【健康促進】  Keeping healthy

【 歯は健康の元 】

<< 三食後、歯を磨こう >>
Ver.1.1 2005/07/08
 「歯は健康の元」一般的に歯のよい人は健康で長生きします。

 「その理由」は言うまでもなく人間が生きるための「食」の原点であるからです。 口は食事をするときの入口で、食べ物は胃、腸、肛門を経て外へ出る。歯が悪ければよく食物を十分こなせないので胃に負担がかかり、胃が悪くなる。そして腸も悪くなる。消化が悪ければ胃液などの分泌が異常になり肛門に影響し痔となる。ということで、「入口悪ければ出口まで悪くなる」と言う理屈です。
 従って、歯が良ければ内臓全体の健康をも保てるのです。即ち、「歯は健康の元」ということになります。 現に歯の綺麗な人は健康で美しい。

【三食後、歯を磨こう】
1、歯磨きは歯の健康を守る
 歯の健康を守るのは「歯磨」きです。昔の統計で恐縮ですが(昭和56年厚生省統計)1日1回歯を磨く人47%、2回歯を磨く人37%、3回歯を磨く人は8%と急に減少します。 「三食後、歯を磨こう」 食事後出来れば30分以内に歯を磨くのがよいと言われています。それは「30分以内に口腔内の食べかすが腐敗を始める」からです。
 歯磨きの時間は短い人で1分、長くても3分弱が多いようですが、これでは歯垢が十分取れません。虫歯や歯周病のあまりない「若い人で5分」、「40歳代以降の人は7〜10分」かけて歯垢がよく取れるまで磨く必要があります。これを目安にしてください。

2、「80/20運動」
 「80/20運動」をご存知ですか? これは旧厚生省が提唱した歯の健康を促すための運動で「80歳までに20本の歯を残す」というものです。20本は健康を保持できる最低の本数だそうです。皆様、日本人の歯は思ったより悪いのですよ。
 以下の厚生統計をご覧ください。

  【厚生統計】 「年齢別、抜歯本数」
 年齢 40455055606570
 抜歯本数  2.7 4.2 7.010.715.517.721.2

 自分の「抜歯本数」を見て、歯の健康年齢を見てください。

3、歯のよさを過信しないこと
 生まれつき歯の質が良い人は「自分の歯のよさを過信」して歯磨きをしっかりやらない人が居ます。それでも虫歯は出来ないので益々過信します。しかしその結果。年齢40〜50歳になると急に虫歯でもないのに歯が抜け落ちることがあります。これが恐ろしい歯槽膿漏です。
 歯磨きを怠ると、虫歯にならずに歯が抜けてしまうのです。
 今からでも遅くありません。三食後、歯を磨きましょう。

4、歯周病のシグナル
 中年になると歯の他に歯肉の病気「歯周病」になります。このシグナル(信号)は、歯磨き後に歯茎から血がにじむことです。これは歯周病の始まりです。
 次の段階は口臭がすることです。口臭は胃が悪くてもなりますが、殆どは歯槽膿漏です。そうです「歯周病」が悪化して歯槽(歯を支える骨)が腐る病気です。この匂いはかなりの悪臭で「卵の腐ったような匂い」なのですぐわかります。化学的には硫化水素の匂いです。

5、歯周病は歯ブラシで治せます
 歯周病は食べかす歯垢等でなるのでこれを取り除くことです。それには歯磨きが最も効果があります。年齢を重ねるに従い歯肉が落ちて歯間の隙間が大きくなり益々食べかすや歯垢がたまりやすくなります。歯ブラシで取れないところは「歯間ブラシ」「デンタル・クロス」等を使って取り除きましょう。出来ればその後「デンタル・リンス」で口腔内を消毒してください。
 歯ブラシマッサージで歯周病は治るのです。

以上  Snowman  .


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