TampaBay Buccaneers'

2006−2007シーズン
レギュラーシーズン:4勝12敗(16試合−総得点211:オフェンスTD20、総失点353)(NFCサウス4位)
WEEK17 L 7 vs23SEAシーホークス
WEEK16 W22@ 7 CLEブラウンズ
WEEK15 L31@34CHIベアーズ(OT)
WEEK14 L 6 vs17ATLファルコンズ
WEEK13 L 3@20PITスティーラーズ
 …最後の最後,試合時間残り0秒でFG1つ決めて完封を免れたと言うところ。負けは負けなのだから,完封覚悟であえてTD狙いに行くという選択肢もあったとは思うが,3点取るのも1つの手である。
 それにしても,あのスティーラーズ相手にターンオーバー数で上回るのだから,救いようがない。QBB.Gradkowskiはパス34回中20回成功175ヤードはともかく,5サック3INTと散々,QBレーティング35.8はやはり論外。ゴール前でのインターセプトは,もはや慢心の表れとしか受け止められないだろう。
 そしてRBC.Williamsも11回27ヤード1ファンブル(ロスト)と今回は散々。終盤控えRBE.Grahamが4回35ヤードを記録したので,さらに形無し。
 ディフェンスも相変わらず数字が出ない。Roethlisberger相手に1サック1INTでは話にならない。20点にとどまったのが不思議なくらい,やはりスティーラーズは不調なのだ。
WEEK12 L10@38DALカウボーイズ
 …いくら「感謝祭」だと言っても,ここまで相手に大盤振る舞いすることもなかっただろうに,というくらいTDを献上して,取られも取られたり38点。オフェンスが特に悪いのかといえばそれ程でもなく,ボール献上も2回だったから,オフェンスに全責任を被せることはできないだろう。まあ点が取れないのは相変わらず,3rdD5/10はまあまあの数字に見えるが,点が取れてないのにこの回数は少なすぎる。
 QBB.Gradkowskiはパス20回中10回成功120ヤード2INTと散々,QBレーティング29.2は論外。RBC.Williamsも17回78ヤードと悪くないものの距離を稼げず。
 …それにしてもディフェンスが悪すぎた,喪失435ヤード,1サック0ファンブル0インターセプトはともかく,相手QBT.Romoに5パスTD(チームタイ記録)と13連続パス成功を許してしまった。1回の攻撃シリーズで40ヤード以上喪失しているのが9回中6回では話にならない。
 元々悪いオフェンスが大して化けない試合でディフェンスまで散々では,もはや見るべきものも無し。
 Bucsは後半のタイムアウトを3つ残して試合を終わっている,使うまでもない大敗と言うことだ。
WEEK11 W20vs17WASレッドスキンズ
 エースRBをシーズンアウトで失い,先発QBをチェンジしての初戦を迎えた相手との接戦を征してまずはやれやれ。しかし,オフェンス獲得359ヤードで20点止まりとは! どういう事かと見てみると,レッドゾーンに4回持ち込んだものの1TD2FG1INT,オフェンスが決めきれないわけだ。3rdD6/13はこれまでと比べるとまあまあの数字だが,点が取れないのは相変わらずか。
 QBB.Gradkowskiはパス21回中14回成功178ヤード2TD1INTと前週よりましになっているが,スクランブルから6回走って9ヤード1ファンブル(ロスト)にはやはり不安が残る。ただRBC.Williamsが27回122ヤードと今回は走らせてもらえた。平均4.5ヤードの数字よりも4thQ残り7分53秒からの攻撃で6連続ランプレイを任され,4分を消費できたことが大きい。
 ディフェンスの数字は前週よりまた良くなった,喪失252ヤードで2サック1ファンブルは決して褒められたものではないけれども,これまでを見るとましに見えてくる。まあラン喪失56ヤードは相手のエースがいないせいもあるが。
 とは言え,後半最後4分使わせたものの,4thDを2回成功され,TDまで取られたのはやはり気になる。
WEEK10 L10@24CARパンサーズ
