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王様GAME■

8
■ウソップ■
 
 
 
 

困った。
・・・困った。
突然ナミがオレ様のところへやってきて言った。
「ウソップ、あんたの腕をみこんで頼みがあるの」
頼まれたら嫌とは言わぬ心意気のあるこのウソップ。

「絵をかいて欲しいの」
フム、
ウソップ画伯の腕を見込んでのことか。

「いいぞ。何かくんだ?」
「サンジ君が受けてることかいて欲しいの」
ガボーーーーン!!!

ななな、なんてことを。
「あの部屋にのぞき穴を作ったの。貴男のために」

ちがうでしょーーーー、貴女は!!
自分のためでしょうが!!!
 
 
 
 

最近、空かずの倉庫がある。
夜な夜な聞こえてくるのは・・・。
それは恐ろしい・・・。
男の喘ぎ声。

今も男部屋にはオレとチョッパーしか残ってなかった。
ということは、
覗き穴の向こうでは・・・。

やめてくれ!!
オレは関係ないんだ。
かかわりたくないんだ。

オレは何も見てないし、何もしてない。
でも気配で分かるだろ。
男三人でいつもこもってりゃ。

・・・そりゃ、
サンジはエロいよ。
最近ますますエロくなった。
本人はふつうにしてるつもりだろうけど、
やばげな雰囲気がただよってる。

オレは頼りにされてるみたいで、
結構サンジからよってくる。
まあ、このキャプテンウソップ様だからな。
来るとくだらない話をする。
でも、
あんまりオレのとこでいると、
ルフィやゾロがサンジを連れていってしまう。

・・・しょうがないさ。
オレには・・・。
どうにもできない。

オレはルフィのように生きたいんだ。
ゾロのように生きたいんだ。
あいつらは、
本当はオレのあこがれなんだ。
だから、あいつらが間違ったことをするはずがない。

サンジはルフィとゾロの事は何も言わない。
一度だけ、
「一回代わってもらえねえかな」
と言われた。

はあ?
・・・代わる?
ええと、
誰と誰が?
・・・・・・・。
そういう問題じゃないと思うんだが・・・。

ことわるとがっくりしてた。
サンジは本当はどう思っているのだろう。
みんな表面上は同じなだけに分からない。

ルフィからは、
「本気であいつを抱きしめる気がないならかかわるな」
と言われた。
くーーー、カッコイイ言葉だ。
さすがルフィ。
いざというときにはきめるな。
まっ、オレ様もそうだがね。
 
 
 
 
 

ちょっと、覗いてみるか。
そしたら、何かわかるかも・・・。
見るくらいならいいだろう。

!
!!
!!!!
!!!!!!!!!!!!!!
☆☆☆☆☆
?????????
・・・・・・・

あいつら、あんなことを!!
鼻血が!!
凄い、凄すぎる・・・。
いかん、意識が遠のく。
死ぬのか・・・。
さらば、皆のもの。
余は満足じゃ・・・。
 

バタリ
 
 
 
 
 
 
 

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