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2006年11月26日
 小雨の降る寒い一日、富士山は行く途中にちらっと全景を見せてくれたのですが・・・運転中で撮れませんでした、残念。今回は北富士駐屯地よこの広場で集会を行い、演習場までデモをしました。

 

   申入書
 北富士演習堵での在沖縄米海兵隊の実弾演習が、11月25日より12月7日までの予定で開始されました。忍草農民の国有入会地を無断使用し、その上で本演習実施の当初の条件であった150o榴弾砲以外に、機関銃などの小火器も新たに導入し、拡大して実施される今回の実弾演習を、直ちに中止することを強く申し入れます。
 今回の演習は、沖縄米軍が実弾演習を行うたぴに県道を封鎖し、沖縄県民の日常生活に支障を与えているということで、「県民の負担の軽減」を名目にして150ミリ榴弾砲実弾演習を本土の五つの自衛隊演習場に移転して、1997年以降実施されてきたものです。
 しかし155o榴弾砲以外の小火器などの演習は、これまて通り沖縄のキャンプ・ハンセンで行われていました。米軍はその小火器の実弾演習も、2006年から本土の演習壕に移転して強行しようとしています。この拡大は、いま世界的規模で進められている米軍再編と一体のものです。アメリカのプッシュ政権は、かっての朝鮮戦争の時のように、北富士をはじめ本土の自衛隊演習場で海兵隊のすべての演習を実施し、北朝鮮への侵略戦争の出撃基地にしようとしているのです。このような演習は絶対に認めることはできません。
 北富士演習場の国有地2000ヘクタールは、東京地裁裁判所も認めた忍草農民の入会地です。忍草農民は、戦後米軍に占領され、入会地から閉め出されてから、60年にわたって入会地奪還のたたかいをたたかってきました。1955年6月20日の米軍のカービン銃を突破して着弾地を占拠したたたかい、1967年8月から3ヶ月にわかって演習場のど真ん中に入り会い小屋をたてて座り込み、米軍実弾演習を全面的に阻止したたたかいなど、体を張ったたたかいの結果、1970年、1971年の二度にわたって、東京地裁から「忍草農民に入会権あり」という判決をかちとってきたのです。
 入会権利者を無視した演習を許すことはできません。忍草農民は、入会地を演習場ではなく、平和の山にすることを求めています。入会地無断使用の米軍実弾演習を中止し、北富士演習場を撤去し、入会地を農民に返還することを要求します。
 プッシュ政権は、「イラン、北朝鮮は悪の枢軸」と言い、イラクでの戦争を北朝鮮に拡大しようとしています。イラクへの航空自衛隊のへ兵を継続している安倍政権は、このブッシュ政権の北朝鮮侵略戦争に、より積極的、主体的に参加しようとしています。そのために集団的自衛権の承認と憲法9条の改悪に進もうとしているのです。
 一昨日11月24日、久間防衛庁長官は、核兵器を積んだ米軍艦船の緊急時の日本領海の通過を認めると答弁しました。これは米軍の核兵器の国内持ち込みを公然と認めるということです。北朝鮮の「核実験」を「弾劾」した直後に、世界最大の核兵器保有国アメリカの核を認め、その核兵器をも使った北朝鮮への戦争に加担、参加しようとしているのです。
 安倍首相と防衛庁は、ブッシュ政権が進めるイラク侵略戦争への航空自衛隊の派兵をやめ、イラン、北朝鮮への戦争拡大に絶対に参加しないことを求めます。また今回の北富士での米海兵隊の実弾演習を中止することを強く求め、ここに申し入れます。

同日行われた名古屋小牧基地での「航空自衛隊はイラクから即時撤退を」の行動


 2006年11月26日
内閣総理大臣安倍晋三 殿
防衛庁長官 久間章生 殿
11.26北富士総決起集会参加者一同

2006年9月24日
  
朝から機嫌のいい富士山、サマワ模擬施設撤去を喜んでいるのだろう。 演習場内で集会ができるのは「入会権」があるから

  
三里塚反対同盟の鈴木いとさん(左)も参加    婦民も母の会に負けじと「シュプレヒコール」

 
この斜面も着弾地、「ゲリラとなって」米軍や自衛隊の演習を阻止してきた話を現地で聞く、すごい!

