審査日までの稽古で師範から一教の基本技が出来てないことを指摘され気分が鬱になる。自宅では技が再現できないものがあり、本を読んだりイラストを見たりするが良く理解できない。自分の頭の中のイメージが正しいか否かを確認できないので先輩からコピーさせていただいた過去の演武会のビデオを見て研究する。かなり分かったものの最後まで不安が残る。
審査当日、始まる寸前に先輩に技を確認するというありさまで自分へのプレッシャーが最高潮になった。
師範が何も言わずに先輩黒帯の方を相手に基本技をやって見せて下さった。最後に「これが3級の技です」と言われた。私の不安はかなり払拭できた。
【3級】
3級とは合気道の基本技全てを整理し、実行できることが求められる。
一教(正面打、肩取、横面打) 二教〜四教(正面打、肩取(座・立)) 四方投げ(横面打、後ろ両手取) 入り身投げ、小手返し、回転投げ、を(片手取、突き、横面打) 両手取り天地投げ 肘決め投げ(片手取、横面打、突き) 指定投(片手取、羽払い) 自由投(片手取、正面打) をこなさなければならない。