2010 航海日誌
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2010年8月27日(金)
As such 陸揚げ 船底掃除

春先にやる筈だった船底掃除、やっと実現。昨日おっちゃんが陸揚げして船底についていた螺貝他を削り落としてくれていた。今日はその船底に塗料塗りを行なう。といってもほとんどの作業はおっちゃんがしてくれた。僕は立って塗れるところをローラーで塗る作業を担当。要するに楽なところの作業担当。船底のサンダー掛けから塗装まで大変なところはおっちゃん担当。ありがたい。





こういう現場では発電機も大活躍。これから先いずれ発生するであろう地震対策に一台あってもいいのかもしれない。なんだかんだ2時間もかからないで作業終了。今日の作業は終了。後は油圧系のジョイントがかなり朽ちているのでついでに修理をお願いすることにした。痛い出費だが安全には変えられない。


久しぶりに陸揚げした「As such」

作業後パパさんの文洋丸で30分ほど湾内視察。
2010年7月19日(月)
漁師はすごい

今日は海の日。昨日,東北南部は平年より5日早く梅雨明けの発表があった。そりゃ海の日だし、やっぱ海でしょ・・・ということで今日はおっちゃんと1日スケジュールを空け海三昧とすることにした。さすがに梅雨明けの次の日,天気予報も晴れ。朝4時集合で出航。今日も船は文洋丸。わが愛艇「As such」号はいまだ船底掃除とクラッチの修理が出来ていない状態だ。4時30分出航まずは朝焼けの松島の写真撮り。おっちゃんに操船はすべてお願いし,おいらはカメラマンに徹する。とりあえずシャッターは切るが「だからどうした」の写真ばかり。鐘島、仁王島は朝日をバックにして撮るのは難しいかも知れない。さてそして5時前には釣り場へ移動。今日もカレイ狙いで石浜水道へ。いつもファーストヒットはおっちゃんなので今日こそと張り切るがやはり先を越された。しかもこれが結構いい引きでタモで掬ってみれば結構良い型だった。。その後立て続けにおっちゃんが釣り上げる。今日も完敗ムードが立ち込め始めた頃ようやくヒット、一矢報いる。
   

その後、結構いい感じで釣れていたのだが何とエサが残りほとんど無いのだ。今日に限って500円分しか買ってこなかったというのだ。しかもガソリンも少ないというので一旦浜に戻ってエサとガソリンを調達することにした。そのときはその先まさかの事件が待っているとは考えもしなかった。しかし冷静に考えて見ればその出来事はすでに過去3回体験していただけにもっと気を付けなければいけなかったのだ。
しかし今日に限っては写真も撮ったし、釣りもそれなりに楽しめていたのでそこまで気が回らなかったのかも知れない
 石浜水道からの帰り、青葉航路を横切ったあたりで急にエンジンの回転数が下がったのだ。もしや・・・いやな予感はやがて現実のものとなったのだ。そう早い話・・・
「ガス欠」。昔「車はガソリンで走るのです」ってCMが有ったけど船だって一緒です。前回の時は近くを航行中の船に曳航してもらったり迎えに来てもらったりしたのだが今日は自力で帰港すると言うのだ。ま、しかし、ここからが漁師のすごいところ。。さっきのCMではガソリンで走ることになっているのだが、船は竹棒で動かせるのです。そう、竹棒を海底に差し込み少しずつ船を前に進めるのだ。エンジンストップした場所が浅場になりつつあるところだったのでこの作業が出来たのだ。これが深場だったらと思うとゾッとする。最初はおっちゃんの仕事振りをただ眺めていたのだが途中からおいらも竹棒漕ぎ?に参加し両側でこの作業を行なう。エンジンで走ればほんの5分の距離だが8時過ぎに漂流してから途中休み休みでも1時間ちょっとで帰ってこれたのだから竹棒とて立派な物だ。
・・ということで今日もワイルドな釣りとなったのだった。

その後、水分、ガソリン、エサを調達再び海へ。しかし、ちょうど満潮になりあたりもあまり無いなかで、先ほどの重労働が一気にやる気をなくす。
昼前には湾内の内側の普段あまり行かないところへ船を進めてもらい、いかにも松島という島々の写真を撮った。今日撮ったのはあくまで絵葉書的な写真でつまらない、今度は真っ赤に空が焼けたときや青空の時に同じ場所で撮りたいものだ。
なんだかんだといってもそこは日本三景の松島。。まだまだ知らない綺麗なポイント島々がいっぱいあるようだ。では湾内内側の島々です。
・・・・お暇な方ご覧下さい。・・・・












