【話のいきさつ】
2008年5月にワシントンを訪れ、現地の法律家と共に昼食をする機会がありました。その時にたまたま英語と米語の違が話題となり、以前から疑問に思っていた「ワシントン」とはアメリカ特に現地ではなんと呼ぶのだろうと思っていたのでこれを質問した。
【一般と現地での違いもある】
20年ほど前に米国シカゴを視察した時に現地の人は「シカゴ」とも「チカゴ」とも呼ぶので、質問したら「どちらでも良い」と言われたことがある。確かにシカゴは[Chicago]と綴るので「チカゴ」とも読める。
そのことから、今回質問する気になったのだった。
日本でも北海道の洞爺を一般的には「トウヤ」が正しいが、以外にも現地では「ドウヤ」と呼ぶので驚いた。札幌の近くの月寒も「ツキサップ」が正しいが、現地では「ツキサム」と呼ぶのだ。所謂、現地では「文字通りに読む」のが一般的なのだった。
【ところでワシントンは?】
これも率直に「Washington」は「ウォッシンgトンですか?」と聞いたら、その法律家は手で洗濯をするマネをして「ワッシンgでしょう?」と答えられた。
即、私は理解して「そうかアメリカでは「洗う」はワッシンgだったのですね」と納得した。ワシントン(Washington)を分解すると「Washing」(洗う)と「ton」(町)になり日本語に翻訳すると「洗町」と言う意味なのです。(この件、以前から認識している)
従って、アメリカは勿論現地でも「ワッシンgトン」と呼ぶのです。
【註】「〜ton」 は「town」が訛ったのと思われます。
【ご参考】 クリックしてリンク ⇒ 【世界の有名人も翻訳すると只の人】
何故ウォッシンgトンと思ったかと言うと、日本でも「洗う」事を英語で「ウォッシング」と言うので、「洗町」即ち「ウォッシング(洗)トン(町)」と思ったのです。
やはり「Wa」はアメリカでは「「ワ」と呼ぶことが当然ながら確認された。「Warning」(警告)も英語では「ウォーニング」といい、米語では「ワーニング」と言いますね。
【ところが、イギリス英語では?】
自分としては何となくしっくりしなかったが、最近の世界情勢ではグルジアへのロシア軍の侵攻があり、CNN(米国ニュース)やBBC(英国ニュース)放送を見ていると「ワシントン(米政府)の考え」が良く放映される。
CNNでは「ワッシンgトン」と言うが、BBCでは「ウォッシンgトン」と呼んでいる。
なんと言うことはない。殆ど「Wa」を英語ではウォ」と呼び米語では「ワ」と呼ぶので当然であった。
ご存知の方からすれば「ばかばかしい話」で失礼しました。
【註】「ワッシンgトン」の表記は「グ=gu 」ではなく、鼻に抜ける「g」なのでこのように表記しました。
【余談】
また、寄り道をお許しください。BBC、CNNを見ていると「グルジア」(Gruziya)を「ジョージア」と呼びます。そうです Georgia と言っているのです。アメリカのジョージア州と同じです。と言うことは「ジョージア州とはグルジア移民の州なのかな?」と思ってしまいました。(真偽は分かりません)