今回は「人気者、いや人気ネコは幸せ者、いや幸せ猫」という、うちの近くの公園に居た野良猫についてお話します。
うちの周辺には野良猫がいて、猫好きの方は可愛がりますが、猫嫌いの方は追い払ったりします。しかし、猫もよく観察していると可愛いばかりでなくその生態や性分までも分かるので面白いのです。
<子猫のこと>
うちの近くの公園に飼い猫の子供が捨てられて公園内で生活しています。その子猫が人なつこくてネコ好きな人なら誰でも近づきスリスリします。そのような可愛いネコなので、すぐ前にあるスーパーマーケットにきた客も可愛がってくれます。餌をくれたり、水を飲ませます。
このネコは綺麗好きで、公園の水道近くにたまった水は飲まずに、猫愛好家の好意で蛇口を開けるとその水を直接飲むのです。人が来ると催促して水道の蛇口まで人を連れて行きます。
<猫の貰い手>
このように可愛いので大勢の人が可愛がってくれます。その内に、ネコを欲しいという人がいて、この子猫を可愛がっている女性がこの猫を紹介しました。すぐに気に入ってくれてしかも沖縄に住む人に差し上げたいとのことでした。引き取っていただくことはすぐに成立しましたがその前に次のような事情がありました。
猫好きの人は餌をくれたり、冬は寒かろうとダンボールの小屋を提供したりしたのですが、猫嫌いの住民が、役所に通知して処分を依頼したのです。このままでは、この子猫の命が危ないので救出の策を模索していました。そこに、この「引き取りの話」が出ましたので「渡りに舟」となったのでした。
<猫の救世主>
猫好きのある女性(Aさん)は自らも3匹の猫を飼っていてこれ以上は無理とのことで、貰い手(Bさん)に子猫の幸せを託しました。
野良猫を飼うには、病気の検査や予防注射も必要で、その他、雌猫ゆえ避妊手術も必要でした、近くの動物病院で避妊手術をしたのです。猫を沖縄に送るのに5万円掛かるのだそうでその費用と前述の費用を合わせて10万円をAさんが負担しました。
このお話を聞くと、Aさんは「本当の猫好き」なのだなぁ〜と思います。
<沖縄の住民になった猫>
という訳で、その後の風の便りに「子猫は無事沖縄の住民?になった」と聞いてほっとしました。
それにしても「Aさんの猫好き」には感心しました。
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