夜明け前の牡蠣棚

引き波の先に太陽が顔を出した

揺れる船上で水平を取るのはむづかしいい
   
今日も釣った魚は我が家の夕食に並びました。食べる前に写真を撮ればよかったのですが気が付いたときにはみな食っちゃっていたのでその残骸だけアップします。カレイはやっぱ塩焼きですね

    
おっちゃんは小さい頃その名前から「たけぼう」とよばれていたそうな。それが今まさに竹棒の使い手となっているのでしたはじめひとりでがんばっていたのですが途中からおいらも微力ながら手伝わせていただきましたがこれ、重労働です。ホントお疲れ様でした。でもさすが漁師。。何としてでも自力帰港できちゃうところがすごい。今日は「もしガス欠になったら」の課外授業でした

     
お疲れモードのおっちゃん。そりゃ竹棒だけで無事帰港させたんですから疲れますよね。
いびきをかいて寝ていても竿だけはしかりと握っていた

そうそう、僕はおっちゃんのことを漁師と呼んでいますが本業は会社社長です。


松島湾の島巡りの遊覧船ではこれらの島の一部しか見ることが出来ない。
ましてや大型遊覧船は無理!


今日は残念ながら昼近くから青空ではなくなってしまったので背景がつまらないが、秋のうろこ雲や、朝焼け、夕焼けの真っ赤に焼けた空をバックにしたらかなりいい写真になるような気がする。後は感性と腕の問題か






それにしてもこんな松島湾の奥の方でもこれだけの侵食があるってことは昔の地形はもっと違っていたんだろうな
2010年6月19日(土)
漁師にはかなわない

先週は悪天候のため出航すら出来ず釣りは断念。今日はそのリベンジ。梅雨入りしたばかりなのに今日は朝からいい天気。波なし風なし、天気良し。絶好の釣り日和だ

松島湾の朝は美しい。今日は釣り日和と同時に撮影日和でもあったのだがちょっと来るのが遅かった。
次回はもう少し早く来ることにしよう。

さて、今日も今の本業はなんなのか良く分らないいつものおっちゃんと一緒。調理人であることは誰しも分っているのだが今は会社の社長でもあるのだ。。
でも僕は彼の本業は漁師だと思っている。

今日の釣り場は石浜水道。これまで水温が低くてあまり良い釣果ではなかったようだがここに来て釣れ始めたという情報もあり今日は釣る気満々だ。でもまたしても今日も先を越された。今日はタナゴ竿で釣っていたおっちゃんの竿が大きくしなっている。やられた!!なんだかんだ言ってコンスタントにとにかく釣るのだ。ファーストヒットのアイナメに続きカレイ・アイナメと立て続けにヒット。何故かこっちはあたりなし。

9時前までのおよそ4時間でそこそこの釣果。
今日は完敗。漁師にはかなわない。総重量、大物、数ともに全敗。次回は何とかせねば。

   
松島の若大将か!様になっている。そして今日の大物。
40センチ弱のカレイ。見ていてもなかなかいい引きだった。・・・今日はヨイショしておこう。だって・・・
釣り上げた魚のほとんどが我が家の今夜の夕食の食材となったのだ。
その夕食の写真もアップしたかったのだが気づいた時はときすでに遅し、すっかり食った後だった。

松島の朝は美しい。次回は夜明け前に出航して島をバックに朝焼けの松島を撮るつもり
      
おっちゃんの竿が大きくしなっている。ファーストヒットは30センチほどのアイナメでした

   
おいらの釣果はリリースサイズのアイナメとカレイが2枚・・トホホ結果でしたおっちゃんのカレイと比べると小さいです。でも塩焼きにはベストサイズなんて負け惜しみにしか聞こえねーな

今日の反省:写真と釣りの両方をと欲張ったのがよくなかったか?
次回は写真は撮るときは撮る。釣りの時は集中する・・・大事なことです。でも所詮好きなことやってんですからどうでもいいんですけどね
2010年6月14日(月)
今期初の海!海!海!

今期初海! 今シーズンもよろしく。

愛艇As such号は整備を出来ないままシーズンを迎えてしまった。今日は隣りの文洋丸で出航予定。・・・だった。
天気予報は曇り。なのに何故雨なの・・さらに風は強いし。
結局毎度の友人伊藤のおっちゃんとコーヒーを飲みながらしばし歓談。

そして驚いた。来たついでにAs such号のビルジポンプを作動させようとしたところ、動かない。何故?
ご覧の通りB電源のケーブルを通していたチューブがこわされ、さらに配線のケーブルもご覧の通り切断されていたのだ。何これ??なのだ。どうやらネズミにかじられた様だ。
海に浮かんでいる船にネズミはどうやって渡ったのか。泳いで這い上がったか?まさか。どうやら係留のロープ伝いに陸と船を行き来している様だ。それにしてもここまでかじるか。また修理箇所が増えてしまった。