*3*
ガマンできねえ。
ゾロはサンジの身体の中に入った。
「ああっっっ」
声を上げて身を捩るサンジ。
だが、拘束されているので大して動くことはできない。
ゾロは夢中で動いた。
激しい快楽に意識が飛ぶ。
さんざんガマンしていたので入れると直ぐにイってしまった。
サンジの中に大量に精を注ぐ。
ゾロはひとしきり精を注ぐと再び力強く動き始めた。
再び高みに登りつめる。
繋がった箇所からは押し出された精液が溢れ、床にこぼれ落ちた。
構わず、突き入れ再び精を放つ。
あまりの勢いにサンジは悲鳴を上げた。
のけぞった身体からは白濁した液体が飛び散り、自らを汚す。
ゾロは身体は繋がったままで、サンジのネクタイを外し、ボタンを外す。
手錠が邪魔で全部脱がすことができない。
ポケットを探るとカギが出てきた。
横たわるサンジを押さえつけるようにしてカギを外した。
「脱げよ」
サンジは顔を赤らめたが、ゾロが気を使っていることが分かった。
スーツがぐしゃぐしゃになる。
こいつは何も考えてないようだが、そうでもない。
サンジはしびれた腕を何とか動かして服を脱ごうとした。
途中まで脱いだ時、またゾロが動き始めた。
「・・・っ・・・」
下肢を支配する感覚に動きを阻まれる。
サンジは自分で中途半端に拘束したような形になっていた。
「どうした。脱げよ」
そう言って動きを速めるゾロ。
「あっっっはあっっ」
サンジはゾロの肉を締め付ける。
そんなに動かれたら・・・。
キモチイイ。
またイきそう。
もうオカシクナル。
抵抗の言葉すらでねえ。
だらしねえ喘ぎ声が部屋に響く。
駄目だ。
また、イっちまう。
ゾロの奔流を身体に感じる。
サンジは涎をたらしながら射精した。
勢いよく飛んだ精液が顔にかかる。
だが、ぐったりした身体は身動きすらできない。
もう身体は動かないのにまだ欲情は止まらない。
「まだまだ元気だな」
ゾロの揶揄する言葉にすら快楽が走る。
もう幾度イカされたのか、記憶にない。
なのに身体はまだゾロを欲している。
ゾロはまだサンジの中に入ったままだ。
まだまだ硬度を失ってないソレは解放を求めている。
ゾロはサンジの放ったものを舐めとった。
そしてサンジに口付ける。
荒い息のサンジの口を塞ぎ、舌で口の中を犯す。
息苦しくて逃れようとするサンジの頭を押さえ付け、口の中を貪る。
空いている左手はサンジの胸を愛撫する。
固くなった胸の突起をつまむとサンジの身体が大きく震えた。
「・・・ぁ・・・」
口付けも止めてやらねえ。
もっとヤってやる。
勃たなくなるまで。
サンジは薄れいく意識の中で考えた。
失敗だ・・・。
これじゃいつもよりキツイ。
ゾロすげえ怒ってんな。
だってしょうがねえだろ。
オレはお前に溺れたくないんだから。
こんなこと続けてたらオカシクナル。
サンジはゆっくりと瞼を閉じた。
ゾロは焦る。
この野郎、意識とばすなんて許さねえ。
まだ張りのあるサンジのモノを握りしめると力を入れた。
「うぁぁぁっ」
激しい痛みにサンジは現実に引き戻される。
「てめえ、今度途中で気をやったら、このまま朝まで縛っとくぞ」
サンジは唇を噛み締めた。
結局服は脱ぎかけのままでもうぐしゃぐしゃだ。
身体は精液まみれ。
このまま朝になったら・・・。
淫行してましたってバレバレだ。
ていうか、ヤられましたって顔にかいてあるようなもんだ。
クソ。
ゾロは涙目で自分を睨むサンジに気づいた。
これって・・・。
可愛い・・・かも。
いかんいかん。
今日のオレは鬼だ。
情けは無用。
だがこの気分は何だ。
なんか「ぎゅっ」てしたくなるような。
うう、そんなんオレのやることじゃねえ。
これもサンジが悪いんだ。
エロいくせに、いたいけなガキみてえなツラしやがって。
クソ。
惑わされたらいけねえ。
もっとヤってやる。
絶対服従。
やっぱこれが快感だよな。
考えただけでもぞくりとする。
サンジを服従させる。
背筋を駆け抜ける欲望。
オレはその欲望にしたがうことにした。
サンジの欲望がオレを従わせることだとしたら、
オレの欲望はサンジを従わせることだ。