川崎美術協会は、川崎市文化協会のメンバーとして参加している唯一の総合美術団体
で、会員数は約100名、川崎市にゆかりのある職業画家をはじめ、勤労画家などの研修
と発表の機関として、活発な活動を続けています。
創立は昭和25年、それまであった川崎絵画会(昭和5年創立)を発展的解消して、戦後
川崎に来住してきた美術家たちにも呼びかけ、あらゆる美術家が参加する総合美術団体と
してアンデパンダン形式で発足しました。
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展覧会活動として発足当時より市教育委員会と共催の形をとり毎年「川崎市展」および
「川崎美術協会展」の2展を開催してきました。展覧会場は市民公民館・商工会議所・市
民会館・県立図書館・市体育館・さいかや・産業文化会館など借りられるところを転々とし、
ようやく昭和47年にできた川崎市民ギャラリーで第20回記念展を開催、以来22年間続
きましたが平成6年に閉鎖となったため。以降は教育文化会館で開催するようになり、そ
して平成10年69回展より教育文化会館とアートガーデンかわさきの2会場開催、平成12年71回展よりアートガーデンかわさきのみでの開催の運びと
なりました。
一方、審査制の公募展を、という声も上がってきたため昭和42年これを市に提案、従来
の「川崎市展」を「かわさき市美術展」とし、その運営数年間支援した後、市に移管しまし
た。その後は協会は川崎美術協会展にしぼって開催しています。
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発足以来、メンバーの交代はいろいろありましたが、古くから川崎にゆかりのある
美術家の多くは川崎美術協会ないしは川崎絵画会をステップいしたと言っても過言でない
ほど伝統ある美術団体です。
川崎美術協会展は、平成12年71回展より(財)川崎市文化財団の後援、平成14年73回展より神奈川
新聞社の後援、平成15年74回展より神奈川県の後援、平成18年77回展より幸クリニックの協賛、平成21年80回展より川崎市観光協会の後援、平成22年81回展より川崎大師平間寺の協賛、令和4年93回展より堂本製菓の協賛、令和5年94回展に川崎商工会議所の後援を戴き現在に至っています。
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