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キミ子方式絵画指導法・クレヨン画の基礎  NO.6

 

6.キミ子方式による木馬の描き方  3才〜大人

 

(1)絵を描く姿勢

正座してから、四つ這いになって描きます。
 こうして描きますと、頭と頸椎が自分の描く点に平行して移動します。
 これにより、位置・座標を定めることができ、画用紙の中に、自分の均衡感覚で、自分の秩序感を表現できるようになるのです。

(2)用意するもの

赤、黄色、青、白、藍色の絵の具
  パレット
  絵筆   16号くらいの大筆と8号くらいの中筆、丸筆で毛のやわらかいもの
  水差し
  雑巾
  新聞紙
 四つ切り画用紙を2枚裏からガムテープで張り付けた画用紙

(3)背景を描く

背景色造り

木馬の後ろに薄く色を塗って上げよう。何の色にする?お空の色、夕焼けの色、土の色、草原の色、おミカンの色、ブドウの色……

じゃあ、夕焼けの色にしようね。

赤をいっぱい入れてグルグルグル、
黄色も入れてグルグルグル、
青はほんの少し入れてグルグルグル、
白をいっぱいいれてぐるぐるぐる。
最後にお水をドボドボドボと入れてできあがり。

背景を描く    大筆で

夕焼けを描こう。
大きな筆を持って、
絵の具をたっぷり付けて、
左から右に筆をゆっくり引っ張ろう。
こんどは右から左にゆっくり引っ張ろう。

 

*左から右、右から左と交互にゆっくり塗ります。

*左利きの子どもには、右から左、左から右のリズムを教えます。

(4)木馬を描く

人の手から造られた物を描く

★★★

木馬の色造り  大筆で

木馬さんの色を造ろう。
黄色をいっぱい入れてグルグルグル、
赤を入れてグルグルグル、
青を少し入れてグルグルグル、
青を少しずつ入れながら木馬さんの色に合わせていってね。
白を入れてグルグルグル。
お水を入れてできあがり。

*絵の具の量はたっぷり造り、ドロドロと固めに造ります。

前足を描く

前足から描こう、
大筆を持って、
絵の具をたっぷり付けて、
上から下にゆっくりと引っ張ってごらん。

*書き始めと書き終わりは、指導者の指でしっかりと示して上げましょう。

 

後ろ足を描く

こんどは後ろ足、
大筆を持って、
絵の具をたっぷり付けて、
上から下にゆっくりと引っ張ってごらん。

*書き始めと書き終わりは、指導者の指でしっかりと示して上げましょう。

 

鞍とそり

こんどは鞍だよ、
前足の途中から、後ろ足のてっぺんを通って、跳ね上がっていくの、分かる?

*描く線がどこを基準に流れているのかを、よく教えましょう。
何回も、筆だけで動かしてみてから描かせます。

こんどはそりの部分だよ、
前足の下の部分と、後ろ足の下の部分を通って、まあるくなっているよ。

*描く線がどこを基準に流れているのかを、よく教えましょう。
何回も、筆だけで動かしてみてから描かせます。

頭1

頭を描こう。

頭の後ろから描こう。
前足のてっぺんのところをね、
ぐるりとゆっくり回ってごらん。
てっぺんのところでは、筆も一緒にぐるりと廻しながら方向転換してごらん。

*前足のてっぺんで、筆を回転させながら描きます。

頭2

もう一度、頭の後ろから描いて上げようね。
ストップ、そこで止めると、もう木馬の口ができたでしょう。

 

 

たてがみを描く

たてがみはね、口の方から頭に向かって描くんだよ、
ストップ、ここで止めると、描けちゃうでしょ。
ストップ、
ストップ、
これを繰り返せばいいよね。

目玉と取っ手を描く

真っ黒目玉を描こう。
中筆で、
藍色を入れて、
同じくらいの赤を入れて、
同じくらいの黄色を入れて、
真っ黒くろすけでておいで。
お目目をグルグルグル。

取っ手を描こう。
木馬の色に白をたっぷり入れて。(だって取っては光っているもんね)
グルグルグルギュー、

下の足台も、
グルグルグルギュー。

名前を書いてできあがり。

★★★

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