バラ科(キジムシロ属)・多年草 分布:本州、四国、九州 ヘビイチゴより大型という意味で雄がついているが、
ヘビイチゴ属ではなくキジムシロ属に入る。 田のあぜなど、やや湿ったところに生える。 全体に伏毛があり、茎は地を這う。 葉は5小葉からなるが、茎の上部では3小葉、1小葉のものも混じる。 花は黄色で直径約8ミリと小さく、茎の上部に集散的につく。 花のあと、花床がふくらまない。花期5〜6月。 ----------------------- *キジムシロ属とヘビイチゴ属は花が黄色でよく似ているが、
キジムシロ属は花のあと花床がふくらまず、いわゆるイチゴ型の果実を 作らない点が異なる。花期なら副蕚片の形で見分けられる。 キジムシロ属の副蕚片は蕚片と同じ形で、ほぼ同じ大きさかやや小さいが、 ヘビイチゴ属の副蕚片は大きく、粗い切れ込みがある。 (参照:野に咲く花) |