前回雨のため中止となった松島湾内の釣り、今日は予定通り決行。天気が心配されたがまずまずの天気。まずは先日の中間検査で頂いた24年までの検査済証を船側に貼った。久しぶりのエンジン始動。ちょいと時間がかかったが無事始動、循環水も出ている。6時15分出航。目指すは石浜水道。平日の早朝なので航路もすいている。うっすら青空ものぞいていて海面に映る空がとても綺麗だ。さて、今日はおっちゃんと二人。やはりファーストヒットはおっちゃんだった。漁師の血が入っているだけあってさすがにうまい。カレイに続いてアイナメと立て続けに釣り上げたのだ。やはり今日も無口になったと思ったらさり気なくリールを撒いていたようだ。顔の前に手のひらサイズのカレイをぶら下げられた瞬間はやられた気分だ。その後、大きなヒットはないまま場所を移動するも大差なし。今日あらためて分ったのだがおっちゃんに当たりがあった時大体は無口になるのだがそのことを何度か言っていたためか、会話がかみ合わなくなり同じ単語を2度繰り返して言うときもこっそり釣り上げていると言うことが分った。特に二人のときは背中合わせで釣っているので相手の動きが見えないだけに無口になったり同じ単語を2度繰り返して言っているときは要注意だ。そんなこんな今日も絶望的なのかと思い始めていた矢先僕の竿にも当たりがやっと来た。ここまで来るともう大きさはどうでもいい。とりあえずさりげなく、音を立てずに静かにリールを撒き魚影を確認。小さなカレイだった。そーっと巻き上げ振り向きざまおっちゃんのほっぺたにその手のひらサイズのカレイを貼り付けてやった。これまでのお返しだ。なんとも他愛もない子供じみた所作だが大いに盛り上がる。その後立て続けに当たりがあった。てっきりカレイかと思ったらなんと上がってきたのはカニ。正式名称は分らないのだが通称「ガジャメ」と言う松島にいるとってもおいしいカニらしい。ただ殻が固いので食べにくいとのこと。さらに獰猛で強力なはさみで攻撃してくるのだそうだ。そこではさみにはハサミで対抗することに。・・するとごらんの通り。本当にやんちゃなカニで、絶えずハサミを振りかざしてファイティングポーズを取りやる気満々だ。
その後、一番初めに投竿した場所に戻り竿を出す。潮も上げ潮でいい感じなのだ。来た!!結構いい引きだ。このときはこっそり釣り上げるという感じではなくタモが必要なくらいの良い引きだ。ゆっくり時間をかけ巻き上げると本日最大のカレイだった。この一枚でおっちゃん戦意喪失か。。。当初の形勢逆転、続いて大物のアイナメも続けてヒット。なんとも気持ちの良い一瞬だった。
結局今日はお昼前で納竿。久しぶりに良い引きを楽しんだ。おっちゃん曰く、やはり6月に入ったら数が出始めたとのこと。次回がとても楽しみとなった。
次回は何とかおっちゃんより先にヒットさせ顔の前にぶら下げて見たいものだ。
追)その日の夕食はとても贅沢な食材となったのは言うまでもない。それにしてもこのカニの殻の固さといったら半端じゃない。人間の歯ではまさに歯が立たない。とにかく硬い。でも味噌汁のとてもおいしい出汁が取れた。
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