2002/5/25〜26

日光キャンプツーリング
「漢参人(+壱)、静寂ナル夜ヲ過ス。」
後編

暫く走り中禅寺湖を抜け日光市内に。
キャンプ場を手配してくれたくりさんだが地図を忘れてきたそうだ。
でも、くろうさぎさんがプリントしてきた。
エライ。
だが、市内に入ってみるとその地図もアバウトで迷子。
くりさん、電話で確認。
近くまで来ている様だ。
山の中を走っているといきなりおばあさん出現。
管理人さんです。
いなけりゃ通り過ぎてたな・・・。

今夜の宿泊地はココ。
「日光外山キャンプ場」

荷物を降ろして、おばあちゃんの家でお茶を頂く。
それにしてもよくしゃべる御人だ・・・。
テントを張り終え買出しへ。

買出しも終えたところでまずは乾杯!
一息ついてくりさんが調理を始める。
オイラも何かしなくてはイカン・・・と思い筍を剥きはじめる。
ナイフで真っ二つに切る。
久々に手にしたナイフの切れ味に満足したところで、
あとはくりさんにおまかせ・・・。

調理開始。
3人寄れば結構な道具が揃う。
キャンプツー初めてのオイラは感心するのみ。

とりあえず炭がおきたのでくろうさぎさんと肉等を焼きながら呑む。
その間にもくりさんがテキパキと肴を作ってくれる。
ウマイよー。

くりさん、カッコイイー!!
オイラは道具持ってきただけで食べるだけ。

日も落ち辺りが真っ暗になってもくりさんの調理は続く。
その間にも3人での会話がはずむ。
「なんでこの3人が今ココにいるんでしょうね?」
「住んでる所や仕事もバラバラなのにね。」
「共通点はバイク、酒、PC。」
「インターネットしてなきゃありえませんね。」
「してても出会えない人の方が多いし・・・。」
「インターネットって偉大だぁ。」

辺りはもう真っ暗。
炭火から焚き火へとかわる。

静寂が辺りを包み込む・・・。
猿が出没すると言うが、その気配さえない。
遠くに聞こえるタイヤの軋む音(ヤメロ)
微かに響く救急車のサイレン・・・。
いきなり森を騒がす強風。
満月。

・・・・。

・・・・・。

忘れたかの様に会話が途切れ、
思い出したかの様にまた語りだす。

至福の一時!!

実際、国道沿いに住んでいるオイラにはこの静けさが
堪らなく懐かしく思え、それだけでも酔えた。

思わず発射のくりさんと発射寸前のくろうさぎさん。
髪に火が点いても冷静なくろうさぎさん。
以上2点、合成等は施してません。

さて、時間はまだ少し早いですが酒も空いた事ですし
寝ますか。

翌朝、目覚めた時には皆さんもう御目覚め。
話によると夜中に狼の咆哮の如きものが聞こえたとか・・・。
オイラは全然気付きませんでしたよ!!
謎は謎のままに・・・。(爆)

朝食を終え、荷物の積み込み。
おばあちゃんに礼を言いキャンプ場を後にする。
一人で寂しそうですが元気でいて欲しいものです。

お別れ前に皆で温泉。
やっぱ裸の付き合いは大事です。(?)

さっぱりしたところで再開を誓い2台のバイクを見送る。
とても良い出会いでした。

昨日走った道をまた引き返す。
荷物は昨日の反省点を改良した積載をしたおかげでずり落ちてこない。
天気もいいし自然とペースが上がる。
途中、迎えに来てくれたヒマな仲間と合流し、
ゆっくり帰宅。

距離的には大した事なかったけど心地よい疲労感。
久々に
「これがツーリングだよ。」
と思えた週末。

 

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