BACK   TOP
09航海日誌
2009年6月4日(木)
松島湾内釣り

前回雨のため中止となった松島湾内の釣り、今日は予定通り決行。天気が心配されたがまずまずの天気。まずは先日の中間検査で頂いた24年までの検査済証を船側に貼った。久しぶりのエンジン始動。ちょいと時間がかかったが無事始動、循環水も出ている。6時15分出航。目指すは石浜水道。平日の早朝なので航路もすいている。うっすら青空ものぞいていて海面に映る空がとても綺麗だ。さて、今日はおっちゃんと二人。やはりファーストヒットはおっちゃんだった。漁師の血が入っているだけあってさすがにうまい。カレイに続いてアイナメと立て続けに釣り上げたのだ。やはり今日も無口になったと思ったらさり気なくリールを撒いていたようだ。顔の前に手のひらサイズのカレイをぶら下げられた瞬間はやられた気分だ。その後、大きなヒットはないまま場所を移動するも大差なし。今日あらためて分ったのだがおっちゃんに当たりがあった時大体は無口になるのだがそのことを何度か言っていたためか、会話がかみ合わなくなり同じ単語を2度繰り返して言うときもこっそり釣り上げていると言うことが分った。特に二人のときは背中合わせで釣っているので相手の動きが見えないだけに無口になったり同じ単語を2度繰り返して言っているときは要注意だ。そんなこんな今日も絶望的なのかと思い始めていた矢先僕の竿にも当たりがやっと来た。ここまで来るともう大きさはどうでもいい。とりあえずさりげなく、音を立てずに静かにリールを撒き魚影を確認。小さなカレイだった。そーっと巻き上げ振り向きざまおっちゃんのほっぺたにその手のひらサイズのカレイを貼り付けてやった。これまでのお返しだ。なんとも他愛もない子供じみた所作だが大いに盛り上がる。その後立て続けに当たりがあった。てっきりカレイかと思ったらなんと上がってきたのはカニ。正式名称は分らないのだが通称「ガジャメ」と言う松島にいるとってもおいしいカニらしい。ただ殻が固いので食べにくいとのこと。さらに獰猛で強力なはさみで攻撃してくるのだそうだ。そこではさみにはハサミで対抗することに。・・するとごらんの通り。本当にやんちゃなカニで、絶えずハサミを振りかざしてファイティングポーズを取りやる気満々だ。

        

その後、一番初めに投竿した場所に戻り竿を出す。潮も上げ潮でいい感じなのだ。来た!!結構いい引きだ。このときはこっそり釣り上げるという感じではなくタモが必要なくらいの良い引きだ。ゆっくり時間をかけ巻き上げると本日最大のカレイだった。この一枚でおっちゃん戦意喪失か。。。当初の形勢逆転、続いて大物のアイナメも続けてヒット。なんとも気持ちの良い一瞬だった。

         

結局今日はお昼前で納竿。久しぶりに良い引きを楽しんだ。おっちゃん曰く、やはり6月に入ったら数が出始めたとのこと。次回がとても楽しみとなった。
次回は何とかおっちゃんより先にヒットさせ顔の前にぶら下げて見たいものだ。

追)その日の夕食はとても贅沢な食材となったのは言うまでもない。それにしてもこのカニの殻の固さといったら半端じゃない。人間の歯ではまさに歯が立たない。とにかく硬い。でも味噌汁のとてもおいしい出汁が取れた。

 
 中間検査証のシール
 
  循環水もOK
 
水面に映る空と自分と釣竿



移動中のAS SUCH


本日の釣果。なんだかんだとそれなりには釣っていた



ウミネコが繁殖の季節を迎えていて切り立った岩場などで営巣している光景があちこちの島でも見られているが鳥の世界でも住宅難なのか地続きでない防波堤の上も集団営巣地となっていた漁師の方が置いているロープや網の上で卵を抱いている親が何羽もいる。すでに孵化しかわいい雛の姿も随分見られる。
2009年5月17日(日)
生憎の天気

今日は釣り。6時に現地集合。やる気満々で4時30分起床。お湯を沸かしてポットにいれ、いざ、出発。・・・と思ったところでおっちゃんからの留守電があることを発見。すると・・「雨だね。気温も低いし、水しろもはいるし、水温も低そうだからやめませんか・・・と言うこと。確かに、寒そうだし、雨だし。すぐさまそうしましょうとの返信。今日の出航は中止となったのでした。
 頭の中では「小室等」さんの「雨が空から降れば」のフレーズがエンドレステープのように回っていた。・・・・「雨が空から降ればお魚もまた雨の中・・・・・

・・・しょうがない、雨の日はしょうがない・・・・」

2009年5月11日(月)
中間検査

今日は愛艇「As such」の中間検査。船舶検査機構の方と11時に待ち合わせ..。ゆとりを持って10時30分に到着するともう係りの方が来ていた。今日も伊藤のおっちゃんが立ち会ってくれることになっていたのだが、まだおっちゃんの姿はない。それにしても今日は大潮らしく相当潮が引いている。この場所には何度も来ているがここまで下げたのは初めてかも知れない。愛艇が水に浮かんでいるのではなく泥の中に横たわっているのだ。これではエンジンを掛ける事は到底無理で、降ろすことも出来ない。
さて、検査。事前に検査報告書を出していたのでいずれにしてもエンジンの始動はしないでOKになった。掛けろといわれてもこの状態では到底無理だったが手間が省けた感じだ。そのほか、コンパス(羅針盤)消化器具、救命用具、係留用具、夜間航行用ライト(マスト灯、航海灯)の電気系の確認などが一通り行なわれ、2,3指摘はあったものの重篤な瑕疵はなく無事終了となった。