 
「米軍のジープやヘリの目の前に身を投げ出してたたかった」写真を前に話す、天野美恵さん。交流会の「ごっそー」あと吉田名物うどんがでたのだけど、食べるのに一生懸命で、写真撮るの忘れた。

  
まさこさん、ふじえさんも「武勇伝」を披露。「お金でくずされた人もいるけど、やっぱり信念つらぬきたいからねぇ〜」

2006年5月28日
   
富士山です。北富士闘争です。朝の雨がうそのよう、集会開始にあわせるかのように姿を見せてくれました。 (5月28日 北富士演習場で)  ラク・サマワ宿営地模擬施設での自衛隊の訓練が5月24日から6月3日までありました。その北富士演習場内で反戦集会・デモが行われました。

 発言する「忍草国有入会地守る会」会長 天野豊徳さん と司会の天野美恵さん(忍草母の会事務局長)
 
デモのすぐ横でサマワ派遣訓練が   デモの終点、駐屯地前で申し入れ行動

 

5.28集会の参加者一同による申入書の全文はこちら

2005年11月27日
自衛隊イラク派兵部隊の演習に反対する現地集会(11月27日)

 
入会権を行使し、演習場内での反戦集会です。(右)

 

 
日曜日でしたが、駐屯地内では、また新たな訓練用の建物が建てられていました。(左)
集会参加者で採択した宣言を駐屯地の門前で読み上げ、渡しました(右)

2005年11月3日
 

11・3 北富士闘争 米海兵隊演習反対 入会地(いりあいち)を返せ!

上右の写真は北富士演習場でとったものです。きれいでしょう。豊かな富士山麓を人殺しのための演習に使わせていいのですか?

米海兵隊の演習に抗議申し入れ
  

忍草国有入会地守る会  忍草母の会        婦民も梨ヶ原廠舎前で申し入れ文を読み上げる

  
母の会とともにシュプレヒコール     なんて言う植物かな?

●陸上自衛隊・梨ヶ原駐屯地司令 殿 
 防衛庁長官  額 賀 福志郎 殿
 内閣総理大臣 小 泉 純一郎 殿

                               抗 議 申 入 書



 11月4日から13日間、北富士演習場内で、沖縄在留米海兵隊一個中隊―180人による実弾演習が実施されると報道されています。私たち婦人民主クラブ全国協議会は、この実弾演習に断固反対し、これを受け入れている日本政府・小泉首相と額賀防衛庁長官に対して強く抗議します。米海兵隊の実弾演習の受け入れ拒否を基地司令に申し入れます。また、日米軍事一体化を加速させる、日米安全保障協議委員会中間報告を徹底弾劾します。

 そもそも在沖米海兵隊は、イラク侵略戦争でイラク民衆虐殺部隊として展開してきたことで知られています。その部隊が北富士で行う実弾演習とは何でしょうか!これからさらにイラク民衆の殺戮を繰り返し、占領支配を継続して石油を強奪するためではありませんか!そんな訓練を断じて許すわけにはいきません。      

 イラク侵略戦争開始以来いったいどれだけのイラク民衆が犠牲にされたでしょうか。この戦争が、でっち上げの情報や工作のもとで開始されたものであり、軍需産業・戦争屋たちが大統領府に入り込み、戦争利益にむらがって継続させられているということは今や明らかになってきています。チェイニー副大統領がホワイトハウスの戦争会議を指揮し、100億ドルもの戦争関係事業を自らの関与する軍需産業に請け負わせ、日本でも防衛族議員と米軍需産業との密談が行われているという。彼らのためにどれだけ不必要に血が流されたか。「憲法制定で平和が戻る」?冗談ではない。豊かだったイラクの地は、劣化ウラン弾によって汚染され、次の時代をになう人々にまで見えない恐怖を与えているではありませんか。アメリカではベトナム戦争以来湾岸戦争、イラク戦争にいたる退役軍人・帰還兵のうち50万人がホームレスになっています。戦争で破壊されたものがいかに大きいか!自衛隊もイラク戦争への参戦以降自殺者が増え、麻薬・薬物汚染や、事件・事故が増えています。これも日本が参戦国となったことと無縁ではないのではないか!

