Fu-Ken's Room

人体モデル第一号実験体(通称「一実」)再生計画

2.ベース

1.準備

まず、六角大王Super3の人体作成機能には人間の正面からの全身写真(イラスト)が必要である。
それも、軽く脚を開き両腕を斜めに開いた姿勢の画像が望ましい。
もし用意できないのであれば、六角大王Super3に付いているサンプル画像を利用してもよいが、今回はオリジナルの画像を用意することとした。
私の場合、絵の技量は低いので、美術関係書のデッサン解説にあった標準的な人体をトレース、微調整した。
顔に関しては、アニメ系のものを作成するのであればマンガなどを、リアル系のものであれば写真集などをスキャンして合成するという方法もあるが、最終的なモデルにそのテクスチャを使用するのは非常に問題があると思われる。
今回はリアル系の顔を作成する予定なので、オリジナルボディーに写真集からスキャンした顔を合成して素材画像とした。

素材画像

2.人体作成機能

六角大王Super3を起動し、「指定モードで新規作成」で人体作成モードを開始する。
まず、素材画像として先程用意した画像を読み込むことになる。
後ろ向き画像も読み込んでテクスチャとして使用できるが、今回の計画では素材画像をテクスチャとして使用しないため、用意する必要は無い。

読込

次に髪型、服を指定する。
髪は「長髪耳見え」、服は後で修正を加えて裸体モデルに改造するため、もっとも余分なものの無い「ぴったり服」とした。
あとは指示に従い、各ポイントの指定、輪郭の修正を行うだけでベースとなる人体モデルが完成する。

輪郭 kazumi01

3.保存

人体モデルの作成では試行錯誤、失敗を多くしてきた経験から、色々な段階でファイルの保存をすることとする。
ファイル名は、六角大王Super3、メタセコイアでの作業途中のものは“kazumiXX”という連番とする。
ただし、六角大王Super3とメタセコイアの間でやりとりをするためのLightWave3D形式のファイルは“kazumi00”というファイル名で上書きしていくこととする。
最初のこのモデルは”kazumi01.6kt”というファイル名で保存した。
次にこのモデルをLightWave3D形式(kazumi00.lwo)で出力し、メタセコイアで開く。
このとき、六角大王での出力時の倍率は1.0、メタセコイアでの読込時の拡大率は2.0とした。
今後、メタセコイアと六角大王Super3との間でのやりとりは.lwoで行うことになるため、拡大縮小率は解りやすい数値で固定しておくことが重要である。

メタセコ読込

4.メタセコイアでの作業

1つのオブジェクトとして読み込んであるモデルを髪、耳、胴体の3つのオブジェクトに分離し、オブジェクトごとに別のマテリアルを割り当てる。
胴体のオブジェクトを複製し、首から下を削除して頭部のみのオブジェクトを作り、この段階で保存した。(kazumi02.mqo)

kazumi02

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