・。
それは恐ろしい・・・。
男の喘ぎ声。
今も男部屋にはオレとチョッパーしか残ってなかった。
ということは、
覗き穴の向こうでは・・・。
やめてくれ!!
オレは関係ないんだ。
かかわりたくないんだ。
オレは何も見てないし、何もしてない。
でも気配で分かるだろ。
男三人でいつもこもってりゃ。
・・・そりゃ、
サンジはエロいよ。
最近ますますエロくなった。
本人はふつうにしてるつもりだろうけど、
やばげな雰囲気がただよってる。
オレは頼りにされてるみたいで、
結構サンジからよってくる。
まあ、このキャプテンウソップ様だからな。
来るとくだらない話をする。
でも、
あんまりオレのとこでいると、
ルフィやゾロがサンジを連れていってしまう。
・・・しょうがないさ。
オレには・・・。
どうにもできない。
オレはルフィのように生きたいんだ。
ゾロのように生きたいんだ。
あいつらは、
本当はオレのあこがれなんだ。
だから、あいつらが間違ったことをするはずがない。
サンジはルフィとゾロの事は何も言わない。
一度だけ、
「一回代わってもらえねえかな」
と言われた。
はあ?
・・・代わる?
ええと、
誰と誰が?
・・・・・・・。
そういう問題じゃないと思うんだが・・・。
ことわるとがっくりしてた。
サンジは本当はどう思っているのだろう。
みんな表面上は同じなだけに分からない。
ルフィからは、
「本気であいつを抱きしめる気がないならかかわるな」
と言われた。
くーーー、カッコイイ言葉だ。
さすがルフィ。
いざというときにはきめるな。
まっ、オレ様もそうだがね。
ちょっと、覗いてみるか。
そしたら、何かわかるかも・・・。
見るくらいならいいだろう。
!
!!
!!!!
!!!!!!!!!!!!!!
☆☆☆☆☆
?????????
・・・・・・・
あいつら、あんなことを!!
鼻血が!!
凄い、凄すぎる・・・。
いかん、意識が遠のく。
死ぬのか・・・。
さらば、皆のもの。
余は満足じゃ・・・。
バタリ