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グローランサー2 感想

【OP】
いきなりアニメ廃止。
手抜きなんじゃないかとの噂は、聞いていましたけどね。そして、えらく格好良いカーマイン(1主人公)にしばらくうける。


【本編】

始める前に

街を歩けなくなる、イベントポイントが配置された大陸図を移動(すごろくみたいなもの)、そして短いとの、不評部分を、嫌になるほどインプット。


さて、プレイ開始。

短ッ!!

いや、マジで、知ってても短いと驚いてしまう。これは、1をやっていて、再び大ボリュームの世界を楽しもうとした方は、もっと驚いたでしょう。不満も出るはずだ。
しかも、カーマインやらライエルが出てきて、よーしッ、盛り上がってきたと思ったら、終わってしまうし。

話が詰まらないわけでは無かったのです。確かに面白い。特に、1絡みの部分。
なかでもゼノスとクレイン村の村長(バーンシュタインで最後のグローシアンだった人)の話は、1で『ほったらかしか?』と気になっていたもので。
あの犯人像は、どう考えてもゼノスだったので、仲間になった彼を、クレイン村に何度も連れて行ったりもしたのですが、特に何にも反応が無かったし。(酷いかも)
他にも、ライエルのあの後の話や、カーマインとの絡みの話とかも。

ただ、メインが例によって『ぶつかりあうそれぞれの正義』
これが、個人的に余り好きではないのです。
また、ウェインにあまり魅力を感じなかったのも、事実。
集約すると、レベル22,3で、インペリアルナイトになってんじゃねェ!!
10時間ちょっとの冒険で、グローランサーと呼ばれてるんじゃねェッ!!
というところです。

当然、このあたりは、ウェインのせいではなく、ボリュームの薄さのせいですが。
その薄さのせいで、レベル17のグローランサーや、レベル18の元インペリアルナイトなんぞ拝む羽目になったのは、勘弁して欲しかった。普通にしていると、一般兵にたこ殴りされる彼らの姿も見なければなりませんし。

1で、初期に仲間になったジュリアンのように、とんでもない強さの彼らが、少しだけ手を貸してくれた方が、気分的には良かったかもしれません。

また今回は、システム的にも、良くなかったと思います。
まずは、アイテムが存在しない。回復手段は、魔法のみというのが、困りました。
特にゼノスのように、魔法が一切使えない人間には……。とっさの時に、手の空いた人間が、アイテムで回復、それができないだけで、困難になるのだと、このゲームをプレイして知りましたよ。

またリングウェポンの採用により、武器が廃止となりました。精霊石とリングの組み合わせによって、能力を発揮するのですが……。
とんでもない強さを発揮する組み合わせが、存在します。腕力を上げて、ある精霊石を装備すると、仲間の約一名が、ものすごく強くなります。
そう、一歩も動かずに、ラスボスを瞬殺できるほどに。

そして気絶システム
……マジやめてくれ。


【結論】

グローランサー そしてそれから

とかいう題名で、外伝(または後日談)として『3800円』くらいで出せば、これはこれで良かったと思います。そういったおまけ的な物であれば、この1周の短さも、利点になったかもしれないし。

最初から、短いことを認識しておけば、そこそこ面白いゲームだと思います。


『良かったところ』
・ストーリーは面白い。
・1キャラたちの、あの後の姿を垣間見れる。
・一応、分岐がある。


『悪かったところ』
・ボリュームが薄い。
(そのせいで、2のキャラたちも薄く思える。
少なくとも、1のキャラたちの背負っていた、重いものは感じない)
・街を歩けない。
・分岐が、たいしたものではない。
(正直、こんな分岐ならば、もっと丁寧に一本道の話を作って欲しいと思いました)


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