秋保の奥の蕎麦屋と言えば古くはたまき庵が有名であったが最近は多くの蕎麦屋が存在している。草庵もその中の一軒で美味しい蕎麦を食べさせてくれる。場所は秋保大滝の手前400m程の左側。蕎麦と言う看板がなければ一見美術館か、と思わせるような独特の雰囲気のある建物だ。それもそのはず、なんとこの建物は藁壁で出来ているのだそうだ。壁の厚さが50センチ近くある。外壁は、まっ平ではなく独特の波を打ったようなメルヘンの世界だ。藁の家というと三匹の子豚を思い出すが、なんのなんの骨組みはがっちりしているので構造上は丈夫だ。店内は採光窓も大きく、明るい。さて、蕎麦やであることを忘れてしまうような造りであるが、そばは石臼に拠る自家製粉。山形県寒河江産「でわかおり」を使った二八蕎麦と北海道浦臼町産「ぼたん」を使ったそば粉10割の水捏ね生粉打ち蕎麦の2種類。大盛りは二八蕎麦は150円増し、生粉打ち蕎麦は200円増し。今日は生粉打ち蕎麦の大盛りをいただいたが付け合せには冬瓜の煮物でさっぱりしていて美味しくいただけた。蕎麦も勿論美味しかった。

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2007年9月10日

仙台市太白区 そば 「秋保草庵」