ロマンチック街道の旅と三女のホームステイ先を訪ねる旅
The Romantic Road trip and The Visiting Hove, England

Ver.1.1 2011/09/16
 このレポートは当時の記憶と写真を元に回想して作成しました。

 【第2回】 ドイツ・ロマンチック街道の旅

1、日   程
       1995年 10月18日〜27日

2、訪問地
       ドイツ・ロマンチック街道

3、旅行企画の経緯
 私は以前からドイツに行ってみたいと思いドイツ旅行の本を買っていた。丁度このタイミングにチャンスが現れ行き 先がきまった。
 ドイツと言えば「ロマンティック街道」というイメージがあり、迷うことなくこのコースを選んだ。安いパック旅行 でドイツがパックでイギリスは自由旅行というものを長女が探してくれた。

4、旅行のハイライト
ポイント内   容
1ドイツ・ロマンチック街道古いドイツのオンパレード
ローテンブルク城壁で囲まれた町
ノイ・シュバン・シュタイン城世界一美しいと言われるお城
ハイデルブルク丘の上の城と眼下の町並み

5、同行者
    妻、次女

6、旅行内容
(1)ドイツ・ロマンチック街道(Romantishe Strasse) 
 名前の通りこのロマンチィックな街道はどのようなものか関心があった。今回はバスによるパック旅行なので気が楽だ。 ガイドさんは日本の女性で60人乗りの大型バスに観光客は日本人7人という小さな団体でしかも同じバスで4日間一緒 と言うので、将に、ラッキー。しかも、男は私1人だけで残り6人は女性、2人の友達が2組それに妻と次女なので、 運転手さんから「ハーレムですね」と冗談を言われた。
 運転手も同じ人が我々とほぼ1週間行動を共にしてくれると言うのでガイドさんを含めて家族のような雰囲気で楽しめ た。バスではビールも販売しており、トイレ付きなので安心だ。私は最前列の運転手の後ろの席に座った。眺めが良い だけでなく運転手にビールをオーダーし易いからだ。そして早速ビールをオーダーしてそれを飲みながらの旅が始まった。
 運転手の背後には大きな文字でなにやら書いてある。ガイドさん曰く「私はバイエルンの人で標準語のドイツ語は話せ ません」と書いてあるとの事。ドイツも日本以上に方言があるのだと思った。

(2)ローテンブルク
 ロマンティック街道を下っていくと 城壁で囲まれた町「ローテンブルク」が見えてくる、この街には数カ所の門が ありバスはその門をくぐって町に入る。そこは中世の町そのものなのだ。城壁の中は一つの町なので住宅、お店、教会 など色々ある。
 この町にはクリスマスグッズを1年中売っている店がありよく知られているらしいが、私は実際に見る のは初めてで 驚いた。国内の人や世界中の観光客が季節に関係なく買っていく。日本では考えられないことだ。
 夕食は旅行社指定のレストランに行ったが日本からの色々な団体が来ていて大声で騒いでいるのには閉口した。日本人 観光客は何処に行ってもマナーが悪いので、自分はその仲間から外れたいと思った。
 夕食後、夜の街を散策に行った。ドイツの町には良くある時間を知らせる「からくり時計」があると言うので見に 行ったが、夢があって中々良いものだ。
 翌日の自由行動で城壁の上を散策した。上から見ると町の様子が良く分かる。各家の洗濯物は町の中では見えないが 各家の裏庭に干してあるのが良く見えた。なるほど、ヨーロッパの人はこのようにして街の美観を保っているのだと 理解できた。

ノイ・シュバン・シュタイン城
(3)ノイ・シュバン・シュタイン城
 翌日、バスは暫く丘と川の見えるルートを走る。途中いくつもの城が川の対岸 に見えてくるが小さなものが多く城 というより、城砦というものだろう。また、丘のようなところを走ると村の家々がありその窓に吊られた花がとても 綺麗だ。 まるで絵画かおとぎの国に来たようだ。このような美的感覚はヨーロッパ 独特のものと言えよう。
 段々平坦なところにきて大きな町に近づいた。その先に小高い山がありそこに綺麗な城の一部が見えてきた。 これが かの有名な「ノイ・シュバン・シュタイン城」で翻訳すると「新白鳥城」であり、その名の通り美しい。
 ディズニーランドのお城はこれをモデルに作られたと言われている。
 バスを降りてこの山を徒歩で登り城の入口に到着した。中が込み合っていて入場制限をしており長蛇の列が出来ていた。 しかも何重にも曲がりくねっている。これでは30分以上待たされるに違いないと思っていると、20人程の外国人旅行社の 団体が来て列に割り込んだ。国内のドイツ人はまじめに並んでいるのでその旅行社の女性ガイドに文句を言った。相手は 謝るのではなく何やら反論している。しかもスペイン語でまくし立てる。大揉めした結果スット割り込んで入ってしまっ た。皆唖然としていた。スペイン人はせこいとは知っていたが余りのマナーの悪さに驚いた。
 やれやれ、やっと入場できた。中は未完成との事で思ったより綺麗でなくがっかりした。ガイドさんの説明によると この城の完成前にルードビッヒ二世がなくなり、内装は未完のままだというのだ。外観が世界一美しいと言われるお城 は内部はそれほどでなく、歴史とはそういうものかと変な納得をした。
 お城を見学後、途中の道で写真を撮るのに熱中して気づいたらツアー仲間もガイドさんもいなくなっていた。私は あせった。この後のルートを知らないのでどちらに行けばよいのか分からず迷子になってしまった。結果は途中の レストランに入ったとの事。ガイドさんに「声を掛けて欲しかった」といったら「行き先を申し上げました」と丁寧な 強い口調 で言われた。確かに色々な客を誘導するのに女性一人異国の地で頑張っているのだから「強くて当たり前」 だと納得した。 家内に「曲がり角で待っていて欲しかった」と言ったら「後に着いていると思った」で終わり、当然ながら「私自身の 責任である」との結論に至った。その通りで「反論の余地」はなかった。でも、「逆の立場なら私は待っていた」と 一人思った。我々のバイクツーリングでは分岐点などでは後続車が分かるまでそこで待つのが習慣になっているからだ。 しかし、とんだ失態をしたものだ。

(4)ハイデッルブルク
 ハイデッルブルクは小高い丘の上にある城のある町、この城から町全体を見下ろせ、町の中心を川が流れている。 何とも落ち着いた街並だ。後ほど、散策することにして、先ずはこの城の中の見学となった。一番印象に残っているのは 大きなワイン樽だ。このワイン樽の上に橋がかけられ上から見る事が出来る。
 当時の王はワインが好きで城の中にこのような大きな貯蔵庫を持っていてという。何処の王(為政者)も贅沢をした ものだが、ま、可愛いほうであろう。
 お城見学の後、丘を下り、町に続く橋の袂に来た。実はこの旅行の最終地点でここで解散となった。
最後に、ご一緒したツアー仲間で記念写真を撮ったが、帰国後焼いてみたら少しぼけていてがっかりした。

 「【第3回】家族がロンドンで集結 (家族5人が異なる住所、 ロンドンで全員が揃った)ご報告します。
以上  
MT=4

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