RISK
 

ZORO★SANJI
 
 
 

★1★
 
 
 
 
 
 

最近ゾロの修業は激しさを増し、
昼でも気づくと前以上に寝こけていることが多い。
なんか・・・。
面白くねえ。
サンジは最後の皿をきちんと片づけ、
キッチンの点検を終える。
タバコをくゆらし、自分の為に酒をついだ。

あのヤロウ、また寝てやがんのか。
以前は・・・、
片づけが終わるといつの間にかゾロがキッチンにいた。
目があうと二人は倉庫に入り、
後は、お決まりの情事。

別に、約束してるわけじゃねえ。
だから、アイツがココにいなくても、
それがどうだってことはねえ。

そう、ただヤってるだけじゃねえか。
クソ・・・。
なんか、もやもやする。
あーあ。
オレとアイツはケンカばっかりしてたはずなのに、
ある日、ヤったら、
異様にキモチよかった。
ちょっと止められねえくらいに。

やべえ。
マドモアゼルよりかキモチいいだなんて。
どうした、オレ。
あんなクソマリモヘッドのことなんて。

あー、思い出すだけで、
変なキモチになる。
アイツの逞しい体とか・・・。
浅黒い肌だとか・・・。
鋭い目つきだとか・・・。
やべえ、体が勝手に・・・。
ああ、ヤりてえな。
ってよか・・・ヤられてえのか。

ふらふらとキッチンを出ると、
甲板でゾロが寝こけていた。
キッチンの明かりが差しているから眩しいくらいの場所で、
ゾロは熟睡していた。
・・・コイツ、昼間っから、ずっと寝てやがる。
ムカつく。
遠くをみるコイツの目。
どこを見てるからこんなに修業してるのかオレには分からねえ。
一時も今の自分に満足しねえ剣士。
バカだ・・・。
でも、ちょっとカッコいい。

こいつは鍛えて、
ますますイイ体になってる。
腕の筋肉とか、胸の筋肉とか凄え。
レディはこういう筋肉が好きなのかな。
オレの腕や胸とは全然違う。
いや、オレが貧弱なわけじゃねえ。
オレはレディ好みにスレンダーなだけだ。
コイツが筋肉ダルマで体力バカなだけだ。
オレだって立派に筋肉もあるし、体力もある。

寝ているゾロに近づき、
胸の鼓動を確かめる。
ああ、生きてるんだな、コイツ。
力強い鼓動。
それは心震わせるゾロの生き方の様に。
何にも負けず。
何をも恐れない。
安心する。
ゾロの持つ熱。
熱く熱く全てを焼きつくす激しさ。
オレはそれが欲しい。
・・・欲しい。
 
 
 
 

★2★
 
 
 
 
 
 

厨房裏



管東平野さんの88888リク、
ゾロがサンジに「自分で動け」を言う、
です。
表のリク内容には「サンジに命令(言葉指定あり)するゾロ」
という表現にしましたが、そのくらいでいいでしょうか。
多分、みんなこっちも来てくれていると思うのですが、表の表現では自粛。(今さら何を言うかって・・・)