そして2日後・・・
検査証が届きました。これで平成24年の2月までOKとなりました。
         

       次回はこのシールを船の両サイドに貼るのだ。


As suchUは何時になるやら


今日は大潮ですっかり干上がってしまった。これでは出航はおろかエンジンも掛けられない
2009年5月5日(火)
整備&初出航
来週、船の中間検査があるのでその点検、並びに整備を行なうべく今日もおっちゃんと浜で待ち合わせ。おっちゃんは徹夜で仕事明けなのにそのまま駆けつけてくれた。おりしもゴールデンウイーク真っ只中、地元にいるとあまり感じないのだがやはり松島は全国区の観光地のようだ。朝から松島周辺は渋滞している。ここはやはり駐車場と道路の整備が必要だと思う。しかし如何せん前がすぐ海でその直前に名所旧跡が広がっているのだ。再開発と言っても簡単にはいかないだろうと納得してしまう。
さて、10時におっちゃんと合流。まづは整備と思っていたのだが電気系統は特に問題はないし、ビルジがたまっていたのも雨漏りではなく結露の水滴がたまったのではと、とりあえずは出航しようと言うことになった。・・ところが・・
いざエンジンを始動しようとしたがかからないのだ。なんてこったい。ま、半年近くほったらかしだったのでこれもいたしかたない。陸上と違って、海上では絶えず塩風に吹かれ波を被っているのだ。結局はエンジンカバーをはずし、プラグの点検、キャブをはずし、フィルターをはずし洗浄整備。そして始動!・・・かかった!!と言っても僕は見てる人、写真を撮る人となっていたのであって、修理整備はみな、おっちゃがやってくれた。でも、いざトラブルとなったら陸上とは違って置いて帰るって訳には行かないから、極端な話命にかかわってくるのでこれくらい出来ないといけないなと改めて思った次第だ。
エンジンも無事始動!・・結局は中間検査に向けての整備となったのだ・・
とりあえず出航!目的地は石浜水道。ぼちぼち釣れ始めているというので大物を釣り上げることを夢みて今期初投竿。But・・なかなかあたり無し。
そのうちおっちゃんが無口になっていた。。案の定、静かにリールを巻いていたかと思ったらちゃっかりアイナメを釣り上げていたのだ。おっちゃんの場合、無口になった時と、急に饒舌になった時は怪しいのだ。その後、何故か、僕にはあたりがまったくないのにおっちゃんはふぐ2匹を釣っていた。どうも松島での相性は良くないのだ。
午後1時過ぎY田嬢が仙石線で塩釜に着くと言うので船でお迎えに。。。
その途中、本日2回目のトラブル発生。ギヤがリバース(後進)に入らなくなったのだ。船の場合、車のようにブレーキがあるわけではないので行き足を止める場合はギヤをリバースに入れて減速させるのだ。そのリバースが利かないというのは致命的だ。とりあえず低速で塩釜港奥まで行きY田嬢をピックアップの後、その場で修理開始。岸壁に係留してやりゃいいのにおっちゃんはなんと走りながら修理を開始。こっちは気が気じゃないのだが無鉄砲なのか、余裕なのか僕には理解不能。でも、それでも直っちゃうからすごいのかもしれない。結局原因はねじの緩みなのか、とりあえず釣り場へUターン。今度は鐘島前で投竿するもこれまたまったくあたり無し。その後、Y 田嬢がアイナメを1匹上げただけで3時に納竿。結局、なんだかんだ言って今日は釣りと言うよりは機関整備の一日となったのであった。
今日の遊覧船は観光客で満員でした。これまで何度となく松島湾に船で出ていますが、これだけ満員の遊覧船を見たのは初めてかもしれません。ま、ゴールデンウイークの真っ只中ですからね。今日ガラガラだったら、観光ではやっていけませんわな。         

このコンパスを見るとやはり海に来たという気がする



85psのヤマハのエンジン。ばらして洗浄。これで始動するからすごいのだしかも海上で。



マスト灯に付けた黒球
この船はつりをしています・・と言う表示



珍しくおっちゃんが丁寧にロープを片付けていた
2009年4月26日(日)
今年初海 
今年もよろしくです。

懸案のスイッチボックスを取り付けた。去年、取り付けたマスト灯。これには航海灯と全周灯がついているのだがこれのスイッチボックスを取り付けた。まだケーブルや配管がごちゃごちゃしているがこれはそのうち整備の予定。これまでむき出しだったスイッチパネルが箱に収まるだけでかなりすっきりした感じがする。スイッチは後5系統つかえるので、キャビン内の蛍光灯やビルジポンプもオンオフできるようにする積り。
今日はほんの数時間の作業であったがやはり海は良いもんだ。
もっと来れる時間を作りたいところだが、それが出来ないのが現状だ。
ま、出きる範囲でしばらくは楽しもうと思う。