【四方山話】  Talking about all sorts of things

【横田基地・友好祭 2007】
The 2007 Japanese-American Friendship festival
<日米軍用機の一般公開と日米友好の祭2007>
Ver.1.1 2007/11/05
    A-10 サンダーボルト と私
 2007年8月26日曇 東京「横田基地・友好祭」に行った。
 JR青梅線牛浜から一般公開の入口・第五ゲートまで徒歩で10分ほどで行ける。

(1)手荷物検査
 昨年は手荷物検査に時間がかかったが、今年は少し工夫されていて、まずは金属探知機ゲートで検査した後、かばん類を持つ人だけの手荷物の中身検査をする。そのためか昨年に比べて大変スムーズであった。


(2)やはり戦闘機
 広い誘導路には沢山の飛行機が展示されているが、やはり戦闘機は見栄えがよい。
 写真のF16 ファンティングファルコン3機が並んでいて右は単座で左は複座である。(左奥に3機目)。次はEA-6B プラウラー 電子戦機で先端に角のようなアンテナが印象的だ。右は航空自衛隊 F4-EJ ファントムで今回のデモ機であり離陸の迫力を見せてくれた。
F16 ファンティングファルコン EA-6B プラウラー 電子戦機 航空自衛隊 F4-EJ ファントム

(3)最新輸送機 C17
C17 三面図 出典: フリー百科事典:ウィキペディア(Wikipedia)
 輸送機は大きくて貫禄がある。歴代、米空軍の輸送機といえばC130ハーキュリーズ、C5ギャラクシー、そして今の主力輸送機であるC17 グローブマスターIII(ボーイング:旧マクドネル・ダグラス 製)だ。
 写真のように大きくて存在感がある。戦車などを搭載するために出来る限り床を低くしてありそれを支える車輪は当然ながら最高の工夫がされている。この車輪の格納されているカバーの中に入ると車輪の大きさとそれを支える仕組みが圧倒する。ふと、タイヤを見ると航空用タイヤNo.1のMICHERINであり、しっかりと明記されていた。しかも、機種名C17まで書いてあった。
最新輸送機 C17 不恰好な車輪カバー 6輪を支える凄い車輪支柱 MICHERIN C17 と明記

(4)輸送機内の見学
  コックピット内の私
 C17の内部も見学したが、KC-135の内部も見られるというので取り敢えず列に並んだ。約30分の待ちだろうとの読みからである。予想通り30分で機体に入れた。しかし入って見ると機内で最後尾まで折り曲がった列が出来ていた。なんと、コックピットの操縦席に着くまで1時間掛かった。列に並んでから1時間半である。
 でもパイロットが親切に一人ひとりに説明して、しかも写真まで撮ってくれた。
 アメリカ人は軍でも楽しみながら仕事をしている一面を見た。JETエンジンカバーに日本の武将の顔が書いてあり、その周囲上部に 18TH WING 下部に HOME OF THE SHOGUNS と書いてあった。
長蛇の見学者列 エンジンカバーに将軍の顔 内部でも待ち行列 パイロットが説明

(4)FA18 ホーネット
 FA18は艦載機として開発された戦闘攻撃機で形状はF15に似て2枚の尾翼がV字状に広がっているのが特徴だ。(尾部(左)にMARINESの文字が見られる。海軍機だ) しかし、形状や大きさはF16に似ている。湾岸戦争やイラク戦争のときに航空母艦から発進するFA18がTVで放映された。多分、航空母艦の船倉に格納しやすいようになっていて主翼は折り畳めるはずだ。
FA18 ホーネット後部 FA18 ホーネット(左にMARINES) 米兵と記念撮影

F15 イーグル F16 ファンティングファルコン FA18 ホーネット
【註】 上記3枚の写真は2006/08/20撮影。

(5)パラシュート降下デモンストレーション
 毎年、定番のC130からのパラシュート降下。横田基地のデモでは中心的なものでみな楽しみにしている。次々に降下する様は大空に茸が生えるような感じである。
C130からパラシュート降下 C130からパラシュートの列2つ パラシュートのアップ

航空ショー茸一列空に舞う 雪雫

 時々、デモが続く。ホーバリングした米軍のUH-60 多用途ヘリからロープが下ろされ兵士がロープを伝わって地上に降りてきた。これも定番のデモンストレーションだ。

(6)目を留めて見る
 今回、エンジンではC17の新型エンジンに目が留まった。今まで見た事のない形状だ。細いパイプのような排気管はどういう原理なのか分からない。
 テントの中では武器類に触って見られるサービスをしていた。夫々に機関銃などに触れその重さを体感していた。小さな子供が軍用のヘルメットをかぶりバズーカ砲を担いでいる様は滑稽だった。
C17のエンジン 機関銃に触れてみる 子供がバズーカ砲を担ぐ

(9)航空自衛隊機と米軍機の帰還
 先程展示してあった航空自衛隊と米軍の飛行機は2日間の展示を終えて、順次各自の基地に向かって帰還していく。アナウンスは最初英語で次に日本語でその都度機種名、パイロット名、帰還先基地名を紹介し順次飛び立つので見学者は一機ずつ見送る。T-4 は小松へ、C-1 は入間へ、EA-6B は厚木へ、U125-A は百里へ、P3C は岩国へ、ヘリは立川へ向けて帰って行った。 感謝の気持で各機の無事の帰還を祈った。
 P3C は岩国へ向けて帰還

【使用 カメ ラ】 CANON Kiss Digital 6.3 MPixels
【交換 レンズ】 SIGMA ASPHERICAL IF 28〜200mm(35mm判換算45〜320mm)

MT=8

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