1、先輩の3人が初段審査
2年先輩の3人が初段審査を受けられた。61歳の男性、中年の男性、それに若い女性の3人である。3人ともこの審査に向けて厳しい稽古を続けてこられた。今回はその成果発表会でもある。
2、200種類の技
松風塾の師範は厳しさをモットーとしており、機敏な技、柔らかい受けを求められる。
基本技には、第一教、第二教、第三教、第四教、入り身投げ、四方投げ、回転投げ、天地投げ、腰投げなどがあり、それに対して、攻撃に、正面打ち、横面打ち、上段突き、中断突き、蹴り、等があり、その組み合わせだけでも50種類にもなる。
その他、座位(正座同士で技をかける)、座位立ち(正座した人に立って攻撃)、立位(互いに立った状態で対峙)があるので、3倍の150種類の業が出来る。その他、捌き方にも「内捌き」「外捌き」がある。
又、武器(短刀、木刀、杖)を使う技もある。その他、2人掛け(2人で1人を攻める)、3人掛け(3人で1人を攻める)があり、それらを総合すると200種類もの技を行わなければならない。
3、1時間50分
上記の技を3人同時に審査したり、一人ずつ審査するので時間は1時間50分にも及んだ。勿論、無休憩で行うので審査を受ける人は大変である。
私が数年後にこの審査を受けるとして、こんなに大変なことが出来るのだろうかと、自信が湧かない。
4、2段の審査は技の高さを観る
学生で現在初段の方が2段へ昇段の審査を受けられた。
既に初段の人は上記の技全てが出来るのが当たり前なので、2段では指定技の綺麗な捌きが採点のポイントになるのだそうで、時間も30分程で終わった。
5、感想
今回の審査の状況を見て、自分に与えられた今後の使命を強く感じさせられた。
自分の体力と相談しながら、無理をせず、焦らず、自分のペースで最大限の努力をすることを自分自身に約束した。
改めて、今後共真剣に取り組む事とした。