revenge

*1*

side  ZORO
 
 
 
 
 

オレはいつものように昼寝をしようかと思った。
厨房からは何かを煮込んでいる香りがしている。

毎日、毎日、手まめなことだ。
見かけと違って働き者のサンジ。

夕べ、泣きが入るくらい、可愛がってやったのに、
何事もなかったかのようにふるまいやがる。

あいつはオレのもんだ。
最初は事故みたいなもんだった。
それが、いつの間にか、はまってた。

あいつにイロイロするのはすげえ快感。
口を開けば、生意気なことしかいわねえけど。

身体を重ねるようになって、知った顔。
多分、誰も見たことないような顔。
オレだけのものだ。
もっと、見てえ。
いくらでも、見てえ。

オレは、そっと厨房に入った。
サンジはうとうとと、しているようだった。
無理もねえ。
こいつはオレよりも体力がねえ。
オレに優ることと言えば、へらず口ぐらいなもんだ。
喋らせると、呆れるような悪口雑言。
何で、素直にものが言えねえのか。

無防備なうなじがオレを誘う。
これって、やべえんじゃねえのか。
かなり、きてる、という自覚はある。

オレはしばらくそこで葛藤した。
でも、今なら。

入り口の戸をきっちり閉め、刀で戸が外からは開けられないようにした。
サンジは何も知らずに、椅子に掛けたまま、机にうつぶせになっている。

首筋に手をはわす。
細え、首。

ネクタイをしてないワイシャツの胸元から手を差し込む。
敏感な部分をなでてやると、サンジはかすかに声をあげた。
「・・・ん・・・」
こいつ、誰にでもこんな声聞かせねえよな・・・

不安を感じながら、ズボンに手をかける。
下着の中に手を入れても、サンジはまだ眠っているような感じだ。

これって・・・
ここまで無防備だと、やべえよな。
サンジを直に握り、力を入れる。

「!!!!」
サンジはびっくりしたように、目を開けた。
オレを見て、それから自分の状態を見た。

信じらんねえってツラをする。
「てめ・・・なんの真似だよ・・・っ・・・」
抗議の言葉全部言わせず、オレはサンジに口付ける。
サンジを握りこんだ手が愛撫を始める。

実力行使だ。

サンジの身体はオレの愛撫に敏感に反応を示す。
身体は正直だ。
ひねくれてる心と違って。
オレの思いのままになる。

時々抵抗しようとする素振りがみられたが、弱い所をちょっと強く愛撫すると、すぐ力をぬいた。
こいつは、何だっていつも、素直に抱かれねえ。
オレのものじゃねえか。
このカラダ全部、オレのもんだ。

オレはサンジの身体を貫いた。
オレよりも細い。
オレよりも弱い。
だけど、だれよりもオレはこいつが欲しい。

オレにだって、分からねえ。
他の誰にも抱いたことのない思い。

てめえは、オレだけのもんだ。

オレは激しく動いた。
そのうちサンジもオレに合わせて腰を振る。
サンジの身体を感じる。
サンジのあたたかさを感じる。

他の奴はいらねえ。
オレはてめえが、いい。
絶頂の瞬間、サンジはオレに抱きついてきた。

いつも、そうだ。
なんか凄え、嬉しい。
ちょっと、たまらんくらい、感動する。

感動。
サンジがオレのものになったって気がするから。

サンジはいつも終わった後で、ツラを見せまいとする。
オレはその表情を見るのが、好きだ。
ちょっと、淫らで、それでいて、子供みたいに真っ赤になってる。

「てめ・・・何の真似だっっっ」
ガキみてえで、可愛いじゃねえか。
オレはサンジを抱きしめた。
「まー、まー、カッカすんなって」
ぐったりするサンジにオレは服を着せていく。
こういうときのサンジは、恨めしそうな顔をしながらも、されるままになってる。

そのぐらいはしてやるよ。
てめえは、オレのもんだから。
表面上は全てを元通りにする。
サンジの顔はまだ他のやつらには、見せられねえけど。
これを見ていいのは、オレだけだ。
 
 
 
 
 
 
 

サンジは床に座り込んで脱力している。
その時になって、オレは何か焦げるようなにおいがしていることに、気がついた。
「オイ、何か焦げ臭くねえ?」

サンジは、はね起きるように立ち上がると、鍋の中を覗いている。
どうやら、その鍋が焦げているようだ。

「ま、焦げたって喰えるだろ」
オレは冷静な意見を述べた。
オレはメシにはこだわりはないからな。

サンジはオレに背を向けたまま、低い声で言ってきた。
かなり機嫌わりいみたいだ。
「・・・・てめえ、食うんだな」

「ああ、食ってやる」
ま、オレが食えばそれでいいだろ。
どんなに焦げてても食ってやるよ。
おめえの料理だし。
 
 
 
 
 
 

*2*


これは涼子さんの9999hitリクの「亭主関白気味ゾロサン」です。
この後サンジがどうするか、いま一つ気のつかないゾロは何も考えていないわけです。
ここから、サンジのリベンジなるか??
といっても、あくまでゾロサンですからね。
 
 
 

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