1.方向・ムーブメントを教える
にんじんは、根は地面から下の方へ向かって、茎は地面からお日様に向かって上に、伸びます。
この描き方を教えると、子ども達は、上の方向と下の方向をしっかりと感覚出来るようになります。
2.フォルムを教える
にんじんは、丸い外形を持っています。
にんじんを私たちが見るときは、斜め上又は斜め下から見ていますから、私たちに見えているにんじんの外形は、丸みをおびています。
この丸みを、右利きの子には右回りの半丸、左利きの子には左回りの半丸で伝えます。
フォルムとは創造の方向性であり、生命在るものは、フォルムが集まって形を形成しているのです。
3.色のムーヴメント
茎の色は、黄色に青を混ぜ、それににんじん本体の色を混ぜると、出来ます。
こうして色を造りますと、茎の色がにんじんの色と連続していることを実感できるのです。
生命体の色は連続しており、このように色にもムーヴメント・方向があるのです。