肉体の悪魔
 

*6*

side  SANJI
 
 
 
 
 
 

男は「特別室」ってのを頼んでた。
奴がはらってる金を見て、オレはぼんやり考えた。
こいつ、金持ちなんかな。
一泊にこんなに金だして、バカじゃねえの。
オレも金でももらおうか。
そしたらいい食材買えるし・・・
ナミさんに何かあげても、いい。

「それでは、お楽しみを」
オヤジはにやにや笑いながら、カギを渡してる。
名も知らねえ男も、欲情を顔に出してる。

バカみてえ。
オレはもう一度思った。
肩を抱かれて、部屋に連れてかれる。

その部屋は特別室というだけあって、凄く広くてでけえベッドがあった。
いやらしさを増すような、品のねえ、装飾。

隣にも部屋があるみてえ。
エロ宿屋の癖に・・・

ぼんやりオレがつったってると、男がオレをベッドに押し倒した。
「今日のオレはついてる」
そう言うと、オレの服を脱がしにかかった。
オレはマグロみてえに寝ていた。

男の手の感触。
ざわざわして、気持ちわりい。
だけど、きっとそのうち良くなる。
誰だって、一緒のはずだ。
ヤることは一緒なんだから。
そしたら、オレは気持ちよくなれる。
 
 
 
 

オレは覆いかぶさる男のカラダの重みと、荒い息を感じていた。
いきなり、そいつのカラダが吹っ飛ばされる。
「失せろ」
ゾロが抜き身の剣を持って立ってた。

ナンデ?

「てめえ、人のもんに手ェ出して生きて帰れるとでも?」
ゾロの言葉に男は、ビビって部屋を飛び出していく。
無理もねえ、こいつ、キレてるみてえ・・・
だけど、何で今頃・・・

「てめえ、いつから、亭主ヅラするようになったんだ?」
むかつく、むかつく。
都合のいい時だけ、てめえのもんにしやがって。
 

ゾロは答えず、剣を構える。
何で?
コイツ・・・本気?
信じられねえ。

本気だ。
オレが何をしたっていうんだ。
オレはゾロを睨んだ。
隙があれば、ケリをだす。

だが、隙はねえ。
ゾロが剣をふり降ろす。
オレのスーツが綺麗に剥がれる。

何してやがんだ、コイツ?
見る間にオレは裸にされていた。
 
 
 
 
 

わけも分からねえまま、オレはゾロに抱かれる。
準備のできてないカラダを一気に貫かれる。

ナンデ?

「ち・・・くしょ・・・」

ナンデ?

乱暴なのに・・・
オレのカラダはゾロに答え始める。
苦しいのに、キモチいい。

ゾロ。
てめえは、何がしたいんだ?
間断なく突き上げられ、オレはあっさりとイっちまう。
飢えていたオレのカラダは、ゾロをもっと欲しがって離すまいとする。
精を放っても萎えないソレが言葉より雄弁にキモチを伝える。

モットクレヨ。
オレニ、クレ。

高まるカラダとココロ。
オレは恥ずかしいくらい、何度もイき続けた。
意識の続く限り、ゾロを感じ続ける。
 
 
 
 
 

*7*


やはり、ゾロサンですよね。
腐ってもゾロサン!!!
やはりエロです。サンジエロいし、ゾロはタフそうだし。
あとは、ヤるだけな二人。
そんなんでもいい人だけ、この先に進みましょう
 
 

もう、飽きた      さ、まだまだ、いこーか。