薩摩焼 桃山時代から現代へ歴代沈壽官展
CHIN 4 siecles de ceramique

遅延掲載 Ver. 1.1 2011/07/29
錦手四君子図蓋透彫角型香炉
「薩摩焼 桃山時代から現代へ 歴代沈壽官展」 を見てきました。

1.名 称  薩摩焼 桃山時代から現代へ歴代沈壽官展
2.会 場  日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
3.見学日  2011年1月27日(木) 16:35〜17:20
4、会 期  2011年1月19日(水)〜31日(月)

5.感 想
 薩摩焼とは聞いたことがあってもどのような特徴の焼き物かは知らなかった。まして「16世紀末の豊臣秀吉による 文禄・慶長の役の際に朝鮮半島から連れて来られた陶工達によって始められた」とは驚きでした。
 更に作品群を見て驚きました。色彩はもとより形、細工の施しは繊細で信じられない忍耐力の凝縮のように思えました。

6、概 要
 これは、昨年秋パリ・三越エトワールで開催され好評を博した展覧会の帰国記念として開かれたもので、日本橋三越で、 「歴代沈壽官展」として開催され、この後福岡・名古屋と続く。
 沈壽官は、桃山時代から現代まで15代に亘って薩摩焼を焼き続けてきた陶芸家。今回は17世紀初頭の初代の作品(右「白薩摩茶碗 伝火計手」)から、15代の新作10点を含む100点が並べ られている。
 薩摩焼を国際的に知らしめたのが、幕末から明治にかけて活躍した12代沈壽官(1835〜1906)。ウイーンやシカゴ、 パリなどの万国博覧会に大作を出品して高い評価を得ている。
 「金襴手花卉文花瓶一対」は、シカゴ万国博覧会に出品された作品で、現在は東京国立博物階が所蔵している。
 また12代は、薩摩焼を象徴する技法のひとつ「透彫」を生み出した人で、晩年に受賞した緑綬褒章の記には「透彫、 浮彫の妙技を発明し大いに薩摩陶芸の名声を中外に発揚した」と書かれている。
展覧会ホームページから転載

MT=1  

表紙に戻る