今治城
(愛媛県今治市)
うんちく
1604年、藤堂高虎が築城した、全国的にも珍しい海岸平城です。
海水を導いて作った堀は、以前は3重になっていたそうですが、
現在は本丸と二の丸のみ現存しています。
(ちなみに、堀を覗いてみたら、確かにボラとかチヌが泳いでおりました。)
現在の天守は1980年になって復元されたもので、定番ですが、内部は武具類を
はじめとする展示物が置かれており、最上部は展望台になっています。
この城の場合、周辺にそれほど高い建造物があるわけでなく、また、
海岸平城という立地条件から考えて、展望は良いと思われますが、残念ながら、
私がここにたどり着いたときは既に日没後で、中に入ることが出来なかった
ため、実際のところどうかは不明です。
この城の良いところは、天守に隣接する本丸の櫓がきちんと復元してある
ので、天守自体はそれほど大きくないのですが、城郭として見ると非常に
きれいだと思います。
ただ、その後調べてみたところ、この城に天守が存在したかどうかを示す資料は
現存しておらず、復元にあったっては他の城の図面を参考にしたということですから、
歴史的な考証については??? です。
撮影ポイント
この城の場合、周辺に高層建築物がないのと、内堀に沿って、城を一周できるので、
どの角度からでも撮影可能です。しかし、天守だけを撮っても貧相になってしまう
ので、出来れば入り組んだ櫓との組み合わせて城郭としての美しさを撮影したいと
ころです。で、見つけたのが今治駅寄りの場所(城の縄張りからみて搦め手?)で、
ここからなら、石垣や櫓を無理なく構図に納めることが出来ます。(地図上 ポイント①)
また、写真を見ていただければわかるように、この城もライトアップされるので、
夜景の撮影可能です。
ここのライティング用光源は幾分赤みが強いので、デジカメやビデオで撮影する
場合、ホワイトバランスの設定が一つのポイントだと思います。
(人工照明なら何でもそうですが・・・)
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