 こうした中で10月29日、アメリカで開催された日米安全保障協議委員会(2+2)で、米軍大再編―トランスフォーメーション、日米軍事同盟の強化が合意され、中間報告が発表されました。この日米合意でライス国務長官は、「日米同盟が日本の国の防衛から発展し世界の安定のための同盟として確立した」と発言しました。しかしこれは、帝国主義者どもが世界に戦争をまきちらすための「同盟強化」であって、「世界平和」などとは無縁であることはまちがいありません。
 沖縄普天間基地が辺野古崎の陸・海にまたがる新基地へ。また米陸軍第一軍団司令部が神奈川県座間キャンプへ移駐し、キャンプ座間と相模総合補給廠は自衛隊との共同使用―陸自の中央即応集団司令部化、横須賀には現空母の後継艦として原子力空母の配備等と、とてつもない日米軍事一体化となります。

 「不安定の弧」と呼ばれる地域全体をカバーする作戦行動に、日本が積極的に米軍と共同行動していく。日本に世界戦争の中枢司令部が置かれるということです。これは一切の戦争放棄を明記した憲法に真っ向から挑戦する行為です。いや、現憲法を否定し、改憲以前から自民党の新憲法草案を先取りで実行しようとするものです。沖縄をはじめ、再編にともなう各地元自治体で猛反対の声があるにもかかわらず、まったく意にかえさぬ強硬・傲慢なやり方に怒りを抑えることは出来ません。労働者民衆の反対をあなどったやり方を絶対に許しはしません。

 戦争を止めることができるのは労働者民衆自身です。私たちは来る11月6日、アメリカ・韓国から戦争に反対し、労働者の権利のためにたたかう労働者市民を迎え、日米韓の国際連帯集会を開催します。命の山―富士を平和の山にと願う北富士忍草母の会、国有入会地を守る会をはじめ、全国の仲間が集います。国境を越えた団結で、必ず改憲・戦争を阻んでいきます。


2005年11月3日 婦人民主クラブ全国協議会 代表・相模原市議 西村綾子

2005年8月25日
イラク派兵訓練に反対して抗議行動を行いました。


訓練初日に北富士駐屯地に抗議行動。降りしきる雨の中、婦民ももってきた抗議文を読み上げました。

2004年11・21北富士

 イラク派兵訓練と、米海兵隊の北富士移転に反対する現地集会
  
北富士演習場内で集会をやった後、自衛隊駐屯地への抗議申し入れをやりました。金網越しに穴だらけになった標的や戦車が見えます。「サマワ宿営地模擬施設」からは自衛官が集会の様子をうかがっていました。

 
発言する西村代表(左) 「イラクの人たちを踏みにじる派兵を許さない」と抗議する丹治孝子さん

入会地無断使用のサマワ宿営地模擬施設建設阻止 5・30北富士総決起集会(2004年)
 
北富士演習場内で集会がもたれ、約150名が集まりました。目の前が「サマワ宿営地模擬施設」です。右の写真は、発言する北富士国有入会地守る会の新会長天野豊徳さん

 
北富士忍草母の会 大森ふじえさん     事務局長 天野美恵さん

 
北富士駐屯地までのデモを行い各団体から自衛隊撤退、入会地無断使用の演習をやめるよう申し入れを行いました。


駐屯地内では、戦車や装甲車が列をなして移動中。アラビア語と英語で「学校」と書かれた立て札まで!


