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T 胸椎のフォルム治療
    
(精神分裂病・アレルギー性喘息・神経症、内臓機能障害、自閉症)


 
1.胸椎の治療法

 

脊椎骨(頚椎、胸椎、腰椎、仙骨)の骨のゆがみ

脊椎骨は下記の8方向のゆがみを持っています。

@左回旋と右回旋
A右方向へのずれと左方向へのずれ
B上方向へのずれと下方向へのずれ
C前方向のずれと後ろ方向のずれ

治療法


A のように各胸椎の右上と左下に右親指と左親指をあて2g程度の圧で静かに外側に引き、次に右下と左上に右親指と左親指をあて2g程度の圧で静かに外側に引いて見ます。
 このとき、より大きく動く方向があれば、その方向にさらに数秒から数分間2g程度の圧で静かに外側に引いていると、双方ともに同じくらい動くようになり、回旋の圧力がかからなくなるのです。


Bのように各胸椎の右と左に右親指と左親指をあて1oくらい右と左にやさしく動かして検査し、動く方向に数秒から数分の間2g程度のわずかな圧力で外側に引いておりますと、双方ともに同じくらい動くようになり、左右へずれる圧力がかからなくなるのです。


Cのように、各脊椎に親指を当て1oくらい上と下にやさしく動かして検査し、動く方向に数秒から数分の間2g程度のわずかな圧力で押すまたは引いておりますと、双方ともに同じくらい動くようになり、上下へずれる圧力がかからなくなるのです。


患者を直立に立たせ、Dのように各胸椎に中指、人差し指、薬指を当て、前屈させますと後方へずれようとする圧力がなくなり、後屈させますと前方にずれようとする圧力がなくなります。
 

 子どもを生み母親になったり、わらべうたやオイリュトミーを繰り返しますと、聴覚が発達します。
 すると、手を骨に添えたときに、手や指が重たくなったりしびれる感覚があったり、自分の手足や腰や脳が重たくなったりしびれたり冷たくなったり温かくなったりすることが起こりはじめます。
 自分が触っている子どもや大人の体に起こっている変化を、自分の体で感覚し始めるのです。
 この感覚が起こっている場合には、手や指が重たくなったりしびれる感覚や患者の骨からの気の噴出感がなくなるまで触りつづけます。

2.胸椎から起こるコミュニケーション障害と体の病気

 フォルム治療は、胸椎からはじめ、腰椎、仙骨に進んでいきます。
 初めての方は、第1胸椎からはじめ第12胸椎まで進むとやっと体が暖かきなってきます。
 特に、誰でも第1第2胸椎は激しく歪んでおり、私のもとに継続して通ってきている方でもまだ完治された方はおりません。

 筋肉から伝えられる諸感覚は、腸骨で響いた後、胸椎で増幅され、再び筋肉に戻り筋肉の意識として再構成され、筋肉の意識が間脳に響きます。
 胸椎が歪んでいますと、諸感覚の一部だけが増幅され共振が起こったり、ループを描き繰り返しが起こったりします。
 諸感覚の一部だけが増幅され共振が起こりますと神経症が起こり、手足が冷えます。また、肉体を保護しようとする機構が逆に働き、アレルギー性疾患やアトピーが起こります。
 諸感覚の一部がループを描き繰り返しが起こりますと、感覚を繰り返したり思考を繰り返す広義の分裂病がおこります。また、肝臓、脾臓、膵臓、胆嚢、に向かう副交感神経系が諸感覚の繰り返しを伝えてしまうために内臓の機能障害が起こります。

 胸椎は12個の骨からできています。
 胸椎の12個の骨は、12の音程と12の調性を現しています。
 音程が狂うと諸感覚の一部が消えます。すると、他者の感覚の一部が間脳に伝わらなくなり広義の自閉症が起こり、他者の思いを拒否することが起こります。
 調性が狂うと、他者の認識を胸椎が繰り返し自分の認識を否定してしまいます。すると、他者の判断と記憶への神経症が起こり、足と腰が冷えます。

2001年6月3日

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