 …マンデーナイトで醜態を全米に(日本にも)さらしてしまったというのが正直なところ。これまでなかなかのものだったQBB.Gradkowskiが2インターセプト1ファンブルロストと散々。今のチームに慢心したQBを支える力はなし。勝負を掛けた4thDギャンブルが全く取れそうに思えないのはどういう事か,ターンオーバー4回もひどいが,3rdD3/13はやはり問題外。
 パス32回中17回成功173ヤード1TD2INTのQBB.Gradkowskiには,後藤さんが言っていたような「慢心」が見え始めている。つまらないミスでボールを失いすぎた。RBC.Williamsは15回44ヤード,3ヤード平均は並だが,FFのないファンブルロストは,ただでさえ無い信頼をさらに失ってしまう。重要な場面で使ってもらえないのは可哀想だけれども。
 ディフェンスは前週よりまし,1インターセプト1ファンブルロストを挙げた。ただ喪失318ヤードで0サックは褒められたものではない。前半はよく頑張ったのだけれども,後半最後に力尽きてダメ押しTDを取られたのはやはり駄目か。
 Bucsは後半のタイムアウトを2つ残して試合を終わっている,粘ることすら出来ていない証拠である。
WEEK 9 L14vs31NOセインツ
 …とりあえずオフェンス,ターンオーバー1回はともかく,13回の攻撃シリーズで試合開始から6連続を含む8回が3&アウトでは勝てるはずもなし。3rdD4/14は前週よりましながら問題外。
 パス31回中18回成功185ヤード2TDのQBB.Gradkowskiはこの中で試合をぶち壊しにしないだけの働きをしていて悪くないけれども,彼にこれだけ頼らなければならないのが現状をよく示している。RBC.Williamsは12回39ヤード,3ヤード平均は並だが,相変わらず走れない。
 ディフェンスもこの試合に関しては決して良いとは言えない。喪失363ヤード,0サック0インターセプト0ファンブル。4連続3&アウトがあったとは言え,それまでに17点(合計31点)を献上。今のBucsの力ではそれだけで取られ過ぎである。それと得点にはつながらなかったが,4thQに9分5秒の攻撃シリーズを展開されているのも良くない,時間を使われすぎるのは致命的。
 ちなみに,4thQ残り2分3秒からセインツ最後の攻撃は4連続ニーダウン,いくら時間消費と言ってもあんまりだ。
WEEK 8 L3@17NYGジャイアンツ
 完全なる力負け,ターンオーバーこそ1つしか喫していないが,3rdD2/16,4thD0/3と散々な内容。オフェンス獲得174ヤードではなあ…。RBC.Williamsは8回20ヤードと走れず,QBB.Gradkowskiは48回中20回成功139ヤードとこちらは単なる多投。Bucsでは下手な鉄砲は数撃っても意味がないのである。
 でもディフェンスはまあまあ。ディフェンス喪失が251ヤード,ひどくはない。ジャイアンツのエースRBT.Barberを26回68ヤードに抑えたし,QBE.Manningも31回中16回成功154ヤード1TDと決してやられてしまったわけではない。
 でも,オフェンスが崩壊していると,ディフェンスがまあまあでは到底勝てないのが現実か。まずはオフェンスのTDが欲しい。
WEEK 7 W23vs21PHIイーグルス
 …勝っちゃった,イーグルスに。CBR.BarberのインターセプトリターンTD2つなどで一時は17−0と大きくリードするも,そこはパスオフェンス最強のイーグルス,そこから3TDを奪われ,残り33秒で逆転を許してしまう。
 しかしそこからBucsが粘った。まずはキックリターンでKRM.Pittmanが自陣36ヤードまで返す。そこからQBB.Gradkowskiがパス2本で20ヤード獲得,相手陣に入ります。しかしそこからはパスが通らず,残り4秒で今期40ヤード以上のFG全て失敗(この試合で1本成功)のKM.Bryantが逆転を目指して蹴る距離は…62ヤード! 諦めかけたこの状況,それでも蹴らなければならないわけだが,何とBryantがしっかりとFGを決めて驚愕の逆転勝利。
 これで連勝,2試合とも残り2分からの逆転。前週のベンガルズ戦は相手が62ヤードFGを外して勝利,今週はBucsが62ヤードFGを決めて勝利。「勝てるチーム」になりつつあるのか?