これが「宿営地模擬施設」の様子です。

 6月3日の朝日新聞(山梨版) なんと自衛隊がアラブの民族衣装をつけて演習している様子が報道されています。やっぱりイラク民衆を敵視しての訓練だった。ここで自衛隊は3ヶ月に一度づつ訓練をやるといっています。自衛隊は撤退を! こんな演習はやめなさい! (拡大写真)

4・25 北富士「自衛隊サマワ宿営地模擬施設」建設許すな 富士を平和の山に(2004年)
  
山梨県の北富士演習場内で「自衛隊のサマワ宿営地模擬施設」の建設がおこなわれています(左)。地元民の了解も求めることも説明もなしです。16ヘクタールもの巨大な施設です。朝鮮戦争の時には、ここに朝鮮の村を模した施設が作られ、米軍がここで演習をして出兵しました。自衛隊がイラクの人たちを攻撃する訓練をするための施設であることはまちがいありません。 絶対に許してはならないと思います。

 忍野村(おしのむら)忍草(しぼくさ)は今が桜の季節。道路のあたりは13℃でしたが、演習場内はつめたい風がふきぬけています。忍草母の会の天野美恵さんの話では昨日は雪がちらついたということです。
 この日は日曜日で入会権(いりあいけん)にもとづいて演習場内にも入ることができます。この日もたくさんの人たちが演習場内に入って、山野草を採っていました。忍草母の会の天野美恵事務局長に中を案内してもらいました。

  
鉄骨や木材などの資材が積み上げられています。「見てくれよ、地面をこんなにほっくりかえして」と憤慨する天野美恵さん(中)。戦争の弾を撃ち込んで、米軍にも使わせて「世界遺産」なんかになれるはずないですよね。富士山だっていいかげん怒るぞ!

  
「じゃまだから車をどけろ」などと居丈高にでてきた自衛官に抗議。「おらっちは入会権者だ。てめぇらにここを貸した覚えはねぇ!」。資材がドカドカとおかれているところをよく見ると・・・野焼きの跡があります。ここは入会権が行使されているところだという証拠です。こんなところまで資材をおくなんてとんでもありません。

  
左の写真のピンクのところを拡大すると・・・。鉄鋼弾ドーム(戦車の砲撃練習標的)などが見えます。辺野古でみたレンジ10とつながります。

  
入会権行使(つくし)。  5月30日、この演習場内でこの暴挙に抗議して集会が開かれます。どうぞご参加お願いします。

11月28日 北富士現地集会、駐屯地への申し入れ(2003年)


●96才の天野重知さん「米軍の人殺し訓練とは言語道断」(左)  
●北富士忍草母の会 「入会権のあるこの土地を演習場に貸した覚えはない」(中)
●米軍演習阻止、イラク派兵阻止、抗議申し入れを読み上げる西村代表(右)

 ●駐屯地横をデモ行進  

入会地無断使用許すな 米軍実弾演習阻止 北富士総決起集会 

 本土五カ所の演習場に移転して実施されてきた沖縄米海兵隊の実弾演習が、今年は十一月二十八日から自衛隊北富士演習場で強行されるというので、北富士忍草母の会が緊急の抗議行動を呼びかけました。婦民全国協からは西村代表、関東の会員がかけつけました。

 沖縄米海兵隊は、イラクに現在派遣されている部隊と交代間近かだといいます。まさに今回の演習はイラクの軍事占領・虐殺のための訓練です。 忍草国有入会地を守る会の天野重知会長は前日の二十七日から、九十六歳になる体をはって演習場正門前にテントをはり気温零下になる中で抗議の座り込みを決行。「入会権は裁判で認知されている。入会地は忍草農民のもの。演習場に貸した覚えはない!まして米軍の人殺しの訓練とは言語道断!富士を平和の山に取り戻す!」すさまじい気迫は戦前帝国陸軍時代からの入会農民のたたかいをかけたものです。 

 母の会とかけつけた支援は自衛隊駐屯地前での集会後、演習場正門前までデモを行ない、自衛隊への申し入れに立ちました。「射撃中」の電光掲示板が鈍く光り、ドスーンと腹の底に響く実弾砲撃の音がイラクの戦場に直結することを実感させます。「演習場責任者は出てこい!」と全員でその場に座り込み「米軍の実弾演習をただちにやめさせよ! 」「自衛隊はイラクへの出兵を拒否しよう」と口々に訴え・呼びかけを行ないました。天野会長と母の会の命がけの行動と、抗議の仲間の訴えは必ず自衛官たちに届いたと確信します。