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 フォトショップに、オマケとして付いている「3Dトランスフォーム」を利用して 
立体的な円柱を作る講座です。殆ど手探りの自己流ですから、 
他の講座よりチョットだけ手作業が多くなりますが、頑張ってみてください。
「3Dトランスフォーム」は
【かずみんNOTE「A−1 3Dトランスフォーム(ヘルプ)」】参照
「3Dトランスフォーム」で作成した応用作品は
こちらに掲載しています。
      「一列選択ツール」には使えません。(CSマニュアルから抜粋)
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| *説明用画像は縮小してあります。
 
 1、ファイルを用意する。今回は500×500Pixの写真を使いました。
 
 2、「フィルタ→描画→3Dトランスフォーム」を開き
 「円柱ツール」を指定します。
 
 3、中央が少し膨らんだところで、OKクリック。
 
 
 
 元画像 →
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| 4、円柱形の画像が飛び出してきました。 
 元画像と比較すると分ると思いますが、
 中央が広がってますね。
 これが円柱形の正しい姿です。
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| 5、3Dトランスフォームから飛び出た画像は 少々どちらかに傾いているはずですので、
 作業をやりやすくするために、なるべく垂直に
 します。
 「編集→変形→回転」
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| 6、「楕円選択ツール」を指定して、 上のツールバーの「アンチエイリアス※」に
 チェックを入れ、円柱の上部に
 選択範囲を作ります。
 
 なかなか一度では決まりません。
 その時は、「選択範囲の変形」を使います。
 
 ・「選択範囲→選択範囲の変形」
 「W:H」は拡大・縮小が出来るし、その隣の△の
 ところに数字を入力すれば「回転」します。
 数字入力しなくても、バウンディングボックスを
 動かして調整も出来ます。
 
 ポイントとして、画像の中で一番変形している
 部分に、選択範囲の下部が来るようにします。
 サンプル画像の場合ですと、花弁がカキンと
 曲がってる部分です。この部分がズレると
 出来上がりが不自然になります。
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| 7、選択範囲が上手く決まったら 
 ・「新規レイヤー作成」します。
 ・「編集→塗りつぶし」で
 好きな色で塗りつぶします。
 ・塗りつぶした後でも、調整は可能ですね。
 
 (このレイヤーは、口部分の選択範囲をすぐに
 呼び出す為のものなので、最後に削除します)
 
 
 
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| 8、円柱の口部にラインを入れます。 
 ・「新規レイヤー作成」します。
 ・描画色をラインの色に変更します。
 (好きな色でイイですが、写真の中の一色を
 選ぶと画像に落ち着きが出ます)
 ・「編集→境界線を描く」
 幅;2〜3Pix
 位置;中央
 
 分りやすいように、黄色で入れました。
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| 9、円柱全体の選択範囲を選択します。 
 ・「新規レイヤー」作成します。
 ・「Ctrl」を押しながら、花画像レイヤーをクリック。
 画像全体が選択されましたね。
 ・今作成した「新規レイヤー」をアクティブにして
 ・「編集→境界線を描く」
 幅;2〜3Pix
 位置;中央
 
 分りやすいように、緑色で入れましたが、
 (8)の描画色と同色が宜しいと思います。
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| 10、余分なラインを消します。 
 ・「消しゴムツール」を指定、
 ・「全体ライン(緑色のライン)レイヤー」を
 アクティブにして、
 底の部分だけ残して消してしまいます。
 
 消し過ぎもダメ、余分に残ってもダメ
 集中して消してください。
 「花画像レイヤー」の目玉をクリックして、
 「表示」、「非表示」を繰り返し、確認しながら
 消すと良いでしょう。
 口の部分もダブって境界線が描かれて
 いますので、忘れずに消してください。
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| 11、余分なラインが消し終わったら、 「黄ラインレイヤー」と、「緑ラインレイヤー」だけを
 結合します。
 
 12、ライン部分を少しだけ浮き上がらせたいので、
 レイヤー効果を使います。
 
 ・結合した「ラインレイヤー」をアクティブにして、
 ・「レイヤー→ドロップシャドー」を開く。
 ・ブレビューで確認しながら、「距離」と「サイズ」を
 出来るだけ小さい数字に移動してみます。
 ラインの太さや色でも感じが変わるので、
 お好みで調整してください。
 
 ココまで進んだのに、ラインの色が気に入らない!
 そんな時は「カラーバランス」で変更できます。
 ・「レイヤー→カラーバランス」
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| 13、最終処理。 
 ・「背景レイヤー」をアクティブにして、
 背景を塗りつぶします。
 ・「円柱画像レイヤー」をアクティブにして、
 「回転」させたり「移動」したりしながら、
 収まりの良い場所に収めます。
 ・必要があれば「円柱画像」に陰影を
 つけます。
 「レイヤー→ドロップシャドー」
 
 
 これで、
 全体に画像の見える円柱は完成です。
 
 上部に色を付けたい場合は
 (14)↓ を参考にしてください。
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| 14、(7)で塗りつぶした黒い部分を選択して 好きな色を塗りつぶしてください。
 フタが付いたようにも見え、
 中が空いてるようにも見えます。
 
 
 
 
 
                 【レイヤーの順序】
 口部と底部のラインレイヤー 5
 (口部に色を塗りつぶしたレイヤー) 4
 黒く塗りつぶしたレイヤー 3
 花画像(円柱画像)レイヤ 2
 背景レイヤー 1
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