WEEK 6 W14vs13CINベンガルズ
 淡泊な攻撃を続けてチャンスを潰しながらも,ディフェンスが踏ん張って13点に抑え,残り30秒オフェンスのTDで逆転,最後はベンガルズの62ヤードFGが外れて(Short)ようやく1勝。QBB.Gradkowskiを始めとする選手陣にようやく自信がついてきたと言うところか。
 …それにしてもプレーコールがひどすぎる。敵陣からの攻撃でFGも蹴れないのはどういうことか。基本J.GrudenHCの能力不足によるのである。怪我人は,オフェンスより多い怪我人を抱えるディフェンスが何とかなっていることを考えれば理由にならない。実はオフェンスは(オフェンス畑出身の)Gruden就任以降落ちる一方なのだ。
 オフェンスがもっとちゃんとボールを進めていれば,後1本か2本はFGを蹴れただろうし,そうなれば相手を13点に抑えたこの試合楽勝だったのだ。パス3本連続失敗はともかく,すべてWRJ.Gallowayに投げているというのがお寒い。投げ分けができないのはQBのせいというよりコーチングのせいだ。
 ただ,KM.Bryantが40ヤード以上のFGを全く決められないこの状況では,単に攻めるだけでは得点にならないのも辛いところではある。
 RBC.Williamsは19回94ヤード(18回目で100ヤードに到達していた),QBB.Gradkowskiは44回中25回成功−184ヤード2TD1インターセプト。ましになってきたなあ。
WEEK 5  L21@24NOセインツ
 先制しながらもシーソーゲームの展開の中,最後はパントリターンTDを決められての逆転負け。試合内容は良くなってきているものの,これで開幕4連敗。地区内で負け越しているのがBucsのみであることを考えると,これは早くも終戦か?
 とにかく,前々から言われていることではあるが,HCJ.Grudenが接戦で勝てないというこの致命的な弱点,これが克服されないことにはシーズンを無事に終えることすら難しい。
 明るい材料は,ランが100ヤード出るようになったことと,控えだったルーキーQBB.Gradkowskiが0インターセプト(1ファンブルロスト)で乗り切ったこと。オフェンスが良くなれば調子が上向く可能性もあるか。
WEEK 4  OPEN DATE
WEEK 3  L24vs26CARパンサーズ
 序盤大きくやられながらも,ディフェンスの奮闘で混戦に持ち込み,一時は逆転。しかし残り2秒で決勝FGを決められて開幕3連敗。
 それにしても残り2分を切ってからの3rdDでのパスプレイが悔やまれる。プレイ選択は悪くないが,明らかなプレイ失敗はいただけない。
 ディフェンスは後半だけで相手に3ファンブルロストさせる活躍ぶりでかなり頑張ったけれども,決勝FGを防ぐことはできなかった。
 今期のエースQBC.Simmsが脾臓摘出で4〜6週間以上の離脱が決定し,今後一体どうなるのやら。それとも1TD7INTのQBが降板することが功を奏すか?
WEEK 2  L 3 @14ATLファルコンズ
 この負けは完全にオフェンスの責任,またしてもQBC.Simmsが3インターセプト,さらにRBC.Williamsが15回37ヤードでは試合にならない。Simmsの試投数53というのは凄い数字であるにしても。
 ファルコンズのK/PM.KoenanがFG4つ全て外してくれたが,意味無し。
WEEK 1  L 0 vs27BALレイブンズ
 …何でしょうか,見事な負け試合,いきなり完封負けスタート。オフェンスは走れず投げられず,QBC.Simmsは3インターセプトと最悪の出来。
 ディフェンスは決して悪くなかったが,これでは守りきれないか。
 オフェンスHCの割にオフェンスの悪さが変わらないところがこのチーム最大の弱点。
 …今期もまたオフェンスか。

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