NCS_Art Fair_No3
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3回 沼津商業高校 OB美術展 2007  5月8〜14日 HOME
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沼津市、静銀ビル8階・ギャラリー『四季』で開催。
いつものことながら、「泥棒を捕まえてから縄を編む」姿勢は変わらず、日に追われて額縁まで制作。
そのつくり方は、木工の楽しさ・面白さのページに。

2007 ヴァイオリンと油彩二点


P20とF20のキャンバスですから、我が工房でつくることにしました。

P20は変則サイズだし、多分、特注になります。インテリア用(面縁として)の在庫があったサンメントポール(面縁材)を使用。


角は、しっかり「留め(45度)」に切って、クランプで圧着。
クギは一切、使っていません。


出来上がった額縁には、白木の上に、
地味な色で在庫があったアンバー色の水性塗料を二度塗りし、
目止めをかねて下塗りとしました。



『馬子にも衣装』。
てづくり額でも、立派なギャラリーではよく見えるから不思議!です。


『希望』 F20号


『生命(いのち)』 P20号
この『生命(いのち)』の方は、三島市の楽寿園(市立公園)で見た実際の樹。

実景では、背景にフェンスとプレハブの倉庫がありましたが、
それを、あたかも富士山の三合目のような雰囲気に変えました。

根元から生えた小さな、小さな可憐な実生苗。
その小さな生命を、風雪からやさしく守るかのごとく、毅然として立っている古木。

その姿勢に自分の年齢を重ねてみて、感動しての作画でした。

こちらが大樹Aの〜実景。
大樹A

モチーフやテーマを発見し、どのように切り取り、どのように描くか。
それは、食材をどのように調理して、味付けをするか、
という調理人としての作者にゆだねられるわけです。

こちらは別の個体・大樹B。
大樹B

まさに、この楽寿園では、太古の富士から流れ出た溶岩の末端が、
このように至る所に露出しているのです。

いずれも、大地の息吹や植物群の命を、ボクは感じています。
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