Man's Hand Have Turnd Into Foks.
Don't Trust Him. |
「ジョン・ルーリー展」を見てきました。 1.名 称 ジョン・ルーリー展 2.会 場 ワタリウム美術館 3.見学日 3月18日(木) 15:00〜16:00 4、会 期 2010年1月30日(土)〜5月16日(日) 5.館長解説 『お前、俺のこと元気だと思ってるだろう? ジョン・ルーリーといえば、1984年のジム・ジャームッシュ監督の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』で俳優として圧倒的な存在感を示し、私の周りでは『誰だ、こいつは?』という噂が一気に広まった。その直後に、本人が呼ぶところのフェイク・ジャズ・バンド「ラウンジ・リザーズ」も来日し、一部の熱狂的なファンを得るにはさほど時間がかからなかった。そういえば当時青山で行われたライブのあと、取り巻きたちを引き連れたルーリーが深夜の暗闇に消えていったのを思い出した。 私にとって彼の絵は、その音楽や俳優といった表現を遥かに凌ぐ衝撃だった。難病を患ったあとの彼は、音楽も俳優活動も中止し、一人で好きな時に出来る絵を描くことが唯一残された表現方法になった。発表はしなかったが、80年代から、ジャン・ミッシェル・バスキアなどと一緒に描いていたというだけあって、その構図や技法は信頼できるものだ。 そんな彼の絵を見ていると、何故かつらいことや不条理なことが多い世の中だけど、きっといつの日にか、お金や名声、政治や経済、環境問題といった視点ではない不思議な風景や事柄に出会えると信じてみたくなる。 和多利浩一 (ワタリウム美術館) MT=2
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