マニアクスハード日記

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ここだけプロローグ的に小説。



 代々木上原で小田急線から千代田線に乗り換え、一駅。
そのたった数分の間に、オレは不思議な夢を見ていた。

 見慣れた女性の姿。ささやく声。

「さぁ、あなたの名を言って……」

 とりあえずいつも使っている呼び名だけ名乗ろうとしたが、苗字も言わないといけないようだったので
適当に「星見アイーク」と名乗っておいた。

「……何、その日本人らしからぬ珍妙な名前は。
 板東和幾、星見和久、根岸千也ときて何でいきなりそんな名前に?」

「だって、名前と呼び名が違うと違和感感じるんだもん」

 その後、彼女の名……「高尾ユウコ」を答えたその時、アナウンスで目が覚めた。


 改札口を通った直後、携帯にメールが入った。同級生の新田イサムからだ。
いつもオレをパシりに使ったり刺身のツマのように見ているヤツだ。まぁ別にいいんだが。
今回オレを誘ったのも、大方一人であの橘チアキにつき合うのがイヤだったのだろう。
本人は「お前がいると先生が優しい」とか言っているが……。

 事件が起こったんじゃ代々木公園には入れないんじゃないかとか思いながら
代々木公園駅を出て、愕然とした。

「……代々木八幡駅使えばよかった……」


いきなりローカルネタですみません^^;

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